「ラウダ航空004便墜落事故」の版間の差分

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16時17分ごろ、副操縦士が“oh reverser's deployed(逆噴射装置が作動)”と発言し、直後に振動音や金属が擦れ合うようなノイズ、機長の“Jesus Christ!(ああ、何なんてこった!)”という発言が[[ CVR]] に記録されている{{Sfn|AAIC|1993|p=56}}。この時点で高度24,700[[フィート]]、対気速度はおよそ[[マッハ]]0.78で、エンジンはこの時まで上昇時出力を発生していた{{Sfn|AAIC|1993|p=3}}(ただしスラストリバーサー動作直前にはエンジンは一旦アイドル状態となる)。単純にエンジンの推力を絞るのとは異なり、スラストリバーサーが動作すると周囲に乱流が発生し、エンジンが主翼下にパイロンで吊り下げられたタイプの航空機では、この乱流が主翼上下の気流に影響を及ぼし、結果として揚力が減少する(当該事故では主翼揚力はおよそ25%低下していた<ref name="aoki2015" />)。実際、機長は修正しようとして、“Here, wait a minute!(まだだ、待ってくれ)”と発言し{{Sfn|AAIC|1993|p=56}}左エンジンの燃料供給を止めたが、制御不能と確信し、“Ah, Damn it! (ああ、畜生!)”!)”と最期の言葉を発言した。はじめにラダーと左エレベータが脱落し、続いて右水平安定板の下面後半部大半が失われた{{Sfn|AAIC|1993|pp=18-19}}。このことで左水平安定板のみが揚力を発生したため機体尾部にねじれを生じ、どちらが先かは不明だが、ついには垂直安定板と左水平安定板も失った{{Sfn|AAIC|1993|p=19}}。その結果機体は急激な前転状態となり、両方の主翼が下側に折れ曲がり、その数秒後には胴体を含め空中分解した{{Sfn|AAIC|1993|p=18}}{{Sfn|AAIC|1993|p=19}}。これがスラストリバーサー動作の29秒後であり、空中分解と思われる複数の爆発音とともに CVR 記録は終了している{{Sfn|AAIC|1993|p=56}}。
 
破片の飛散状況や速度および降下角度に不確定な要素があるが、空中分解時の高度は 10,000 フィート以下と推定されている{{Sfn|AAIC|1993|p=17}}。
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