「ヴラド・ペルルミュテール」の版間の差分

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ペルルミュテールがラヴェル弾きとして果たした役割は非常に大きい。それはやはり、作曲者ラヴェル本人から曲についての様々な作曲者の意図や曲についての解釈の仕方を完全に体得している事が一番の理由である<ref name="ex1" />。彼自身もラヴェルから教えてもらった、作品に込められた意図や表現について、インタビューに答えて普及に努め(オーケストラ編曲されていない『[[夜のガスパール]]』で、ラヴェルはオーケストラの楽器の響きを想定していたことなども語られている)、自ら著作『ラヴェルによるラヴェル』を刊行している。
 
ラヴェルが[[1937年]]に死去した後、日本では[[著作権]]の関係で50年及び[[戦時加算 (著作権法)|戦時加算]]の10年で合計60年間、つまり[[1937年]]から約60年後の[[1997年]]頃までラヴェル作品の楽譜は非常に高価であった(一例として1991年当時の日本円価格で輸入版の『[[水の戯れ]]』1曲の楽譜が2,800円)。著作権が消滅したとき、楽譜の編集者達は曲についての細かい確認作業をする際、ペルルミュテールの演奏を参考にした<ref name="ex1">一例に「臨時記号や連符の表示、スラー等、明らかに原譜の誤記や書き落としと思われる個所については、ラヴェル自身からその作曲意図を全作品について伝授された唯一のピアニストであるペルルミューテル教授の全集レコードを聴き、確認した上で加筆訂正してあります」。和田則彦(監修). 1998. ドレミ・クラヴィア・アルバム ラヴェルピアノ全集(全3巻). はじめに. ドレミ楽譜出版社.</ref>。[[音楽之友社]]から出版されているラヴェルのピアノ曲集は、ペルルミュテール自身が校訂したものを採用している<ref>ペルルミュテール(校訂・監修), 岡崎順子(注釈・訳). 2000. ラヴェル ピアノ曲集. 音楽之友社. ※2012年現在、VI巻まで刊行。</ref>。それほど、彼の演奏・解釈自体が作曲者の意図を忠実に表現しているという信用度が非常に高いのである。
 
== 脚注 ==