「ワライカワセミ」の版間の差分

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全長は40-47cm。[[ハト]]と[[カラス]]の中間くらいの大きさがあり、カワセミ科の中では最大の種類である。
 
他のカワセミ科と違ってくちばしが短くて太い。く、くちばし上部は黒色で、下部は肌色。頭部と腹は白いが、黒褐色の過眼線があり、冠羽は黒褐色の斑が混じる。翼を含む背面は濃褐色で、翼の中ほどの小雨覆および中雨覆と腰に水色が混じる。尾羽は茶褐色で、黒色の帯が7本前後はいる。尾羽の先端部は白色。
 
==分布==
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==生態==
{{試聴|filename=LaughingKookaburra.ogg|title=笑うワライカワセミの声|description=採録地はオーストラリア、ペンバートン近郊。ウィキメディア・コモンズから呼出}}
本来のカワセミ科は河川や湖に生息するが、ワライカワセミは水辺は勿論、森林地帯から、木がまばらに生える草原の他、都市部の公園や市街地などまで様々な環境に生息するが、都市部にも進出している。大声でさえずって[[縄張り]]を主張誇示するが、この鳴き声さえずりが人間の笑い声に似ているのがこの名前の由来である。特徴的な鳴き声から、[[動物園]]などでもよく飼育されている。
 
繁殖期は主に夏で、[[巣]]は木のうろに作る。通常、2~4つの白い卵を産む。繁殖に参加しない個体、抱卵や給餌を手伝う。巣立ち後も繁殖に参加しなかった個体が、天敵から若鳥を守ることが知られている。非繁殖期も家族で生活し、通常、一生同じその土地で過ごす。寿命は20年前後。
 
ほとんどのカワセミ科は魚やカニを食べる肉食で水面に突入して獲物を捕らえるが、ワライカワセミは木の枝などに止まって獲物を探し、獲物を見つけると飛びかかり、大きなくちばしで獲物を捕える。また、ほとんどの獲物は丸呑みにし、有毒のヘビも飲み込める。他日本のカワセミのように水に飛び込んで[[魚類|魚]]を捕食することは稀で、通常は地上で獲物を捕える。肉食を中心とする雑食性で、[[昆虫類]]から[[ネズミ]]、[[ヘビ]]、、[[カエル]]、果実、動物の死骸に至るまで様々なものを食べる。また、市街地では人間のゴミや農作小動物をカラスのようにい荒らたり森林では他の鳥の巣を襲うこともある。
 
==近縁種==
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アオバネワライカワセミはオーストラリア、アルーワライカワセミとチャバネワライカワセミは[[ニューギニア]]に分布している。
 
==保全状態==
==人間との関係==
森林に棲息するものは人間の生活に比較的影響を及ぼすことはないが、市街地や農耕地に棲息するものは、ゴミや農作物を主食にしていることが多く、当然カラスやイノシンと同様に食い荒らすため、現地の人は害鳥として駆除や対策を行う地域もある。
ただ、どの亜種も個体数は増加傾向にある。
{{Commons|Dacelo novaeguineae}}
{{LC}}