「ムスダン (ミサイル)」の版間の差分

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== 概要 ==
ムスダン(舞水端)とは[[アメリカ合衆国]]が付けたコードネームであり、北朝鮮での呼び名は「'''火星(ファソン:화성)10号'''」<ref name="chosun160623kasei">{{Cite web|url=http://megalodon.jp/2016-0623-1136-30/www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/06/23/2016062301028.html|title=ムスダンの名称は「火星10」北朝鮮が初言及|date=2016-06-23|accessdate=2016-06-23|publisher=朝鮮日報}}</ref>。
この弾道ミサイルは[[2007年]][[4月25日]]に[[平壌]]で行われた[[朝鮮人民軍]]創設75周年記念パレードで初めてその姿がアメリカの[[偵察衛星]]により確認された。また、[[2010年]][[10月10日]]に行われた[[朝鮮労働党]]創建65周年記念パレードで初めてその姿が世界中のメディアに公開された。パレードでは12輪の移動式[[発射台]]に搭載されたムスダン8基が登場し、この時の映像は世界中で報道された<ref>{{cite web
| url =http://www.chosunonline.com/article/20070519000016
| title =北の新型弾道ミサイル「ムスダン」、射程距離3200キロ以上
| publisher = [[朝鮮日報]]
|accessdate=2007年5月19日
| title =北朝鮮 初の「ムスダン」発射実験に失敗=韓国軍 | publisher = [[聯合ニュース]]
|accessdate=2016年4月15日
}}</ref>。また[[4月28日]]に2回、[[5月31日]]に1回発射実験をしたが直後に墜落や爆発をして失敗、さらに[[6月22日]]に2回発射実験をしたが、1回目は150㎞飛翔して空中爆発して失敗した。しかし同日の2回目(累計6回目)の発射は、高度1000km以上、水平距離400㎞を飛翔して[[日本海]]に落下しており、韓国軍関係者は意図的に高い角度(ロフテッド軌道)で発射したとしてかなり高い技術レベルの発射で成功とみている。また北朝鮮の[[朝鮮中央通信]]も「大気圏再突入時の弾頭部の耐熱性や飛行安定性が検証された」として発射実験の成功を発表した<ref name="chuo160622">{{Cite web|url=http://japanese.joins.com/article/254/217254.html|title=北朝鮮22日にムスダンミサイル2発連続発射…今年に入って6回目|date=2016-06-22|accessdate=2016-06-22|publisher=中央日報}}</ref><ref name="sankei160622km">{{Cite web|url=http://www.sankei.com/world/news/160622/wor1606220022-n1.html|title=2発目は400キロ飛行か 1発目は150キロ推定|date=2016-06-22|accessdate=2016-06-22|publisher=産経新聞}}</ref><ref name="chosun160623seikou">{{Cite web|url=http://megalodon.jp/2016-0623-1152-00/www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/06/23/2016062300894.html|title=北が中距離弾道ミサイル発射成功、[[グアム]]の米軍基地も射程圏に|date=2016-06-23|accessdate=2016-06-23|publisher=朝鮮日報}}</ref><ref name="tokyo160623">{{Cite web|url=http://megalodon.jp/2016-0623-1208-59/www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016062301000665.html|title=北朝鮮、ムスダン発射「成功」再突入検証と報道|date=16-06-23|accessdate=16-06-23|publisher=東京新聞}}</ref>。
 
この発射実験には最高指導者の[[金正恩]][[朝鮮労働党委員長|党委員長]]([[朝鮮民主主義人民共和国国防委員会|国防委第一委員長]]・[[朝鮮人民軍|軍最高司令官]])の他、李万建(リ・マンゴン)党中央委員会副委員長(軍需工業担当)や[[李炳鉄]]党中央委員会第一副部長、金洛兼(キム・ラクギョム)[[朝鮮人民軍#戦略軍|朝鮮人民軍戦略軍]]司令官らが立ち会った<ref>{{Cite web|url=http://megalodon.jp/2016-0701-0810-42/japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2016/06/23/0300000000AJP20160623000400882.HTML|title=中距離ミサイル発射成功 金正恩氏も見守る=北メディア|date=2016-06-23|accessdate=2016-07-01|publisher=聯合ニュース}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://megalodon.jp/2016-0701-0804-19/japan.hani.co.kr/arti/politics/24465.html|title=ムスダン、頂点高度1413.6キロ・飛翔400キロ|date=2016-06-23|accessdate=2016-07-01|publisher=ハンギョレ}}</ref>。
 
==開発経緯==
=== 1992年以降 ===
*[[ソビエト連邦|旧ソ連]]のマカエフ記念設計所のロケット技術者を招聘し開発を開始。彼らはムスダンの原型となった[[R-27 (弾道ミサイル)|R-27]][[潜水艦発射弾道ミサイル]](NATOコードネーム:SS-N-6)の技術一式を北朝鮮に持ち込んだとされる。
=== 2003年 ===
*R-27と同等の性能を持つムスダンのプロトタイプが試験配備されたと言われている。
ムスダンはR-27を改造し、陸上発射型にしたものと考えられている。
R-27は潜水艦発射弾道ミサイルであるため、小型化を最優先として設計されており、全長は9.7m、直径は1.5mに抑えられている一方で、内部構造は複雑なものとなっている。これに対してムスダンでは、全長が12.5mへ延長されており、ベースとなったR-27よりも長くなっている。これは、燃料や酸化剤のタンクを延長して射程を伸ばしたものであると考えられている。これに伴い重量も変化し、19t程度であろうと推定されている。
推進機関はR-27と同様、1段式の液体燃料ロケットモータを採用しているとされ、長期の常温保存が可能なものである。ペイロードは650kg~1,200kg程度と考えられ、[[推定]]射程距離は3,200[[キロメートル|km]]以上4,000km以下で、[[日本]]本土はもとより[[グアム]]の米軍基地にも届く射程距離である<ref>[http://sankei.jp.msn.com/world/korea/101010/kor1010101746005-n1.htm 北朝鮮が新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」公開か](産経新聞 2010年10月10日)</ref>。
なお、CEPは1,300m程度と考えられている。
 
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