「実存は本質に先立つ」の版間の差分

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{{出典の明記|date=2017年8月}}
「'''実存は本質に先立つ'''」([[フランス語|仏]]« l'existence précède l'essence »)という表現は、[[哲学]]において、[[存在]]には[[本質]]がない、とする考え方、観念、ものごとの捉え方、を現したものである。[[フランス]]の[[哲学者]][[ジャン=ポール・サルトル]]が自身の講演「実存主義は[[ヒューマニズム]]であるか」(1945年)において最初にこの概念が提起され<ref>{{Cite book|和書 |author = ペーテル・エクベリ |year = 2017 |title = おおきく考えよう 人生に役立つ哲学入門 |publisher = [[晶文社]] |page = 69 |isbn = 978-4-7949-6975-0}}</ref>、[[実存主義]]における基礎的な観念・概念となっている。サルトルの妻[[シモーヌ・ド・ボーヴォワール]]はこの考えを基に、「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」という言葉を残した。
 
== 概要 ==
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このように、この考えは[[キリスト教]]などの、[[社会]]における人間には本質([[霊魂|魂]])があり生まれてきた意味を持つ、という古来からの宗教的な信念を真っ向から否定するもので、[[無神論]]の概念の一つにもなっている。
 
== 脚注 ==
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== 関連項目 ==
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* [[シモーヌ・ド・ボーヴォワール]]
* [[実存主義]]
 
 
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