「ラクトース」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Slipcoped (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
24行目:
[[β-ガラクトシダーゼ]]によってガラクトースとグルコースに[[加水分解]]される。
 
血中グルコース濃度が0.14%を大きく超えると[[糖化反応]]により身体に毒性を示すが、グルコースを乳糖に再合成することにより数パーセントの濃度であっても身体の細胞に毒性を示さない。乳中の乳糖は母体に悪影響を与えずに子供に多量の糖分を供与する手段となっている。乳糖の大部分は乳児の小腸の[[ラクターゼ]]によってグルコースとガラクトースに分解・吸収され、ガラクトースは乳児の肝臓でグルコースに変換されて利用される<ref>酒井仙吉 『哺乳類誕生、乳の獲得と進化の謎』 ブルーバックスb-1898、2015年1月20日、講談社、ISBN978ISBN 978-4-06-257898-1</ref>。
 
母乳に含まれる乳糖の一部は分解されずに大腸に達し、乳児の腸内の[[ビフィズス菌]]を増やす働きがある<ref name=aikawa>相川清「ビフィズス菌の応用研究」『腸内細菌学雑誌』Vol. 12 (1999) No. 2。{{doi|10.11209/jim1997.12.73}}</ref>。