「カキ (貝)」の版間の差分

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== 特徴 ==
主に[[炭酸塩]]鉱物の[[方解石]]からなる殻を持つ<ref name=Chinzei />。食用にされる[[マガキ]]や[[イワガキ]]などの大型種がよく知られるが、食用にされない中型から小型の種も多い。どの種類も岩や他の貝の殻など硬質の基盤に着生するのが普通であるが、付着する物質は必ずしも岩である必要は無く小さな岩片や他の貝殻も利用されるが、泥底にも対応する<ref name=Chinzei />。船にとって船底に着生して抵抗となる[[固着動物]]は大敵であるが、カキもその代表的な生物である<ref>軍人[[秋山真之]]は幼なじみの[[正岡子規]]に「軍艦は遠洋航海に出て帰ってくると、船底にかきがら(蠣殻)がくっついて船あしがおちる」と書いている([[司馬遼太郎]]『[[坂の上の雲]]』)。こうした水棲生物のために[[造船#船底の掃除と再塗装|船底塗料]]が使われる。 </ref>。マガキは干潮時には水面上に露出する場所に住む場合も多く、体内に[[グリコーゲン]]を多く蓄えているため、他の貝と違って水が無い所でも1週間程度は生存する。また、着生してからはほとんど動かないため、筋肉が退化し[[内臓]]がほとんどを占めている。
 
== 生物学特徴 ==