「フィルター (数学)」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
位相空間の構造がフィルターの収束から決まることを強調。そのうち英語版の順序集合上のideal(フィルターの総対概念)の内容をこちらに移すかも。(逆順序をとれば全てフィルターの話なので)。
m編集の要約なし
18行目:
上に上げた定義は任意の半順序集合上にフィルターを定義する上で最も一般的な形式であるが、初めフィルターは束に対してだけ定義されていた。束の場合には次の条件によってフィルターを特徴付けることができる:束 (''P'', ≤) の空でない部分集合 ''F'' は、上に開いていて、かつ有限の共通分操作([[最大下界]])で閉じている(つまり、''x'' と ''y'' が ''F'' に入っているなら ''x'' ∧ ''y'' も ''F'' に入っている)とき、およびそのときに限ってフィルターになる。
 
''P'' 上のフィルター ''F'' と ''G''について、''F'' &sube; ''G'' ならば ''G'' は ''F'' より'''細かい'''、または ''F'' は ''G'' より'''粗い'''といい、これら二つのフィルターは'''比較可能'''だという。二つのフィルターがいつでも比較できるとは限らない。比較可能なほかのどんな真のフィルターよりも細かい真のフィルターは'''[[超フィルター''']] <span lang="en">(ultrafilter)</span> と呼ばれる。
 
''P'' の元 ''p'' を含むような ''P'' 上のフィルターのうちで最も小さいものは'''単項フィルター'''と呼ばれ、また ''p'' はそのフィルターの生成元<!-- "principal element" in the original doc -->と呼ばれる。''p'' によって生成される単項フィルターは具体的には ↑''p'' = {''x'' &isin; ''P''&nbsp;|&nbsp;''p''&nbsp;&le;&nbsp;''x''} として与えられる。