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頭蓋骨抉る (会話 | 投稿記録)
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ヌーの大量溺死は、タンザニアとケニアを隔てるマラ川の貴重な栄養源になっていることが判明しており、学術誌「米国科学アカデミー紀要」に発表されている。同じ研究では、ワニに食べられる割合はほんのわずかであることもわかった。 ヌーの溺死体の中でも、生態系への貢献度が高いのは骨である。ヌーの骨は完全に分解するのに約7年がかかり、ゆっくりと時間をかけてリンを排出する。リンは、植物や動物の成長に欠かせない。また、骨の表面はバイオフィルムと呼ばれる微生物の膜で覆われ、これが川の魚のエサとなる。「川で死んだ動物の骨が何十年にもわたって生態系に栄養を与え続ける。大量溺死の遺産とでもいうべきものです」と、アメリカのケアリー生態系研究所のアマンダ・スバルスキー・スバルスキー氏は言う。この研究では、ヌーの栄養分の約半分が川の生態系に取り込まれていることが計算で明らかとなったが、残りの半分の行方は定かではない<ref>[http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/062100234/ ヌーの大量溺死が川を育んでいた、研究発表] NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版 2017.06.22</ref>。
 
== 脚注 ==