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なお[[第二次世界大戦]]まではメーカーは自国の成人男性の平均身長を基準に設計していたため、[[零式艦上戦闘機]]のように当時の日本人男性の平均身長に合わせた結果、アメリカの成人男性ではラダーペダルが踏み込めないサイズとなり、飛行させるために座席を後退させるなどの改造が必要な機体も多い<ref>歴史に残る空中戦:零戦とF4F [[ディスカバリーチャンネル]]</ref>。
[[客室乗務員]]は会社ごとに異なるが、航空機に搭載される座席や救命胴衣などが『62インチ以上』の基準となっていることが多いため、おおむね62インチ前後である。例としては[[シンガポール航空]]、[[日本航空]]は158cm、[[ユナイテッド航空]]は152.4cmとなっている。[[大韓民国|韓国]]では、[[大韓航空]]を始め多くが162cm以上としており、他国のものより厳格である。[[大韓民国|韓国]]の[[大韓民国国家人権委員会|国家人権委員会]]は、この身長制限は合理的な理由がなく、差別であるとして2008年に是正勧告を行っているが、2014年時点で[[大韓航空]](女性乗務員)以外の会社は廃止している
宇宙開発初期には[[宇宙飛行士]]の多くが空軍パイロットであったため、[[NASA]]の基準も軍の基準(62インチから75インチ)で採用された人間に合わせた設計となり、民間出身者が増えた現在でも訓練で使用する練習機やシミュレータなどは過去の基準で作られているため、制限がそのまま引き継がれている。日本では[[宇宙航空研究開発機構|JAXA]]の規定は『149cm以上、193cm以下』という独自基準だったが、2008年度の募集からNASAや多くの宇宙機関で使われるアメリカ軍の基準(158cm以上、190cm以下)に変更している。さらに、[[宇宙遊泳|船外活動]]では[[宇宙服]]のサイズの関係で165cm以上が必要とされる<ref>{{cite news |title=未来の“宇宙兄弟”はキミだ!? 宇宙飛行士になるためのギモン|newspaper=[[リクナビ|リクナビ進学ジャーナル]] |date=2013-3-5|url=http://journal.shingakunet.com/career/2822/ |accessdate=2014-1-6}}</ref>。
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