「真核生物」の版間の差分

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== 真核生物の起源 ==
真核生物の本体起源[[進化]]的には[[古細菌]]姉妹群、または古細菌そのもの([[エオサイト説]])とす説が有力分野である。これは[[転写 (真核生物学)|転写]]や[[翻訳 (は少なくとも2種以上の生物学)|翻訳]]など遺伝情報に関わる遺伝子、一部の細胞質で働く遺伝子古細菌に近い合体して誕生したことから支持されている。一方でミトコンドリアや葉緑体で働く遺伝子や一部の代謝に関連する遺伝子真正細菌ほぼ定説類似性を示しなっいる。これは[[遺伝子の水平伝播]]よび共生したり、ミトコンドリアや葉緑体などに由来する。成立過程捕食説([[プロテオバクテリア#アルファプロテオバクテリア綱|αプロテオバクテリア]]と大型の古細菌がもう一方を捕食しようと試みたとする説)水素説(葉緑体は[[メタン菌藍藻|メタン生成古細菌]]とαプロテオシアノバクテリア]]由来す廃棄物のやり取りをもとにした共生)などいくつか説が有力でるが、いずれにせよ20億年前までには真核生物が成立したと考えられている。
 
一方で、真核生物本体の起源には定説がなく、2018年現在、真核生物の本体は古細菌の姉妹群であるとする3ドメイン説が有名である一方、古細菌そのものとする2ドメイン説([[エオサイト説]])も支持を集めつつある。前者の立場では、古細菌に近い生物から真核生物が誕生したとし、後者は[[ヘイムダルアーキオータ|ヘイムダル古細菌]]のような特殊化した古細菌から真核生物が進化したとする。いずれにせよ20億年前までには真核生物が成立したと考えられている。
 
最も古い真核生物の化石は、27億年前の地層から検出されたステランと呼ばれる真核生物に由来する有機物質である。また、真核生物の化石そのものも21億年前の地層から発見されている。ただし、これらの化石が真に真核生物由来かどうか、なお議論の必要がある。