「真空管」の版間の差分

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一方、特殊な真空管の一種である[[マグネトロン]]は、強力な[[マイクロ波]]の発生源として、[[電子レンジ]]や[[レーダー]]などに使われ、現在でも[[量産|大量生産]]されている。テレビ受像機などに用いる[[ブラウン管]]も広義の真空管であり世界で量産されているが、[[薄型テレビ]]への移行から減少傾向にあり日本国内での生産は[[オシロスコープ]]などの測定機などを除き終了している。
 
他にも、[[X線]]を発生させるX線管や、高精度光計測に用いる[[光電子増倍管]]、[[核融合]]装置のマイクロ波発生源など、真空管は高度で先端的な用途に21世紀現在も使われている。[[プラズマディスプレイ]]や[[蛍光表示管]] (VFD) などには、長年に渡り蓄積された関連技術が継承されている。東日本大震災で事故を起こした福島原発の現場では、真空管はトランジスタより放射能に強いとして、状況確認と廃炉作業のためのロボットに搭載するカメラ部分などへの採用が予定されている<ref>http://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/456410.html デブリ撮影に浜ホト貢献 真空管カメラ、福島原発投入へ [[静岡新聞]] 2018年3月15日閲覧</ref>。また、[[MOS型EFT]]と真空管の構造をあわせ持つ[[真空チャネルトランジスタ]]の実用化も現実味を帯びつつあり、やはり放射能(宇宙船)の影響の多い人工衛星への利用も期待されている<ref>https://gigazine.net/news/20140626-nasa-vacuum-transistor/ 半導体に取って代わられた真空管に復権の兆し、超高速のモバイル通信&CPU実現の切り札となり得るわけとは? [[GIGAZINE]] 2018年5月18日閲覧</ref>。