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=== 後継機計画とOH-58F ===
OH-58も初飛行が[[1960年代]]と基本設計が古く、[[AH-64D アパッチ・ロングボウ|AH-64D]]との能力差も大きくなったため、改修や[[RQ-7 (航空機)|RQ-7 シャドー]]などの[[無人航空機|UAV]]による任務の一部代替とは別に、OH-58D後継機を調達し代替する計画もあった。ただし「観測ヘリに攻撃能力を持たせて多用途化する」という方向性が混乱を招き、未だ実現には至っていない。
 
2004年に[[RAH-66 (航空機)|RAH-66]]の開発が断念された後も、新しい偵察[[ヘリコプター]]として[[ARH-70 (航空機)|ARH-70]]の導入が検討されていたが、ARH-70の導入費用が当初の予定を大幅に超過したために、ARH-70開発も[[2008年]][[10月16日]]に中止された(詳細は[[ARH-70#開発中止]]を参照)。一方OH-58A/Cについては、同時期に[[汎用ヘリコプター]]として採用された[[UH-72 ラコタ|UH-72]]によって代替されることとなった
 
これに伴い、[[アメリカ軍]]は残存する339機のOH-58Dの[[電子機器]]の入れ替えと安全対策の強化を進めている。コックピットおよびセンサのアップグレードプログラム(CASUP)によりOH-58Dを改修したOH-58Fは2012年に初飛行し、A/C/D型から368機を改修する予定であった<ref>[https://www.army.mil/standto/archive/2011/05/18/ TODAY'S FOCUS:The OH-58F Kiowa Warrior]www.army.mil 2011年5月18日</ref>。実際の初飛行は2013年4月となり、2015年3月には低率生産が開始される予定となっていた<ref>[https://www.flightglobal.com/news/articles/us-army-oh-58f-makes-first-flight-385319/ us-army-oh-58f-makes-first-flight]www.flightglobal.com 2013年4月30日</ref>。