「レクイエム・フォー・ドリーム」の版間の差分

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そんなある日、サラは視聴者参加番組からの当選電話を受ける。思い出のこもったドレスで出演しようと夢見るが、テレビ漬けで太った身体では着ることができない。節食を試みるもうまくいかず、友人に紹介された開業医にダイエット・ピルを処方してもらう。
 
一方、ハリーとタイロンはヘロインの密売を始める。順調に売り捌き、ハリーはデザイナー志望のマリオンとブティックを経営する夢を、タイロンは貧困から這い上がりゲットーを脱して一人前の家庭を築く夢を抱く。
 
しかし薬物に依存した各々の夢は、徐々に崩壊していく。
 
ハリーは、サラの落ち着かない様子や歯ぎしりから、ダイエット・ピルが[[アンフェタミン|覚醒剤]](快楽物質が満腹感を代替する)であることに気づきやめさせようとする。案の定サラは用量を制御できなくなり、[[精神刺激薬精神病|廃人]]と化して精神病院に強制入院させられる。
 
ハリーたちのヘロイン密売は、イタリアン・マフィアの台頭により仕入れが困難となる。あげく抗争に巻き込まれてタイロンが逮捕され、その保釈金に充て儲けを失ってしまう。新たな市場を求めて[[フロリダ]]へ向かう道中、ハリーの左腕はヘロイン乱射による細菌感染で壊死に苦とうとう左腕切断を余儀なくされる。病院に付き添ったタイロンも通報され投獄。ハリーたちのヘロインと資金の当てとを失ったマリオンは、売春を繰り返し、やがて地下クラブで陵辱プレイの見世物となる。
 
==キャスト==