「コジマ・KE007」の版間の差分

m (予選用スリックタイヤサイズに改めました。)
[[シャシ (自動車)|シャーシ]]は一般的なアルミ製のバスタブ式[[モノコック]]であるが、一部に軽量化のため[[チタン]]や[[マグネシウム]]を併用しており、車重は最低重量規定の575kgに近い578kgに抑えられた<ref name="Modelp68">『F1 MODELING-1976富士F1グランプリ 』、p68。</ref>。角パイプの溶接式が一般的なフロントバルクヘッドを、アルミの削り出しとしたのが特徴<ref name="MGp18"/>。
 
サスペンションもフロントがロッキングアーム式の[[ダブルウィッシュボーン式サスペンション|ダブルウィッシュボーン]]、リアが4リンクとコンベンショナルな構成だが、カヤバ工業(現[[カヤバ工業|KYB]])が開発したガス室分離式[[ショックアブソーバー|ダンパー]]を採用した。2輪のワークスレーサー用をベースにしたもので、シリンダーに伸び側、分離タンクに縮み側のバルブがあり、各個に減衰力を調節可能だった<ref>阪「帰ってきた007 いま甦るコジマF1 V」、p208。</ref>。また、フロントの[[ばね|コイル]]・ダンパーユニットをアッパーアームの付け根からロワアームの中間へと斜めに寝かせて配置するフルフローティング式としたのも特徴である。この手法によりアッパーアームの位置を下げ、フロントノーズを薄くして空気抵抗を減らそうとした<ref>『F1 MODELING-1976富士F1グランプリ 』、p81。</ref>。アッパーアームを[[アップライト]]の車軸近くにボールジョイントで取り付ける形は、小野が設計したマキ・F102Cでも用いていた<ref>高安「コジマKE007ディティール・ファイル」、p122。</ref>。このサスペンションの基本構成が後のスズキ2輪レーサーの『フルフローターユニット』の原型になったとも伝えられている
 
同じく空気抵抗を減らすため、[[トレッド]]はフロントが1,400mm、リアが1,450mmというナロートレッドに設定された(当時のF1マシンのフロントトレッドは1,420mm〜1,500mm<ref>『F1 MODELING-1976富士F1グランプリ 』、p78。</ref>)。[[ホイールベース]]はシェイクダウン時は2,500mmだったが、コーナー出口の[[オーバーステア]]傾向を抑えるため、エンジンとギアボックスの間に[[ローラ・カーズ|ローラ]]・T280のベルハウジングを挟んで2,690mmに延長した<ref>『F1 MODELING-1976富士F1グランプリ 』、p86。</ref>。
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