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'''ヘル・ノー'''(''Team Hell No'')は[[アメリカ合衆国]]の[[プロレス]]団体[[WWE]]で活動する[[ケイン (プロレスラー)|ケイン]]と[[ダニエル・ブライアン]]による[[タッグチーム]]。チーム名は、'''悪魔が信頼を寄せる怪物'''(''The Devil's Favorite Demon'')の異名を持つケインと<ref>{{cite web|url=http://www.wwe.com/superstars/kane |title=Superstars: Kane |publisher=WWE |accessdate=October 17, 2012}}</ref>'''"No!"'''を連呼するダニエル・ブライアンという2人のキャラクターに由来する。2人はもともとは抗争する敵同士であったが、当時の[[WWE・ロウ|RAW]]のジェネラルマネージャー、[[エイプリル・ジャネット|AJ・リー]]によって2人はアンガーマネジメントクラスへの出席が命じられ、2人は強制的にチームを組まされた。機能不全のチームであるにもかかわらず、タッグチーム王座戦では勝利した。
 
== 来歴 ==
=== チーム結成の背景 ===
[[WWEオーバー・ザ・リミット#第3回大会(2012年)WWE Over the Limit 2012|オーバー・ザ・リミット]]で行われた[[WWE王座]]戦で[[CMパンク]]に敗れたダニエル・ブライアンは、パンクがブライアンを[[ピンフォール|フォール]]したすぐ後に[[タップアウト|タップ]]したことを理由に、[[ノー・ウェイ・アウト#第12回大会(2012年)WWE No Way Out 2012 (2012)|ノー・ウェイ・アウト]]での再戦を要求した。PPVが迫る中、5月18日の[[スマックダウン|SmackDown]]ではパンク対ケイン戦が、ブライアンが実況席につく中行われた。その試合にブライアンは乱入し、パイプ椅子でケインを攻撃、パンクに罪を着せケインがパンクを攻撃するように仕向けた。5月21日の[[WWE・ロウ|RAW]]でブライアンはケインと対戦し、パンクの仕返しによって今度はブライアンがケインに狙われるよう追い込まれた。以後、ケインは自分が利用されたことから、ブライアンとパンクの両者を無差別に攻撃の対象とした。この間、3人と、ブライアンにふられて情緒不安定になっていたAJの恋愛[[アングル (プロレス)|アングル]]が進行。6月1日のSmackDownで行われたパンク対ケインのWWE王座戦にはブライアンが乱入し両者を強襲したが、ケインはブライアンとパンクにチョークスラムを浴びせた。これを受けて、GMの[[ジョン・ロウリネイティス]]は、ノー・ウェイ・アウトにおいて、パンク対ブライアン、ケインの[[トリプルスレットマッチ]]のWWE王座戦を行うことを決定。その王座戦でパンクはケインをフォールして勝利を収めた。
 
その後、[[WWEマネー・イン・ザ・バンク#第3回大会(2012年)WWE Money in the Bank 2012|マネー・イン・ザ・バンク]]の王座戦でも敗れたダニエル・ブライアンは、7月16日のRAWでAJにプロポーズし、翌週のRAW1000回特番で結婚式をあげることを決定した。しかし、結婚式の最中、AJはブライアンを拒否し、[[ビンス・マクマホン]]から受けたRAWのGM就任の誘いを選んだ。ブライアンは式の飾りを破壊するほどに激怒したが、その後、CMパンクや[[ザ・ロック]]、ゲストの[[チャーリー・シーン]]にまで馬鹿にされ、自信過剰だったブライアンの性格は、短気で神経質なものへと変容した。ブライアンは7月30日のRAWで[[シェイマス]]にストリートファイト戦で敗れた後、AJから婚約中に彼女を精神病院に入れようをしていたことに対する復讐として、心理検査を受けるよう命令された。検査の途中、ケインが自身をブライアンのセラピストだとして襲撃したこと受け、8月6日のRAWでAJはブライアンとケインを[[サマースラム#第25回大会(2012年)WWE SummerSlam 2012|サマースラム]]で対戦させることを決定。試合はブライアンがロールアップで勝利したが、激怒したケインはバックステージで暴れまわった。
 
=== タッグチーム王者として(2012年9月~2013年4月) ===
サマースラム戦の後、ケインはブライアンとの再戦を要求してますます暴力的になり、ブライアンはファンが"Yes"チャントを繰り返すことに耐え切れず、試合やインタビュー中に怒りを爆発させるようになった。<!--
 
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ロイヤルランブルやエリミネーション・チェンバーではブライアンがケインを裏切って脱落させ(ようとし)たり、その後のRAWやスマックダウンでプライムタイム・プレイヤーズ戦で目隠しや片腕縛りの状態で試合を行ってからの仲間割れなど、喧嘩の種も多いが大きな仲たがいは起こさず、続くプライムタイムとの普通の試合では平常通りの勝利を挙げた。レッスルマニアでは[[ドルフ・ジグラー]]&[[ビッグ・E・ラングストン]]から王座防衛。
 
=== タッグ王座崩御(2013年4月~) ===
シールドとの抗争が再発し、[[ジ・アンダーテイカー]]までも巻き込み戦いをつづけたが劣勢が続き、最後は5月のエクストリーム・ルールズで[[セス・ロリンズ]]&[[ロマン・レインズ]]とのタッグ王座戦に敗れ、さらに再戦でも取得ならず。[[ランディ・オートン]]が抗争に巻き込まれ、更なる戦いを繰り広げ、結果的にブライアン&オートンが6月ペイバックでのタッグ王座戦を行うことに決まった。それによりブライアンはヘル・ノーの解散を示唆。結果王座取得もならず、さらに確執を深め、最後は自然消滅のような形で終了する結果となった。ただし、7月の日本公演ではシールドとの戦いにシェイマスやシナと組み6人タッグ戦をつつがなく行い、勝利している。
 
=== タッグ再結成(2018年6月~) ===
[[2018年]]6月26日、SmackDown Liveにてダニエル・ブライアン vs [[ジョン・フーバー|ハーパー]]の試合中にハーパーのパートナーである[[ジョセフ・ルード|ローワン]]が介入して反則裁定になるが、尚も攻撃を続ける両者に対してケインが入場口より登場。協力してブラジオン・ブラザーズを追い払い抱擁を交わす。GMである[[サラヤ・ジェイド・ベヴィス|ペイジ]]が現れ、2013年以来となる[[ヘル・ノー|チーム・ヘル・ノー]]の再結成と同時に7月15日に開催する[[WWEエクストリーム・ルールズ|Extreme Rules 2018]]で[[WWE・スマックダウン・タッグチーム王座|WWEスマックダウンタッグ王座]]を保持するブラジオン・ブラザーズとの王座戦を行う事を発表された<ref name="smackdown-20180626">{{cite web|url=http://www.wrestleview.com/wwe-smackdown-results/107807-june-26-2018-jeff-hardy-open-challenge-ontario/|title=WWE Smackdown Results – 6/26/18 (Jeff Hardy Open Challenge, Stars of “GLOW”)|accessdate=2018-06-26|publisher=Wrestleview.com}}</ref>。
 
== 入場曲 ==
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2人はそれぞれ個別に入場することが多いが、そろって入場する場合ケインに合わせるのが普通である。
 
== 獲得タイトル ==
*'''; [[WWE]]'''
** [[WWE・タッグチーム王座]]
 
==脚注==