「大国主」の版間の差分

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Aitok I (会話 | 投稿記録)
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== 妻・子孫 ==
[[画像:Ohokuninushi family tree.png|right|thumb|250px|大国主の系図(『古事記』による)。青は男神、赤は女神、黄は性別不詳]]
大国主は色々な女神との間に多くの子供をもうけている。子供の数は『古事記』には180柱、『日本書紀』には181柱と書かれている。記においては以下の6柱の妻神がいる(紀では記にみえない妻神がさらに1柱おり、『出雲風土記』ではこれ以外にもさらに何人もの妻神が表れている)。また、各地の神社の社伝にも記や風土記に見えない子名がある。
 
* 嫡后:[[須勢理姫神]](すせりびめ の かみ、須勢理姫命、『古事記』では須勢理毘売命)<ref name="hongi">『[[先代旧事本紀]]』</ref>
=== 古事記 ===
*: [[須勢理毘売命]] - [[須佐之男命]]の娘。
**:最初の妻で正妻とされる。
 
*: [[八上比売]] - 最初に婚約した妻。
**:間に[[木俣神]]が生まれた。
 
*: [[沼河比売]] - [[高志国]]における妻問いの相手。
**:古事記に明確な記述はないが、一般に[[建御名方神]]が生まれたとする。
 
*: [[多紀理毘売命]] - 須佐之男命の娘。
**:間に[[アヂスキタカヒコネ|阿遅鉏高日子根神]](迦毛大御神)と[[下照比売]]の二神が生まれた。
 
*: [[神屋楯比売]] - 詳細不明
**:間に[[事代主]]が生まれた。
 
*: [[鳥取神]] - [[八島牟遅能神]]の娘。
**:間に[[鳥鳴海神]]が生まれた。
 
『古事記』にはそれ以降の系譜が9代列挙されている。
 
=== 日本書紀・先代旧事本紀 ===
* 嫡后:[[須勢理姫神]](すせりびめ の かみ、須勢理姫命)<ref name="hongi">『[[先代旧事本紀]]』</ref>
*: [[素戔嗚尊]]の娘。
* 妻:[[田心姫命]](たごりひめ の みこと、『古事記』では多紀理毘売命)<ref name="hongi"/>
*: 素戔嗚尊の娘。[[宗像大社|宗像]]の[[沖ノ島|奥都島]](おきつしま)に鎮座。
** 子:[[味耜高彦根神]](あじすきたかひこね の かみ、『古事記』では阿遅鉏高日子根神、迦毛大御神)<ref name="syokihongiki">『[[日本書紀]]』、『先代旧事本紀』、</ref>
**: [[天稚彦]]と容姿が酷似する。[[高鴨神社]]祭神。
** 娘:[[下照姫命]](したでるひめ の みこと、高姫命、稚国玉、『古事記』では下照比売)<ref name="syokihongiki"/>
**: [[天稚彦]]の妻。[[大倉比売神社]]祭神。
* 妻:[[湍津姫命|高津姫神]](たかつひめ の かみ、高降姫神、『古事記』では[[神屋楯比売命]])<ref>『先代旧事本紀』</ref>
*: [[宗像大社#宗像大社辺津宮|辺都宮]](へつみや)に鎮座。
** 子:[[事代主神]](ことしろぬし の かみ、都味歯八重事代主神)<ref>『日本書紀』、『先代旧事本紀』</ref>
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** 娘:[[高照光姫大神命]](たかでるひめ の おおかみ の みこと)<ref name="hongi"/>
**: [[御歳神社]]祭神。
* 妻:[[稲羽八上姫]](いなば の やがみひめ、『古事記』では八上比売)<ref name="hongi"/>
*: [[因幡の白兎]]の原因。
** 子:[[木俣神]](きのまた の かみ、御井神)<ref name="hongi"/>
**: 木俣に刺し挟まれたことからの名。
* 妻:[[高志沼河姫]](こし の ぬなかわひめ、『古事記』では沼河比売)<ref name="hongi"/>
*: [[越国|高志国]]における妻問いの相手。[[奴奈川神社]]祭神。
** 子:[[建御名方神]](たけみなかた の かみ)<ref name="hongi"/>
**: [[諏訪氏]]の祖であるともいう。[[諏訪大社]]祭神。
* 妻:[[鳥取神]]<ref name="ki">『古事記』</ref>
*: [[鳥取神]] - [[八島牟遅能神]]の娘。
**:間に 子:[[鳥鳴海神]]が生まれた。<ref name="ki"/>
**: この神を含む系譜は[[十七世神]]と称される。