「桑山健一」の版間の差分

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== 逸話 ==
*[[京王線]]は、もともと[[新宿駅]]から[[調布駅]]までの複々線化を計画し、既に、新宿駅から[[笹塚駅]]までは、[[京王新線]]を建設し、複々線が完成していた。京王社内でも、複々線化を推進する意見が大勢を占めていたが、社長の桑山が鶴の一声で複々線化計画を白紙撤回させ、通勤電車の10両編成化で混雑緩和を図る対応に転換した。桑山は、将来の沿線人口が大幅に増加しないことを見越し、過大な投資、会社や利用者の将来的な重い負担を回避するための決断であった。しかし、そのため、京王線は、朝のラッシュ時間帯には、混雑と遅延が慢性化し、旅客サービスを犠牲にしているとの批判もある。
*[[東京都交通局]]は、[[都営新宿線]]と相互直通運転を行う京王線の[[変則標準軌]]から[[標準軌]]への改軌をたびたび提案した。改軌が実現すれば、[[千葉県]]方面で整備が計画されていた鉄道網や[[成田国際空港]]との接続が可能になるからであった。しかし、桑山は、千葉県方面との輸送需要、費用対効果を冷静に判断し、巨額の財政負担と輸送への支障を理由に、この提案を京王拒否した。しかし、このため、京王線と都営新宿線は、他線との接続ができない[[ガラパゴス]]路線と化してしまう
*[[小田急電鉄]]が、鉄道旅客の利便性の向上や、商業施設の充実のため、[[新宿駅]]西口の総合開発を計画した際、京王にも参画を要請した。桑山を「金がかかる」とそれを断わり、小田急の計画そのものを頓挫させた。
*こうした桑山の慎重な投資判断や、コストへの神経質さから、京王を「ケチ王」と揶揄する声も聞かれる。