「アンドレア・ドウォーキン」の版間の差分

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→‎思想: ドウォーキンの名を挙げて彼女を批判している者、ならびに該当する書物の内容の一部を追加。
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フランスの[[フェミニスト]]である[[E.バダンテール]]は、[[ラディカルフェミニズム]]を批判する本である<ref>E.バダンテール『迷走フェミニズム これでいいのか男と女』、2006年、夏目幸子 訳、新曜社、175頁。</ref>『迷走フェミニズム これでいいのか男と女』で、ドウォーキンを批判している。ドウォーキンと[[キャサリン・マッキノン]]の言う「男性支配」というコンセプトは、女性の抑圧の根源は男性性や男性のセクシュアリティであるという論理をもたらす。このコンセプトは、現実の複雑さや歴史性、男女関係の変化について考えるのを回避することに役立っている。
 
バダンテールはまた、ドウォーキン『ポルノグラフィ 女を所有する男たち』の第2章「大人の男と男の子」の最終段落を引用し、ドウォーキンの結論を「強姦は異性愛の枠組みの一部だ」という主張であると見なしている<ref>「男が男になるためには、ペニスが男の暴力を具現していなければならない。暴力は男性的であり、男はペニスである、従って暴力はペニス自体、もしくはそこから発射される精子自体だということになる。男が男になるために、ペニスは己がなしうるすべてのことを無理強いでやらなければならない」。この文章は『迷走フェミニズム』でバダンテールが引用している箇所とは異なるが、ドウォーキン『ポルノグラフィ』の第2章「大人の男と男の子」の文章である。
 
以上は、『迷走フェミニズム』でバダンテールが引用している箇所とは異なるが、ドウォーキン『ポルノグラフィ』のものである。
 
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