「横滑り防止装置」の版間の差分

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== ESCの限界について ==
[[File:2015 Subaru XV 2.0i VDC OFF switch.jpg|thumb|横滑り防止装置OFFスイッチ。ぬかるみや深い雪にはまった状態から脱出する際など、横滑り防止装置をOFFにし、タイヤを空転させた方が良い結果をもたらす場合もある<ref>{{Cite web |url=http://car-me.jp/articles/3904?gawtm=jie8OhPh&utm_expid=89705594-3.qhzHJaZRTa2U0Q5KMA-0Aw.1&utm_referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.co.jp%2F |title=CarMe 標準装備となりつつある車のTRC…なぜON/OFFの切り替え機能が付いているのか? |publisher=[[ファブリカコミュニケーションズ]] |date=2017-05-19 |accessdate=2017-11-26 }}</ref>。]]
ESCは、あくまでも運転操作や安定走行を補助する装置である。ESCは、運転に適度なゆとりをもたらしたり、危険な状況下においてドライバーのブレーキ操作や[[アクセルペダル|アクセル]]操作、およびステアリング操作を効果的にサポートするが、車の物理的限界を高めるシステムではない。そのうえ、ESCの安全性を保とうとする能力には限界があり、ドライバーがいかなる状況下で、いかなるステアリング操作をしても必ず横滑りを防止してくれる万能なシステムではない。また、ESC装着車であっても、[[タイヤ]]の性能を超えたブレーキ性能を発揮することはできず、タイヤのグリップ力の限界を大きく超える(タイヤの能力を大きく超える)無謀運転やムリな運転までは制御できない。さらに、ESCが作動した状態であっても車両の方向安定性、操舵性やハンドル操作性の確保には限界があり、ESCを過信すると思わぬ[[事故]]につながるおそれがある。したがって、ESC装着車であってもESC非装着車と同様に、コーナーの手前や滑りやすい路面などでは車両をコントロールできる程度の充分な減速が必要である。また、ESC装着車でもESCを過信せずに、常に周囲の状況に注意を払い、車両の状態、路面状況、道路状況や交通状況に応じた安全運転を心掛けるべきである。さらに、ESC作動ブザーが鳴ったり、スリップ表示灯やスリップ警告灯(ESC作動表示灯)が表示されているときは、車両が横滑りなどの危険な状況に陥りやすいまたは、すでに陥っていることが考えられるため、特に慎重に運転すべきである<ref name="20060113nikkeibpnet"/><ref name="VSC - トヨタ自動車"/><ref name="ESCとは? - BOSCH"/><ref name="VSAとは - Honda">[http://www.honda.co.jp/safety/technology/active/vsa/ VSAとは - Honda]</ref><ref name="ASC(アクティブスタビリティコントロール) - MITSUBISHI MOTORS">[http://www.mitsubishi-motors.com/jp/spirit/technology/library/asc.html ASC(アクティブスタビリティコントロール) - MITSUBISHI MOTORS]</ref><ref name="電子式車両姿勢制御システム「IESC」 - ISUZU">[http://www.isuzu.co.jp/product/vat/iesc/system.html 電子式車両姿勢制御システム「IESC」 - ISUZU]</ref>。