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この山羊は角の片方が折れており、アマルテイアはその角に花と果物を満たしてゼウスに捧げたとされる。ゼウスはそれを山羊と一緒に星々の間に置き、山羊は最初の[[ユニコーン]]になったとされる{{要出典|date=2013年4月}}。
 
別の話によると、ゼウスは自分自身で山羊の角を折り、それをアマルテイアに渡して彼女が望んだものがなんでも手に入るよう約束したとされる。[[コルヌー・コピア]](cornucopia; 豊饒の角)である。アマルテイアはそれを、[[アケローオス]]が[[デーイアネイラ]]をめぐる[[ヘーラクレース]]との戦いで折れた彼の角と交換に彼に渡したとされる。また[[ディオニューソス]]はこの角から湧き出る食べ物で育てられた。古代の神話によると、角の所有者は多岐にわたる。一般には巨万の富の象徴とされ、また様々な神性や、[[ナイル川]]など土地を豊かにする河の象徴ともなる。
 
また、一説によればこの山羊は[[ヘーリオス]]の子孫で、ゼウスはその皮から[[アイギス]]を作ったという。さらにこの山羊(アマルテイア)は後に[[やぎ座|山羊座]]になったとされる。