「ポスト・ケインズ派経済学」の版間の差分

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* 有効需要原理 - 経済は短期的にも長期的にも需要によって決定され、供給が需要に応じて調整される。貯蓄を決定するのは常に投資であり、その逆ではない。
* 動学的歴史的時間 - 常にある均衡から別の均衡への移行過程を考慮せねばならない。この移行過程が、最終的な均衡そのものに影響を与える可能性がある。
の2点を挙げている<ref>前掲書、16-21頁。</ref>。ただし、[[鍋島直樹 (経済学者)|鍋島直樹]]([[名古屋大学]][[教授]])は前掲のラヴォアによるポスト・ケインズ派の説明がカレツキ派に偏重していることを指摘している<ref name="nabeshima2015" />。鍋島はポスト・ケインズ派経済学者に共通する見解として、次の三点を挙げている<ref name="nabeshima2015" />。
* 経済は歴史的時間の中で進行する過程である。
* 不確実性に満ちた現実世界においては、経済活動に対する期待が重大な影響を及ぼす。