「明生力」の版間の差分

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小栗筍 (会話 | 投稿記録)
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時は[[大相撲八百長問題]]などの不祥事に揺れた頃であり、[[新弟子検査]]を受けても初土俵を踏むはずの本場所が中止になっている<ref>{{Cite news |title=大相撲の新弟子検査 明月院ら36人が合格 |newspaper=スポニチアネックス |date=2011-03-14 |url=http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2011/03/14/kiji/K20110314000427070.html |accessdate=2016-09-27}}</ref>頃であったが、[[立浪部屋]]に入門し、[[2011年]]5月技量審査場所で初土俵を踏んだ。入門したばかりの頃、不祥事を受けて引退した猛虎浪から学び、本人も十両昇進時に「あの人の口癖は『我慢』でした。稽古も我慢できる人が強くなる。我慢すれば見えてくるものもありました」と振り返っている。<ref name="sinzyuryo">[http://www.nikkansports.com/battle/column/sumo/news/1717270.html 新十両・明生の胸に刻まれた日馬富士の言葉] 日刊スポーツ 2016年9月30日0時24分 </ref>同期生には[[千代大龍秀政|千代大龍]]、[[照ノ富士春雄|照ノ富士]]、[[常幸龍貴之|常幸龍]]ら高校・大学を卒業した同期生も多い中で[[前相撲]]は2連勝の一番出世を決める。その後も三段目初昇格の場所こそ負け越したが、入門から2年足らずで[[2013年]]1月場所では早々と[[幕下]]昇進を決める順調な出世となった。しかし腰のヘルニアを患い幕下に定着することはできず、1年半ほどは三段目との往復をしばらく続けた。ヘルニアを理由に引退しようとも思っていたが、父からは「そんなもんか。好きにしろ! やめたら家には戻ってくるなよ!」と突き放され、心が折れそうになった時は「気持ちが弱いんだ!」と叱責された。<ref name="sinzyuryo"/>その後健康な肉体を取り戻し、独学で食事法やプロテインの摂取法を学んだ結果として体重も増える<ref>[[ベースボール・マガジン社]]刊 『[[相撲 (雑誌)|相撲]]』 2013年10月号(秋場所総決算号) 91頁</ref>と[[2014年]]5月場所に三段目で6勝1敗の大勝ちをしたのを最後に幕下へ定着すると、同年11月場所では幕下15枚目以内の番付も経験した。この頃には「10代で関取」を目標として掲げていたが、20歳を迎える[[2015年]]7月場所を幕下で負け越し、目標は達成できなかった。それでも親孝行をすることをモチベーションに<ref>[[ベースボール・マガジン社]]刊 『[[相撲 (雑誌)|相撲]]』 2016年6月号(夏場所総決算号) 90頁</ref>[[2016年]]は3月場所から連続で勝ち越した。同年8月の夏巡業には一門の総帥である[[貴乃花光司|貴乃花]]巡業部長の付け人として帯同し、部屋には1人もいない関取衆とも稽古を積んだ<ref>[[ベースボール・マガジン社]]刊 『[[相撲 (雑誌)|相撲]]』 2016年9月号(秋場所展望号) 78頁</ref>。直後の9月場所は東幕下3枚目の地位で迎え、最後の相撲となる14日目の十両・[[朝弁慶大吉|朝弁慶]]戦に勝って4勝3敗の勝ち越しを決め、場所後の番付編成会議で翌11月場所の新十両昇進が決定した<ref>{{Cite news |title=小柳ら3人が新十両に 再十両は山口と竜電 |newspaper=SANSPO.COM |date=2016-09-28 |url=http://www.sanspo.com/sports/news/20160928/sum16092810120002-n1.html |accessdate=2016-09-28}}</ref>。新十両昇進会見では、何度か出稽古に行った先である[[伊勢ヶ濱部屋]]で、行くたびに[[日馬富士公平|日馬富士]]から声をかけられたことについて語っており、「チャンスは誰にでもある。ただ何回もやって来るものじゃない。次に、いつ来るかも分からない。来たチャンスを自分でつかみなさい」と言われたことが関取昇進につながったという。<ref name="sinzyuryo"/>その新十両の場所は、五分まで持ち直すことはあったものの一度も白星先行とすることはできずに、十両の壁に跳ね返されて5勝10敗の大敗に終わった。2017年1月場所は1番相撲から2連敗し、3勝3敗で迎えた7番相撲を勝って4勝3敗。3月場所は1番相撲から5連勝で関取復帰を決めるが、残りを2連敗して5勝2敗。帰り十両の5月場所は9勝6敗と、関取の地位で初めて勝ち越した。同年10月5日に行われた秋巡業八千代場所では申し合いを16番行った<ref>『大相撲ジャーナル』2017年12月号p2</ref>。11月場所は東十両4枚目の地位で7勝8敗と負け越すも、翌2018年1月場所は半枚下降にとどまる西十両4枚目で8勝7敗と勝ち越し、巡業でも積極的に土俵に立った甲斐あって成果を残した。
 
2018年7月場所で新入幕を果たすも6勝9敗の負け越しに終わり、十両へ転落した。
 
== 主な成績 ==