「天然痘」の版間の差分

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m 「ナポレオンが全軍に種痘を命じた」の後に記載されていた「以降は羊毛の流通に乗って発疹チフスが猛威をふるった。」は天然痘とは関係がないため削除しました。
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'''天然痘'''(てんねんとう、smallpox)は、[[天然痘ウイルス]](''Variola virus'')を[[病原体]]とする[[感染症]]の一つである<ref name="NIID">[http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/445-smallpox-intro.html 天然痘(痘そう)とは 国立感染症研究所]</ref>。'''疱瘡'''(ほうそう)、'''痘瘡'''(とうそう)ともいう。医学界では一般に'''痘瘡'''の語が用いられた。疱瘡の語は[[平安時代]]、痘瘡の語は[[室町時代]]、天然痘の語は[[1830年]]の[[大村藩]]の医師の文書が初出である<ref>「近代医学の先駆者 ハンターとジェンナー」p11 山内一也 岩波書店 2015年1月20日第1刷</ref>。非常に強い感染力を持ち、全身に[[膿疱]]を生ずる。致死率が平均で約20%から50%と非常に高い<ref>http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k01_g3/k01_40/k01_40.html 「IDWR: 感染症の話 天然痘」 国立感染症研究所 2016年11月21日閲覧</ref><ref>それまで流行していなかった地域においてはさらに致死率が跳ね上がるため、時に[[国家|国]]や[[民族]]が滅ぶ原因となった事すらある。</ref>。仮に治癒しても[[瘢痕]](一般的に'''あばた'''と呼ぶ)を残す。天然痘は世界で初めて撲滅に成功した感染症である。1805年には[[ナポレオン]]が、全軍に[[種痘]]を命じた<ref>Harry Wain, ''A History of Preventive Medicine'', Springfield, Illinois, 1970, pp.177, 185, 195.</ref>。以降は[[羊毛]]の流通に乗って[[発疹チフス]]が猛威をふるった
 
== 臨床像 ==