「ヨシヤ」の版間の差分

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==メギドでの敗北と破滅==
ユダヤ教聖典の記述他によると、[[古代エジプト|エジプト]]の[[ファラオ]]・[[ネコ2世]]は、崩壊していたアッシリア王国の残存勢力を支援し、新興国バビロニアを撃破するため、メソポタミアに遠征した。しかしその途中では、必然的にパレスチナに位置するユダ王国の領土を通過する必要があり、実際に領土内に侵入した後、ユダ王であるヨシアに、エジプト軍のユダ領土内での無事な通行を保障するよう要請した。ユダヤ教聖典の記述を信用するのであれば、ネコはこの時使者を送って、少なくとも外形に表れた文言としては、エジプトは(少なくともこの時点では)ユダ王国を攻める為に軍を起こしたのではなく、ユダ王国に敵意はないので中立を保ってほしいと説明したが、ヨシアは一方的に領土内に侵入したエジプトの行為自体を侵略として問題視し、ネコの要請を無視して[[メギド]]で戦いを挑み、圧倒的な兵力差の前に完敗し、戦死した([[メギドの戦い (紀元前609年)|メギドの戦い]])
この時『列王記(下)』第23章と『歴代誌(下)』第35章ではヨシアはネコ2世をわざわざ妨害しようと出て行って<ref>特に歴代誌の方ではネコはこの時使者を送って、少なくとも外形に表れた文言としては、エジプトは(少なくともこの時点では)ユダ王国を攻める為に軍を起こしたのではなく、ユダ王国に敵意はないと断っていたとしている</ref>[[メギド]]でエジプト軍の矢を受けて死亡した([[メギドの戦い (紀元前609年)|メギドの戦い]])。
 
後のユダヤ人もヨシヤがなぜこのような事をしたのかよく分からなかったらしく、フラウィウス・ヨセフスは『[[ユダヤ古代誌]]』第X巻5章1節で「(ヨシヤの行動理由は)運命の女神<ref>原文は[[テュケー]]、信仰対象的なものというより運命の擬人化。</ref>が彼を滅ぼす口実にしたと思われる」と説明になってない説明をしている<ref>フラウィウス・ヨセフス 著、秦剛平 訳『ユダヤ古代誌3 旧約時代編[VIII][XI][XI][XI]』株式会社筑摩書房、1999年、ISBN 4-480-08533-5、P250。</ref>。
メギドでのヨシアの死後、ヨシアの子[[ヨアハズ (ユダ王)|ヨアハズ]]が即位したが、ネコ2世によって廃位されている。ヨシアの敗北により、ユダ王国の完全独立は再び失われ、エジプトの従属国となった。
 
メギドでのヨシアの死後、一度はヨシアの子[[ヨアハズ (ユダ王)|ヨアハズ]]が即位したが、戦の帰り道に立ち寄ったネコ2世によってはヨアハズを廃位されヨアハズの兄弟エホヤキムを新し王にした。ヨシアの敗北により、ユダ王国の完全独立は再び失われ、エジプトに金銀を納めさせられる従属国となった<ref>『列王記(下)』第23章と『歴代誌(下)』第36章</ref>
 
==脚注==