「うたわれるもの」の版間の差分

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: 声 - 日本語:[[桐井大介]]、英語:[[:en:Chris Patton|Chris Patton]]
: ユズハの異母兄。義賊として活動をしており、最初はユズハと親しくなっていくハクオロを敵対視していたが、様々な出来事を通じてハクオロに惹かれていく。ケナシコウルペとの戦を通じて彼を「'''兄者'''」と呼ぶようになり、最初に彼に心酔する忠臣の1人となる。部下としてドリィとグラァを従え、彼らからは「若様」と呼ばれている。性格は「熱く」、「優しく」、「真っ直ぐ」で、落ち着いた性格のハクオロと対になる「もう一人の主人公」であると評されている<ref>[[#ブックレット|DVD特典ブックレット、p2。]]</ref>。妹であるユズハのことを溺愛しており、それゆえ後先が見えなくなることもある。
: 義賊として活動していただけあって武と隠密行動に非常に優れている。序盤はベナウィやクロウに武力で圧倒されるものの、物語中盤ではベナウィとの本組手で、彼の雨が降り注ぐように襲い掛かってくる打突を二刀をもって捌ききり、あと一歩まで追い詰めるまでに至る。また、それによってベナウィから「見事です」という言葉を引き出している。
: 酒は強い方ではないが、周りに大酒飲みが揃っていることに加えて、負けん気の強さからコンプレックスを抱えており、よく飲みすぎて二日酔いの薬をエルルゥに作ってもらっている。また、野菜が嫌いなことをユズハに指摘されたために、無理をして野菜を口に詰め込んだ結果、気絶してしまう場面もあった。
: 皇族の出身であり、祖父はケナシコウルペの先代皇だったため、オボロはケナシコウルペの正統後継者でもある。しかし祖父が前大戦で敗北し、その結果インカラの先祖に権力闘争でも負け、皇の地位を奪われ没落してしまった<ref name="kg187">[[#ガイド|公式ガイドブック、p187。]]</ref>。また、オボロの祖父とトゥスクル、ワーベは前大戦で共に戦った戦友である<ref name="kg188">[[#ガイド|公式ガイドブック、p188。]]</ref>。
: 戦後、ハクオロから戦前に自身の後継者として任命されていたが、「俺はまだ未熟でオゥロ(皇)としての器じゃないし、何より柄じゃない」として國のことをベナウィに託し、ハクオロが残していったさまざまなものに想いを馳せつつ、ユズハの遺した子を連れて<ref group="注">ゲーム版のみ。</ref>修行の旅に出た。また、オボロの祖父とトゥスクル、ワーベは前大戦で共に戦った戦友である<ref name="kg188">[[#ガイド|公式ガイドブック、p188。]]</ref>
: ゲームの戦闘フェイズでは弐刀流を操り、軽業師のような身のこなしを生かした戦法を見せる。
; ユズハ
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; カルラ
: 声 - 日本語:[[田中敦子 (声優)|田中敦子]]、英語:[[:en:Shelley Calene-Black|Shelley Calene-Black]]
: 本名:'''カルラゥアツゥレイ'''。戦闘に特化した肉体を持つギリヤギナ族のナクァン(女剣奴)。鎖つきの大きな首輪が特徴の怪力娘で、男5人がかりでないと運べないほど重い巨大な剣を片手で軽々と振り回す。この剣は、通常の剣ではカルラの怪力に耐えきれず折れてしまうため、「決して刃こぼれせず、折れず、曲がらない」という注文によって作られた特注品。「刃こぼれせず、折れず、曲がらない」ことを最優先に造ったため、切れ味は二の次でモロロ(芋)一つ切れないナマクラ。カルラの怪力をもってはじめて威力を発揮し、敵を薙ぎ払うか、もしくは叩き潰すようにして斬る。この常識外の強靭な力はカルラ生来の(ギリヤギナ族としての)素質もあるが、彼女の父親が大神と契約し得た力が引き継がれているためでもある。一流の戦士であると同時に酒と風流を嗜む生粋の自由人で、かなりの酒豪。まじめな人をからかうのが好き。アルルゥ同様、つまみ食いの常習犯である。奔放な言動と行動でハクオロを翻弄するが彼に心酔する忠臣の1人であり、同時に彼を心から愛している。髪の毛の一本から血の一滴まで捧げるという「'''ウィツァルネミテアの契約'''」をハクオロと交わし、彼を「あるじ様」と呼ぶ。作中では明言されていないが、過去に関わった人物の発言などから、滅亡した超大國ラルマニオヌの元皇女でデリホウライの姉であることが伺える。ウルトリィとは幼馴染で、かつて皇女だったころに親交があった。アルルゥ同様、つまみ食いの常習犯である。他人からはいい加減で捻じ曲がった精神の持ち主のように思われがちだが、後述のスオンカス曰く「自らの痛みは我慢できても、他人の苦痛には耐えられない」性格で、いざとなれば自己犠牲も厭わない。一人のまだ幼さの残る少女が剣奴の闘覇者として君臨し、そのあまりの強さのために恐れられ、死ぬことを前提とした過酷な戦に常に駆り出されていた、という噂話があり、ベナウィがそのような話を耳にしたと語る場面があるが、その少女がカルラだったのかどうかは明言されていない。
: ゲームの戦闘フェイズでは前述の重剣を使用して眼前の兵士を暴風の如く薙ぎ倒す。
; トウカ
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: 武術に優れ、義を重んじ、高潔なる魂を持つといわれるエヴェンクルガ族で、流浪の女武人。始めはクッチャ・ケッチャに与してハクオロと敵対していたが、誤解が解けた後は彼に心酔する忠臣の1人となった。ハクオロのことを「聖上」と呼びお傍付(護衛役)を務めている。
: その太刀筋は流れるように美しく、まるで舞うような剣技で、思わずハクオロが美しいと感嘆してしまうほど。オボロもそれに同意するも、「戦いのわざとしては美しすぎる」と、どこか違和感を覚えていたようである。
: Windows PC版ではエヴィンクルガ族に新しい強い血を入れる使命を帯びており、ハクオロとの子作りに執心する面もあるが、その他のメディアで彼女が里を出た理由は曖昧にされている。
: 生真面目な性格なのだが、ひとつのことに集中すると周りが見えなくなる。それが災いし自滅や失敗をすることもあり、「某(それがし)としたことが」を口癖にうっかり色々なことをやらかす、別名「うっかり侍」。それゆえに、たびたびカルラにいじられている。酒に対する耐性は無いに等しく、一献あおると朝まで起きない。可愛いものに目がなく、特にアルルゥに対しては戦場ですら本音が出るほどで、彼女との協撃があったり、アルルゥ絡みのイベントもある。一人っ子であるため、武人を模した玩具の人形を宝物として、とても大切にしており、壊してしまったオボロ(実際に壊してしまったのはハクオロ)をその場でボコボコに殴り続けるほどだった。その後、人形は修復されたものの、速荷の馬車(隣國まで止まらない)に「うっかり」人形が乗っかってしまった時には、鬼神の形相で「ヲイデゲー!」と叫びながら追いかけ続け、街道にヌグィソムカミ(禍日神)が出ると街の噂になったこともある。エヴェンクルガ族の中で生ける伝説とされているゲンジマルに憧れを抱いており、彼との会話から親の名前がウンケイであることが判明した。
: アニメ版ではゲーム版と違い「うっかり」している描写が少ないために、終始落ち着いている印象が強い。このことについて「私がオーディションを受けたのはこんなキャラじゃないんですけどー!(笑)」とは[[三宅華也]]の談<ref>DVD特典キャストインタビューVOL5より。</ref>。
: ゲームの戦闘フェイズでは、日本刀で居合い抜きを織り交ぜた高速の斬撃を放つ。