「迎賓館」の版間の差分

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:名称は左右の大きな鏡の上と、ねずみ色の[[大理石]]で作られた[[暖炉]]の両脇に、「[[鸞]]」と呼ばれる架空の鳥をデザインした金色の浮き彫りがあることに由来している。室内は[[アンピール様式]]であり、白い天井と壁は金箔が施された石膏の浮彫りで装飾されている。そして、10枚の鏡が部屋を広く見せている。広さは約160平方メートルある。この部屋は、表敬訪問のために訪れた来客が最初に案内される控えの間として使用されたり、晩餐会の招待客が国・公賓に謁見したり、条約・協定の調印式や国・公賓との[[インタビュー]]等に使用されている。
;花鳥の間(かちょう-の-ま)
:名称は天井に描かれた36枚の絵や、欄間に張られたゴブラン織風綴織、壁面に飾られた[[渡辺省亭]]原画・[[濤川惣助]]作の『七宝花鳥図三十額』に由来している。室内はアンリー2世様式であり、腰壁は茶褐色のジオン材を板張りしており、重厚な雰囲気を醸し出している。広さは約330平方メートルある。この部屋は、主に国・公賓主催の公式晩餐会が催される大食堂であり、最大約130名の席が設けられている。
;朝日の間(あさひ-の-ま)
:名称は天井に描かれた「朝日を背にして女神が香車([[チャリオット]])を走らせている姿」の絵に由来している。天井画は長径8.26[[メートル|m]], 短径5.15mの大きな楕円形である。室内は[[古典主義]]様式であり、壁には京都[[西陣]]の金華山織の美術織物が張られている。広さは約200[[平方メートル|平米]]ある。国・公賓用のサロンとして使われ、ここで表敬訪問や首脳会談などの行事が行われている。