「なまはげ」の版間の差分
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{{座標一覧}}
'''なまはげ'''は、[[男鹿半島]]周辺で行われてきた[[年中行事]]、あるいは
[[秋田県]]全体の3%に満たない男鹿半島<ref group="注">面積において
== 概要 ==
なまはげと[[#同様の行事|同様の行事]]は日本各地に広く分布し、男鹿半島からそれらに伝播したとの証拠も無い。しかし、何故そのようなことになったのかは不明だが、なまはげだけが圧倒的な知名度を得て、秋田県の[[記号]]になるまでに至った。その訴求力の大きさから
=== 開催時期の前倒し ===
[[江戸時代]]には[[太陰太陽暦#日本の太陰太陽暦|太陰太陽暦]]:[[1月15日 (旧暦)|1月15日]]の[[小正月]]に開催されていたが、[[明治]]の[[改暦]]で
[[戦後]]は更に2週間ほど前倒しされた[[大晦日]]([[12月31日]])に行われている<ref>[http://sai-jiki.jp/column/fuyu/kosyogatusetubun 小正月から節分の風習と神仏](Sai-Jiki 彩時記)</ref>。
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| color5 = navy
}}
家々を回る年中行事としてのなまはげを実施する集落は
本来、地区の未婚の男性がなまはげを務めるのが習わしだったが、高齢化と地区の人口減により担い手の若者が減ったため
対策として[[2012年]]度(平成24年度)より男鹿市は
=== 「観光」化 ===
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=== 「鬼」化 ===
なまはげは本来、[[鬼]]とは無縁の[[来訪神]]であったが<ref>{{Cite book|和書|author=大湯卓二・嶋田忠一|title=東北の鬼|year=1989|publisher=岩手出版|ncid=BN04047704||chapter=秋田の鬼}}</ref><ref name="komatsu01">{{Cite book|和書|author=[[小松和彦]]|title=妖怪文化入門|year=2012|publisher=[[角川書店]]|isbn=978-4-04-408303-8|pages=150-152}}</ref>、近代化の過程で鬼文化の一角に組み込まれ、変容してしまったという説がある<ref name="komatsu01" />。[[浜田広介]]の児童文学『[[泣いた赤鬼]]』([[1933年]])のような、赤(ジジナマハゲ)と青(ババナマハゲ)の一対となっていることがあるが、そのような設定がいつ頃からあるのかは不明である。
{| class="wikitable"
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=== 同様の行事 ===
[[本州]]北部の[[日本海]]沿岸部には
[[太平洋]]の沿岸部([[三陸海岸]])にも同様のものが存在し、[[岩手県]]では[[久慈市]]のナガミ、[[野田村]]・[[普代村]]・[[山田町]]のナモミ、釜石市のナナミタクリ、[[大船渡市]][[三陸町]]吉浜の[[吉浜のスネカ|スネカ]]、同市三陸町越喜来のタラジガネ、内陸に入って[[遠野市]]のナモミタクリやヒカタタクリ等がある。
[[愛媛県]]の[[宇和島市|宇和島地方]]では、前述の低温火傷を「あまぶら」といって
== 歴史 ==
=== 発祥 ===
[[妖怪]]などと同様に民間伝承であるため、正確な発祥などはわかっていない。秋田には
|page=75-77}}</ref><ref>{{Cite book|和書|author=[[野添憲治]]・野口達二|title=秋田の伝説|year=1976|publisher=[[角川書店]]|series=日本の伝説|ncid=BN03653538|page=23-24}}</ref>。
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=== なまはげ柴灯まつり ===
なまはげは、かつて[[小正月]]([[旧暦]][[1月14日 (旧暦)|1月14日]]/[[1月15日 (旧暦)|1月15日]]または[[新暦]][[1月14日]]/[[1月15日]])におこなわれていた。旧暦の小正月を新暦に当てはめると、毎年日にちは異なるが2月初旬から3月初旬のいずれかの日にあたる。「なまはげ柴灯(せど)まつり」は旧暦の小正月の時期に近く、新暦の[[月遅れ]]付近にあたる毎年2月の第2[[金曜日|金]]・第2[[土曜日|土]]・第2[[日曜日|日]]に行われている。[[1964年]](昭和39年)の初回は[[男鹿温泉郷]]の[[星辻神社]]で開催されたが、後年、[[真山神社]]に会場が移った。
主に観光向け行事として親しまれている。こちらは、なまはげの着ているケラから落ちた[[藁]]を頭などに巻きつけると無病息災の御利益があるといわれている<ref>[http://www.pref.akita.jp/fpd/bunka/namahage.htm 「男鹿のなまはげ」秋田県公式サイト内]</ref><ref>[http://namahagechisiki.sblo.jp/article/34137812.html なまはげに関する基礎知識] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20140824132913/http://namahagechisiki.sblo.jp/article/34137812.html |date=2014年8月24日 }}</ref><ref>[http://common.pref.akita.lg.jp/bussan/product/special.html?id=1591 「美と畏怖の追求~ナマハゲ面彫刻~」秋田の物産総合情報サイトNEMARE内] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20140823202429/http://common.pref.akita.lg.jp/bussan/product/special.html?id=1591 |date=2014年8月23日 }}</ref>。
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[[ファイル:Oga nsta2.JPG|thumb|none|男鹿駅前の2体の立像(2012年10月)]]
}}
秋田県では、藁で体をつくり
近年の立像では、赤と青の1対のなまはげが設置される傾向があるが、伝統を受け継いできた数十の集落でこのような赤と青の1対が定番なのかは不明である。
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=== なまはげをモチーフにしたもの ===
* [[超神ネイガー]]
*:なまはげをモチーフにした
[[File:Nummy & Huggy.jpg|thumb|ナミーとハギーの絵(2013年9月)]]
* ナミー・ハギー
*:[[2001年]]に開催された
* 男鹿なまはげーず
*:アニメ「[[Wake Up, Girls!]]」に登場した
=== なまはげと命名されたがなまはげではないもの ===
* [[1985年]]([[昭和]]60年)~[[2006年]]([[平成]]18年)の期間と[[2012年]](平成24年)からの期間に[[トヨタ・カローラ|トヨタ・カローラ→トヨタ・カローラアクシオ]]セダンの1300ccモデルをベースとした[[秋田県]]限定の[[特別仕様車]]「なまはげ」が販売された。
* ゲーム・アニメ「[[妖怪ウォッチ]]」に登場するキャラクターの1つに「なまはげ」がある。
* アニメ[[けいおん]]第一期 番外編「ライブハウス!」にて、対バンのメンバー表に「ナマハ・ゲ」というバンド名がある。が、キャラクターは画面では確認することが出来ない。
== 脚注 ==
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