「スプートニク1号」の版間の差分

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m WP:BOTR パスカル_(単位) 改名および曖昧さ回避
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[[スプートニク計画]]の最初の機体である。衛星の外形は、直径58[[センチメートル|cm]]の[[アルミニウム]]製の球であり、それに長さ2.4[[メートル|m]]の[[アンテナ]]4本が一方向についているものであった。主設計は[[コロリョフ設計局]]で、重量は83.6kgである。20[[メガヘルツ|MHz]]と40MHzの2つの送信機(出力1[[ワット]])を搭載しており、衛星の温度情報を0.3秒ごとに発信した。
 
衛星の内部には乾燥した窒素が充填されており(圧力 0.13 [[メガ|M]][[パスカル (単位)|Pa]])、[[Oリング]]で気密が維持されていた。また温度環境を維持するためにファンを回してガスを循環させる仕組みであった。電力は銀-亜鉛電池3台を搭載(2台は送信機用、1台は熱制御用で合計重量51kg)し、この電池からの電力のみで動作した<ref>{{cite news|title={{lang|ru|Первый спутник наш !}}|url=http://www.federalspace.ru/main.php?id=2&nid=19567|publisher=Roscosmos|date=2012-10-4|accessdate=2012-11-17}}</ref>。
 
打ち上げは1957年10月4日に[[バイコヌール宇宙基地]]より行われた。使用した[[ロケット]]は[[R-7 (ロケット)|R-7ロケット]]である。衛星の軌道は遠地点約950km、近地点約230km、軌道傾斜角65°の楕円軌道であり、96.2分で周回した。