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Soymouse (会話 | 投稿記録)
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[[不純物]]をほとんど含まない水を「[[純水]]」と呼ぶ(たとえば、加熱してできた水蒸気を[[凝結]]した[[蒸留水]]など)。特に純度の高いものは「[[超純水]]」という呼称もある。
 
水の化学式 H{{sub|2}}O の[[水素]]が二つとも[[同位体]]の[[重水素]]である水を[[重水]]と呼び、化学式 D{{sub|2}}O で表す。水素の一つが重水素であり、もう一つが軽水素である水は、半重水と呼び、DHO で表す。水素の一つが[[三重水素]](トリチウム)である水は、[[トリチウム水]](または三重水素水)と呼び、HTO で表す。重水・半重水とトリチウム水を併せ、さらに酸素の同位体と水素の化合物である水も含めて、単に重水と呼ぶこともある。この広義の重水に対して、普通の水は、[[軽水]]と呼ばれる。
 
軽水と重水は[[電子状態]]が同じなので、化学的性質は等しい。しかし、質量が2倍、3倍となる水素の同位体の化合物である水では、結合や[[解離 (化学)|解離]]反応の速度などの[[物性]]に顕著な差が表れる。(→[[速度論的同位体効果]])