「ジュブナイル (映画)」の版間の差分

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→‎用語解説: 小説版に、同業他社が存在するという記述はなく、「大いなる前進」社が最大手という記述もない。
→‎用語解説: 記述修正
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;ボイドスカウター
:オーバーテクノロジー調査破壊班の使用する戦闘宇宙船。元はボイド星に見られる大型の蟹のような生物。全長5m、全幅10m。全高は15mほど。武装は小型レーザー砲兼機体の左右に半透明の「腕」を備えており、この腕が自在アームバリア迷彩スクリーン×2を兼ねている。腕の先端にレーザー砲を備えるほか本体部に大型エネルギー砲×11門と、牙x22つを装備している。防御装置として前述のバリアに加え、重力コントロールテクノジーで制御技術を利用した衝撃緩衝する装置。外見はカニに似を装備している。<br/>通常時は4本足(2本足が折り曲がり4本足のような状態になっている)で全高が5mほどだが、変形すると頭部が前にせり出し、2本足へと変化する。脚部は非常に細く、重力制御によって地上での稼働を可能としている。大気圏の突入と脱出を容易に行うなど移動性能と耐久性も非常に高い。
 
;シースナッチャー
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テトラが廃工場に残された産業ロボットアームなどを使い1日で作り上げたロボット。その材料はテトラがRNMX社の研究所から寝ぼけた三沢から貰った大量のサーボモーター、電子機器、ロボットアーム、金属板など。頭部・腕部・脚部・質感など、テトラを戦闘形態にしたかのような意匠をもつ。拉致された岬の救出任務にて、飯岡漁港でボイドスカウターと戦う。
 
武装は[[レールガン]]×1(チャージ可能なエネルギー兵器)<ref name=MakingBook>『ザ・メイキング・オブ・ジュブナイル』メディアファクトリー(2000/07発売)</ref>、[[シールド (サイエンス・フィクション) |バリア]]×1。高い戦闘力を持つが、ボイドスカウター相手では性能差、サイズの違い、技術の違いなどから不利な戦いを強いられた。人に似た前半分と、その背中から後ろに2メートルほど伸びた装甲コックピットを持つ。左右の肩から2本のV字型のアームが伸び、右はバリア発生装置、左はレールガンが取り付けられている。また、アーム付け根付近基部には1基ずつ投光機を装備している。浮上ノズルは肩に2つ、背中に2つ浮上ノズルを装備しており、基本的に地上をホバー移動または低空を滑空して移動するが、[[ブースター]]を噴かして大ジャンプや短時間の本格的な飛行も出来る。コックピットは外部と完全に遮断されているため、頭部を始めとした機体各所に搭載されたカメラから得られた情報をコックピット内部のモニターに投影することで視界を確保する。全高は約4m。[[PlayStation (ゲーム機)|プレイステーション]]のコントローラーで操縦する。腕にあたるマニピュレーターはテトラのものと同様の形状をしており、とても小さいが自重を支えるなど大きなパワーを秘めている。戦闘時におけるパンチなどに使用できる(劇中では未使用に終わったが、家庭用ゲーム機でのトレーニングではパンチが主力武器であり、コミックス版などでもパンチは披露されている)<ref name=MakingBook></ref>。脚部もボイドスカウター同様に小さく細いが、やはり大ジャンプを行うなど出力は強力である。
 
ガンゲリオンという名称の由来は、『[[機動戦士ガンダム|機動戦士'''ガン'''ダム]]』と『[[新世紀エヴァンゲリオン|新世紀エヴァン'''ゲリオン''']]』を組み合わせたもの。<!--(言うまでもないが、テトラ役の林原めぐみはエヴァンゲリオンに於いて[[綾波レイ]]やペンペン等の声を担当している)-->発想の原案は、『[[スターシップ・トゥルーパーズ]]』第一作に登場する予定だったが却下された[[パワードスーツ]]から<ref name=MakingBook></ref>。
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神崎が2000年に開発した装置。小型[[ワームホール]]を発生させ、物質を一瞬でどこにでも転送する。欠点はワームホールのゼロポイントを物質が通過すると左右が反転すること。そのため生きたままの[[生物]]は死亡する。神崎は後にこの装置を用いて宅配便業者を設立するが、この欠点を補うために一旦中央ステーションに転送させた後に宅配地区の中継ステーションの受信装置に転送し、反転させ直すという手段をとっている。
 
また、ボイド人の保有するものも作中では登場している。こちらの方は原理は不明。テーブルのような円盤と、それを90度ずつ角度をあけて取り囲む4つの小さな投光機のような装置で構成されている。物体が転送される際、円盤から緑色の光のチューブが立ち、その中を物体が浮遊、複数の小さな光の塊に分解されて上昇していく、という描写がされている。
 
=== タイムマシン ===
神崎が2020年に完成させた[[タイムマシン]]。幅・奥行き・高さともに60mほどの巨大な空間に収まっている。多種多様な構造体構成された複雑な外観だが、3本の巨大なワームホール発生タンク、ワームホール調整・支持リング等膨大な量構造体が120度の間隔で配で構成されており、外見は非常に複雑いるのが特徴的直径1メートル程のワームホールは3本のタンク状構造体に囲まれた中心部に発生させる。ワームホール内部は非常に重力が大きく、その重力に耐えうる物体しか転送できない。物質転送装置と同じく、転送される物体はゼロポイントで左右が反転する。ワームホールは青い微光を放つ。転送先の時代は自由に設定できず、ワームホールの状態等の各種条件による制限を受ける
 
== スタッフ ==
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== 小説版 ==
監督自ら執筆のため、ストーリーはほとんどが映画と同じ。メディアファクトリー刊。
 
;相違点
などといった新しいストーリーが加えられ、より夏休みらしさを強調する新エピソードや、2000年~2020年の間の登場人物たちの動向を描いたエピソードが加筆されている。また、監督の気に入らなかった場面、やり直したかった場面などに反省点を踏まえて修正が加えられている。監督曰く、『ジュブナイル ver1.2』。なお、ボイド人と名乗るシーンがカットされており、祐介らは宇宙人の名前を知らないはずなのだが、ガンゲリオンの光をみて「ボイド人…?」と発言し、なぜか名前を知ってしまっているミスがある。
*秀隆が序盤で頭に怪我をし、4針縫う。
*テトラに連れられ、祐介が里山に早朝、カブトムシを捕りに行く。
*砂浜での祐介・俊也・秀隆・岬の4人のふざけあい。
*砂浜で祐介・テトラ・俊也・秀隆が不良中学生にからまれる。
などといった新しいストーリーが加えられ、より夏休みらしさを強調している。また、監督の気に入らなかった場面、やり直したかった場面などに反省点を踏まえて修正が加えられている。監督曰く、『ジュブナイル ver1.2』。なお、ボイド人と名乗るシーンがカットされており、祐介らは宇宙人の名前を知らないはずなのだが、ガンゲリオンの光をみて「ボイド人…?」と発言し、なぜか名前を知ってしまっているミスがある。
 
== 漫画版 ==
作者は[[馬場民雄]]。基本的なストーリーは原作に即しているが、細部のストーリー展開、キャラクター設定などは大きく異なり、共通点よりも相違点が多い。小学館刊。
;共通点
*テトラが2000年に来た目的と発見地点
*テトラの発見地点。
*祐介と岬が2020年において結婚している。
*ボイド人が海を狙っているという事
*ボイド人たちの能力、宇宙船のスペック。
*クライマックス。
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*テトラを見つけたのは祐介1人のみ。
*岬は転校生。
*シースナッチャーに光学迷彩雑誌・新聞・テレビなどの施されておらず、メディアで「太平洋上の謎の大ピラミッド」として大きく取り上げられている(なお、シースナッチャーは三角錐であり、ピラミッドは四角錐である)。
*祐介の家がレストランでなく、普通の家庭。
*木下範子が登場せず、ボイド人が変身するのは岬に擬態する
*神崎は物理学者電気屋の兼業ではなく、物理学者廃品置場の地主管理人の兼業
*ガンゲリオンはテトラに内蔵されているゲームのロボットでなく、ロボット対戦ゲーム『ラストレジェンド』のロボットと設定されている
*テトラに武装がある(放電)。
*ガンゲリオンはテトラに内蔵されているゲームのロボットでなく、ロボット対戦ゲーム『ラストレジェンド』のロボット。
*『ラストレジェンド』の開発に神崎が関与しておらず、さらにジャンルがRPGからロボット対戦へと変わっている。
*2000年〜2020年の間の描写が全てカットされている。これに伴い、神崎から祐介にタイムマシン完成の報告とテトラ製作願いの依頼がされるシーンカットされており、2000年〜2020年の間のストーリーが分かりづら
*ガンゲリオンは神崎の廃品置場のジャンクを使って作られた。
*ガンゲリオンにバリアが装備されていない。
*ボイド人が海を狙うのは宇宙旅行で不足した水資源の補給のため。
*オーバーテクノロジー調査破壊班のボイド人が1人のみ。映画では3人
*シースナッチャーの出現がテトラの出現より前。
*2020年時点で岬が一児の母となっている。
*マザーシップに帰還出来た上陸部隊はオーバーテクノロジー調査破壊班のみ(シースナッチャーは映画と異なり、すぐに崩壊したため、脱出したボイド人はいない)。
*マザーシップの進行方向が逆。
 
その他に、ガンゲリオンがコマごとに形が違うというミスがある
 
== 関連商品 ==