「ハンター・キャッツ」の版間の差分

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== あらすじ ==
{{不十分なあらすじ|section=1|date=2018年8月}}
*世界観については『[[シェリフ (あろひろしの漫画)#世界観|シェリフ]]』も参照のこと。
 
ハンター・キャッツは荒事の多い賞金稼ぎ(ハンター)業界にしては珍しい、若い女性3人構成という変り種の賞金稼ぎチーム。だが、彼女たちは普通のちょいと少し腕の立つ女性……などではなかった。彼女たちはそれぞれにとんでもない特技を持つプロフェッショナルなのである。
 
*名人と呼ばれた江戸っ子巾着きり([[スリ]])の技を持つリーダー'''神速の輝'''(ヒカル)。
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*全ての[[コンピュータ]]を跪かせる名[[ハッカー]]'''電脳女王'''(サイバー・クィーン)'''明'''(メイ)。
 
3人はその特技を活かし、今日も悪党退治に精を出す。凶悪化したこの世界で犯罪に立ち向かう賞金稼ぎチーム'''ハンター・キャッツ'''。日常の小さな事件から国際犯罪組織が絡む大事件まで、彼女たちに解決できない事件はない!
 
== 登場人物 ==
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若い女性3人構成という変り種の賞金稼ぎ(ハンター)チーム。名人と呼ばれる手袋職人・源八謹製の特注[[手袋]]を愛用している。
;早房輝(はやぶさ ヒカル)
:'''ハンター・キャッツ'''の最年長(20歳)にしてリーダー。ノースリーブシャツにホットパンツの服装。
:名人と呼ばれた巾着きり(スリ)であった祖父に育てられ、その際に祖父のスリ技の全てを仕込まれている。敵の銃火器から装填された銃弾のみを抜き取るシーンが度々あり、プロのスリや怪盗すらその高い技術を認めるほど。4年ほど前に世を去った祖父から「江戸っ子」「スリ」としての常識で育てられ、子供のころは一般常識とのギャップに苦労していた。
:メンバー唯一の成人(賞金稼ぎ営業許可証保有者)だが、童顔で小柄なため学生に間違われることも多い。同居者でもあるチームメンバーの家事を一手に引き受けている。言動の随所に[[天然ボケ]]の気が見られる。『シェリフ』においても物語終盤に登場しており、犯罪結社「'''四龍'''」とはその頃から因縁が続いている。
;早房晃(はやぶさ アキラ)
:肉体派の格闘担当。18歳。タンクトップシャツにホットパンツの服装。全身に壮絶な古傷を持つ。
:赤子の頃に「'''四龍'''」に買われ、使い捨ての暗殺者として育てられたが、輝の事件のドサクサどさくさに紛れて脱出した。そうした経緯があるために密入国・不法就労者の扱いだったが、ある事件によって永住許可を得る事になった。本名は'''晃晃'''(ホアンホアン)。便宜上、輝の姓である「'''早房'''」を名乗っている。
:幼少時からの特殊な訓練により、その両手は[[毒|猛毒]]を帯びた「毒手掌(どくしゅしょう)」となっており、擦過傷からでも相手を死に至らせることが可能。しかし素手のままでは日常生活にも支障が出るため、普段は(入浴時や睡眠時も含めて)常に特注のグローブを身に着けている。戦闘でも殺害対象ではない犯罪者を生け捕りにするため装着したまま戦闘できる強度と造りになっているが必然的に傷みやすく手毒で内側の皮が腐ってしまうため定期的に新調せざるを得ないようになっている。
:毒に関する知識を師から受け継ぎ、また暗殺者としての教育を受けたために主要数ヶ国語の全てを話すことができる上、[[ネコ|猫]]語をも解する。それらを除けば頭脳レベルは小学生並み。[[ドラム缶]][[風呂]]を好むが、入浴頻度は5日に1度。極度の[[音痴]]。
;早房明(はやぶさ メイ)
:コンピュータの天才少女。チーム最年少の17歳。ワンピースドレスの服装。褐色の肌を持つ。
:南米の農園主の娘([[日系人|日系]]四世)。10代前半で既に大学を卒業(アメリカに留学経験あり)してる才児だったが、その才能を狙われて「'''四龍'''」にさらわれ、晃同様に輝の事件で助けられる事になる。彼女も日本に戸籍・身寄りがないために便宜上、輝の姓である「'''早房'''」を名乗っている。なお、世代こそ四世だが日本人の血は1/8程度。
:彼女の両腕は「チャクラ」と呼ばれるコンピュータ内蔵[[義肢]]で、人間の精神をそのまま電脳世界にフィードバックする機能を持っている。しかし、「チャクラ」は装着者の精神と肉体に多大なる負担を与えるため、コンピュータ端末としての限界稼働時間は5分とされている。義肢を隠すことと防水・絶縁などの観点から、「チャクラ」使用時以外は常に特注の[[ロンググローブ]]で義手を覆っている。
:コンピュータに向かっている間は睡眠・食事・排泄を長時間我慢できるが、本来は30人前もの料理を瞬時に食べつくすほどの健啖家。その食べっぷりは見る者の気分を悪くさせ、[[拷問]]手段として通用するほど。自らのコンピュータ端末に名前をつけ可愛がり、セキュリティプログラムなどに対して[[ミストレス#BDSM用語としてのミストレス|女王様]]のような言動をとる。自らを機械と混同しているためか、風呂を極端に嫌い、入浴頻度は3週間に1度以下。
 
=== 犯罪捕獲人互助組合(クライム・ハンターズ・ギルド) ===
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:犯罪捕獲人互助組合の責任者。初老の男性。個人的にキャッツのような変わり種(マイナー)ハンターが好きで、何かと気にかけている。
;具麗寺華留奈(ぐれいじ かるな)
:具麗寺財閥の令嬢にして、道楽で「具麗寺H・O(ハンターズ・オフィス)」を営む女性。巨大飛行船事務所や私設軍隊級の実戦部隊を有し、これらを全て自費でまかなっている。
:その目的は「合法的に人間を狩ること」と公言しており、'''クレイジー・お嬢'''のあだ名で呼ばれる。過剰なまでの貴族趣味に加え、狙った獲物を情報操作で賞金首に仕立て上げる、相場を無視した安値で賞金首の優先捕獲権を強引に落札する、捕獲した犯罪者の首のダミーを[[トロフィー|ハンティング・トロフィー]]として壁に展示するなど、噂の種には事欠かない。しかし採算度外視ゆえに高い犯罪者捕獲率を誇り、また前述どおり安値で仕事を引き受けることもギルドの経費削減につながっているため、ギルド内での発言力は大きい。
;氷室幽也(ひむろ ゆうや)
:古参にして一匹狼の賞金稼ぎでキャッツの後見人。折に触れてキャッツの3人娘を気にかけており、3人からも「兄」と慕われる。『シェリフ』から引き続き登場するキャラクターで、かつては無類の武装マニアで「人を撃ちたくて賞金稼ぎになった」と豪語してはばからない危険な男だった。本作中では負傷療養のため一時的に現役を退いている。
;ハンター鬼堂(きどう)
:氷室幽也の親友であるハンター・鬼堂支那虎(きどう しなとら)の遺児。氷室の紹介を受けてキャッツが見習いとして面倒を見る事になった双子。二人とも少年だが、本物の女性と見紛うほどの可愛らしい[[ニューハーフ]]。極度の風呂好きでもある。父譲りの才能から[[超能力]]([[テレパシー]]と幻術)を得意とし、また明ほどではないがコンピュータもそこそこに使える。なおテレパシー能力は血縁者間にしか作用しない。
:元々'''ハンター鬼堂'''の名は父・支那虎の生前の通称であり、彼らは二代目に当たる。(女子生徒として)学校に通う傍ら、しばらくキャッツの元で見習いをしていたが、「蒼き龍」の事件でハンターとして正式にデビューした。
:;鬼堂ひとみ(きどう ひとみ)
::フリル系の服を好み、髪型もふわっとしたパーマをかけている。見た目はアイドル系の女の子。水系の幻術を得意とする。
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:テロ組織「赤い蛇」を名乗って江戸の職人展が催されているビルを占拠した。実は非合法活動を請け負う傭兵であり、テロ事件の振りをして保険金をせしめようとしたビルオーナーの狂言だった。
;礼布生化学研究所所長(れいふせいかがくけんきゅうじょ-しょちょう)
:スポンサー(愛人を2桁単位で囲っているエロジジイ老人)の依頼で強力な精力剤を開発していたが、試作品を服用して暴走したスポンサーに変装させたうえで女性を襲わせていた。
;斑家兄弟(まだらや-きょうだい)
:若い女性をさらって解体した肉を自分たちの経営する肉屋で売っていたという猟奇殺人犯。一度キャッツの手で逮捕されるが脱走。闇手術で整形してキャッツに復讐すべく活動していた。
;久木里重利(ひさきり しげとし)
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=== その他 ===
;岩下(いわした)
:警察組織の特捜二課に所属する[[警部]]。キャッツの受け持つ事件には必ずといっていいほど顔を合わせる。年若く破天荒なキャッツだが、そのウデが確かであることを認め、それなりの信頼を寄せて面倒を見ている。スキンヘッドでコワモテ強面だが寿司好きな気のいいオヤジ人物。独身。
;政(まさ)
:岩下警部の行きつけの寿司屋「寿司政」の板前であり店長。かつては裏街道に名の知られた男であったが、岩下警部の世話になり足を洗って寿司屋となった。現在でも裏街道の一部には顔が利く模様だが、過去ゆえのトラブルに巻き込まれることも多い。