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{{出典の明記|date=2016年9月20日 (火) 23:33 (UTC)}}
'''イングランド国教会'''(イングランドこっきょうかい、{{lang-en-short|Church of England}})は、[[16世紀]](1534年)の[[イングランド王国]]で成立したキリスト教会の名称、かつ世界に広がる[[聖公会]]([[アングリカン・コミュニオン]])のうち最初に成立し、その母体となった教会。'''イギリス国教会'''(イギリスこっきょうかい)、'''英国国教会'''(えいこくこっきょうかい)、また「国教会」という訳語が不正確であるとして'''イングランド教会'''(イングランドきょうかい)<ref>[http://books.google.co.jp/books?id=3ZJtFcb1WVEC&pg=PA137&lpg=PA137#v=onepage&q&f=false 下楠昌哉 編 『イギリス文化入門』 p137]</ref>、'''英国聖公会'''<ref>[http://www.nskk.org/province/daitou.html 日本聖公会代祷表]</ref>とも呼ばれる。聖公会('''アングリカン・チャーチ''')という名称は、アングリカン・コミュニオン全体の日本語訳であると同時に、イングランド国外におけるイングランド国教会の姉妹教会の名称の[[日本語]]訳である。
 
もともとは[[カトリック教会]]の一部であったが、[[16世紀]]のイングランド王[[ヘンリー8世 (イングランド王)|ヘンリー8世]]から[[エリザベス1世]]の時代にかけて[[ローマ教皇庁]]から離れ、独立した[[教会 (キリスト教)|教会]]となった。[[プロテスタント]]に分類されることもあるが、他プロテスタント諸派とは異なり、教義上の問題でなく、政治的問題(ヘンリー8世の離婚問題)が原因となって、カトリック教会の教義自体は否定せずに分裂したため、典礼的にはカトリック教会との共通点が多い。イングランド([[イギリス]])の統治者が教会の首長({{en|Defender of the Faith}}、直訳は『[[信仰の擁護者]]』)であるということが最大の特徴である。