「ザ・ビーチ・ボーイズ」の版間の差分

(サーフィンUSA 出典)
『スマイル』はキャピトル・レコードの再三のリリース要求にもかかわらず結局完成せず、[[1967年]][[5月]]にキャピトルはこのアルバム発売をキャンセルした。キャピトル・レコードは、アルバムをリリースさせるために、レコーディングの途中にもかかわらずジャケットを印刷してプレッシャーを与えようとしていたが、大半が破棄された。
 
『スマイル』用の曲のうちのいくつかは『[[スマイリー・スマイル]]』に収録されたが、そのバージョンは厳密には『スマイル』録音時のテイクではなく、ブライアンがドロップアウトした後に他のメンバーが手早くでっち上げた断片や残骸とでもいうべきものであった。当然、40年後にアウトテイクも含んだ形で発表されたボックスセット『グッド・バイブレーションズ・ボックス』に収録された同名の曲たちとは比べものにならない完成度で、「[[英雄と悪漢 (曲)|英雄と悪漢]]」、「[[グッド・ヴァイブレーション]]」([[1966年]][[ビルボード]]シングルチャート全米No.1)といった傑作曲が収録されたものの、『スマイリー・スマイル』の評価は惨憺たるものであった。ブライアンが『スマイル』を放棄した後、残りのメンバーが作り上げた『スマイリー・スマイル』、彼らが嫌った[[サイケ|サイケデリック]]色の強いアルバムとなったのは皮肉な結果であった。
 
ブライアンの精神状態の悪化や事実上のドロップアウトにもかかわらず、バンドはさらに活発に活動を続けた。『[[ワイルド・ハニー]]』『[[フレンズ (ザ・ビーチ・ボーイズのアルバム)|フレンズ]]』『[[20/20]]』までの作品をキャピトル・レコードで発表した。