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{{出典の明記|date=2015年3月14日 (土) 02:13 (UTC)}}
[[ファイル:Qarmaq 1 1997-08-02.jpg|thumb|250px|[[クジラ]]の骨でできた半地下の冬場の住居でイグルーの形態の一つ<br
'''イグルー'''([[イヌクティトゥット語]]:[[wikt:en:iglu|iglu]]、[[英語]]:[[wikt:en:igloo|igloo]])は、[[カナダ]]北端の[[マッケンジー川|マッケンジー]]河口付近から[[ラブラドル半島]]にかけての地域で使用される、[[狩猟]]の旅先で圧雪ブロックを使って作る一時的なシェルターのこと。
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古来から[[イヌイット]]は革製の[[テント]]に住み、魚や獣を求めての移動の多い生活を送っていた。一年の内のほとんどを雪と氷に閉ざされたツンドラ地帯で生活するイヌイット達の、暮らしの知恵から生み出された住居形態が、イグルーである。雪や氷はふんだんにあるため、どこでも作ることができ、移動しながらの生活が容易に可能となる。
かつては「[[エスキモー]]の家」として知られたイグルーだが、20世紀末以降イヌイットの遊動性は失われつつある。現在でもイグルーは一部のイヌイットが冬に[[アザラシ]]猟をする際に築かれるが、定住生活を行っている大部分のイヌイットは雪の家を作ることは無い{{sfn|布野修司|
また、積雪期における[[登山]]の際には、傾斜の少ない堅雪地でテントの代わりにも使用される。[[風]]に強いのがイグルーの優れた特徴ではあるが、反面、[[湿度]]が高く長期居住には適さない。そのため、圧雪ブロックのイグルーでの居住は一時的なものとなる。そしてまた、放棄されたイグルーをのちに通りかかった別人が流用するというケースも通常的にある。
=== 作り方 ===
[[ファイル:Igloo spirale.jpg|thumb|200px
イグルーは雪を1[[メートル]]×0.5メートル、厚さ30[[センチメートル]]の[[ブロック]]状に切り出して{{sfn|布野修司|
入り口は風の吹き込みを避けるため、通路の軸線を避けた位置に付けられる。
ドーム型の形状は力学的に安定しており、強風を多方向に受け流し、自重や積雪の重量を建物全体に均等に分散して支えるため、単純かつ強固な構造となる。
基本的に半球状のドームを繋げた部屋が多いが、[[陸屋根]]のタイプもある{{sfn|布野修司|
=== 内部構造 ===
[[ファイル:Igloo scheme.png|thumb|200px|1. 居室<br
床から天井までの高さは2メートル弱であり、
外の寒気や風を遮断するため、内部は意外に暖かい。内部構造は、主屋と控えの間、通路、食用肉の貯蔵庫、衣類や道具の倉庫などに分かれている。
最奥の部屋を主屋とするのが一般的であり、床には寝台用に一段高い床を作る{{sfn|布野修司|
== 脚注 ==
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== 参考文献 ==
* {{Cite
== 関連項目 ==
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== 外部リンク ==
{{Wiktionary|en:igloo|en:iglu}}
* [http://www.niye.go.jp/navi/files/items/391/File/kantan154KB.pdf 「簡単イグルーの作り方!」] [[国立青少年教育振興機構]] 2017年8月2日閲覧。▼
{{Commons|Igloo}}
▲* {{PDFlink|[http://www.niye.go.jp/navi/files/items/391/File/kantan154KB.pdf 「簡単イグルーの作り方!」]}} [[国立青少年教育振興機構]] 2017年8月2日閲覧。
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