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音色に効果を与える奏法としてクラシックギターの時代から用いられてはいたが、広く認知され用いられるようになったのは20世紀以降である。
 
現在のような奏法の源流は、[[ブルース]]音楽のギタリスト達が、ジャズバンドにおける管楽器の[[ピッチベンド]]奏法を模して使いだしてからと言われている。太い弦を使用する[[アコースティックギター]]の時代から存在した奏法だが、太い弦が一般的な当時は非常に指のパワーを要するテクニックであり、一般的ではなかった。[[エレクトリックギター]]が流布する時代になって以降も同様であったが、張力の弱い細い弦「ライト・ゲージ弦(The Ventures の[[ノーキーエドワーズ]]が発案と言われている)」の普及も相まって、誰もが簡単にできるようになり、ブルースのみならず[[カントリー・ミュージック|カントリー]]、[[ロック (音楽)|ロック]]等の[[ポップミュージック]]で広く用いられるようになった。
 
なお、同様の技法は、[[フレット]]もしくはそれに類する仕組みを持った[[弦楽器]]にも用いられており、例えば[[シタール]]のミンドはチョーキングに極めて近い奏法である。また、[[箏]]の「押し手」の技法は弦を引っ張る方向こそ違えど原理は全く同じである。