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[[1937年]]には初のルールブックとなる"''{{lang|en|Maajh: The American Version of the Ancient Chinese Game.}}''"が出版されるとともに、全米麻雀リーグ (National Mah Jongg League, NMJL) が発足した。しかし、合衆国における麻雀の流行は一過性のものに終わった。
 
[[1980年代]]にコンピュータ用ゲーム『[[上海 (ゲーム)|上海]]』が登場して以来、「mahjong」「mahjongg」「mah-jang」という表現が再び一般的に使われるようになるが、それらは『上海』タイプのパズルゲームを指しており、中には麻雀牌以外の絵柄を使っているものも存在する [http://www.mahjonggames4all.com/][http://freeonlinemahjonggames.net/]。
 
=== 日本における受容と発展 ===
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2002年10月23日から27日にかけて、東京で「2002 世界麻雀選手権大会」が開催される。日本の[[初音舞]]が優勝し、[[ジョン・オコーナー]]が準優勝した<ref>[http://www.mindmahjong.com/info/showinfo.asp?id=470 2002年日本国際麻雀試合]</ref>。2006年に[[世界麻雀機構]] (WMO) が設立され、中国の北京に本部が置かれた。翌2007年には、11月3日から5日にかけて、[[中国]]の[[成都]]で「世界麻雀選手権大会」が開催された。公式にはこの大会が「第1回」として扱われる。
 
また、WMO主催の大会以外にも[[マカオ]]の企業ワールドマージャン主催の賞金制(1位には[[アメリカドル]]で50万ドル支払われる)の世界大会である[[世界麻雀大会]]の他、中国北京で発足<ref>{{Cite web|url=http://en.ytsports.cn/news-754.html|title=Mahjong International League Establishment Ceremony held in Beijing to promote mind sport|accessdate=2017-06-08|author=|date=2015-05-12|publisher=Yutang Sports }}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.mahjongnews.com/index.php/news/reports/14-mil-intro|title=New Mahjong International League Elevating Mahjong As A Mind Sport|accessdate=2017-06-08|author=|date=2015-05-11|publisher=Mahjong News }}</ref> し、[[スイス]]の[[ローザンヌ]]に本部を置く{{仮リンク|国際麻雀連盟|en|Mahjong International League}}による{{仮リンク|世界麻雀スポーツゲーム|en|World Mahjong Sports Games}}も存在する。
 
2008年の[[2008年北京オリンピック|北京オリンピック]]では[[将棋類]]とともに[[オリンピック公開競技|公開競技]]としての導入が図られたが、[[国際オリンピック委員会]]から却下された。北京五輪後に行われた第1回[[ワールドマインドスポーツゲームズ]]では中国将棋([[シャンチー]])は競技になったものの麻雀は外された。
 
[[ロシア]]では、麻雀[[アニメ]]をきっかけとして2009年ごろから学生の間で日本式麻雀が普及しはじめ、[[2012年]]から全国の愛好者らによるトーナメント式のリーチ麻雀大会がモスクワで開催されている<ref>[http://www.youtube.com/watch?v=TykBoUp8cew ロシア人の雀鬼らが激突/モスクワで麻雀大会 ] 朝日新聞モスクワ支局員関根和弘チャンネル、2013/05/22</ref>。
 
== ルール ==
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営業の形式には、大きく分けて2種類ある。3人から4人あるいはそれ以上の人数で店舗に出向き、麻雀卓を借りる「セット」形式と、1人で行って見知らぬ相手と対戦する「フリー」形式である。セット雀荘には「貸卓専門」、フリー雀荘には「お一人様でも遊べます」といった内容の看板などが掲げられており、それによって営業形態を察することができる。セット雀荘のほとんどは貸卓を専門としているが、フリー雀荘は貸卓営業を併行して行っていることが多い。フリー雀荘の場合、時間帯によっては来客が中途半端で卓が成り立たない場合があるほか、客が都合で一時的に卓から抜ける際に進行を止めたくない等の事情もあり、その場合は「メンバー」と呼ばれる店員が加わることでゲームを成立させる<ref>[http://www.mj-festa.com/member.html 麻雀荘メンバーマニュアル] - 麻雀フェスタ</ref>。
 
遊技料は風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則により定められており、現在は客1人当たりの時間を基礎として計算する場合1時間600円(全自動卓)、1卓につき時間を基礎として計算する場合1時間2400円(全自動卓)を超えないこととなっている。よってフリー雀荘の多くは1回○○円となっているが、1時間換算で料金が上記を超える場合は違法である。<ref group="注釈">平成26年4月の消費税率変更に伴い規則上は税別価格を提示し、これに消費税相当額を加算したものを上限とするという規則構造に改められている。</ref> 個室を提供する(但し、完全な密室にしてはならないため各部屋は施錠できず窓が設けられている)高級なセット雀荘や、黙認される上限ギリギリのレートで営業するフリー雀荘では、上限いっぱいの料金を設定している。
 
== 雀士 ==
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* [[吉沢やすみ]](漫画家)
* [[吉行淳之介]](作家、随筆『麻雀好日』)
* [[和田誠]](映画監督、[[麻雀放浪記#映画_ 麻雀放浪記|映画版『麻雀放浪記』]]の監督)
}}
<!--※本一覧の掲載基準についてはノートページ([[ノート:麻雀#麻雀愛好家の著名人]])も参照のこと。-->
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一般に麻雀は[[賭博]]的な要素を持つ遊技と認識されており、[[大人]]に限らず[[未成年者]]がプレーする場合でも金品のやりとりを伴うことが多い。
 
日本において、公営ギャンブル以外のギャンブルは賭博であり、刑法上の犯罪である。<ref group="注釈">定義法がないものは全て違法・犯罪。</ref> 他方、個人間での賭博が自由主義上で原則合法なアメリカなどの国では、仲間同士でお互いの家でビールを飲みながらポーカーをするなど、庶民文化の一つであるだけでなく、各自が同額の賭金を持ち込んで、優勝者が最後に全参加者の賭け金を独り占めする[[ステークス方式]]の試合が堂々とテレビで放映されるなど、ギャンブルそのものに犯罪というイメージがほとんどない。なお、ギャンブルとしてではなく、純粋な競技としての麻雀を[[競技麻雀]]またはノーレート麻雀と呼ぶ。
 
麻雀は零和ゲーム(全員の点数の合計が常に一定:[[ゼロサムゲーム]])であるため点数のやりとりをそのまま掛け金のやりとりに換算しやすい。さらに思考ゲームであると同時に偶然の要素も強く、運・実力共に結果に反映されることからギャンブルとして馴染みやすい。