「待避駅」の版間の差分

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===接続追越駅===
複線で上下線ともに同一駅で向かい側に乗換可能な形の待避を行うためには原則的に[[プラットホーム|島式ホーム]]2面4線以上の設備が必要である。用地に余裕が無い場合や運転本数の少ない路線では2面3線の待避駅も多く見られるが、2面3線や折り返し列車がある場合には乗客が別ホームでの乗り換えが必要な場合があり、待避線を上下で共用(この場合の待避線を特に'''[[停車場#線名|中線]]'''という)する場合は上下列車が同時に待避できないなどの運用上の制約が発生する。鉄道評論家の[[川島令三]]は自著で、2面3線であり中線が両方向で使用可能な待避駅を「国鉄形配線」(および「JR形配線」)と呼んでいる。国鉄の待避駅でよく用いられた。建設費用を抑えることができるメリットがある。私鉄ではあまり見られない待避駅である。JR発足後、2面3線から2面4線への改良が行われた駅がある。
 
2面3線であっても中線を上下両方向のホームで挟み込むような構造で擬似的な2面4線とし、同一方向の列車に同一ホームで乗車できるようになっている駅もある(神戸市の[[三宮駅#阪急電鉄・神戸高速鉄道(阪急三宮駅)|阪急三宮駅]]や[[新開地駅]](阪急・阪神乗り場)など)。ただし、あくまでも擬似的なものなので、運用上の制約は受けやすい。しかし、かつて東京都営地下鉄の[[岩本町駅]]で行われたように待避する列車が本線に停車し、速い列車が中線を走行することによって中線の占有時間を減らし、運用上の制約を軽減させることもできる。速い列車が停車・通過するための占有時間は、待避する列車が停車する占有時間よりも圧倒的に短いからである。