「蛍光灯」の版間の差分

タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
 
== 終息への流れ ==
[[省エネルギー|省エネ]]と[[環境負荷]]減の観点から、[[2010年代]]以降は[[LED照明]]への移行が急速に進み、一般照明としての蛍光灯と水銀ランプは終息する方向にある。
 
=== 省エネの観点 ===
[[赤崎勇]]、[[天野浩]]、[[中村修二]]らによる実用的な青色LEDの発明と高輝度化への成功、これを応用した高輝度白色LEDの開発により[[2000年代]]に実用化したLED照明は、蛍光灯より消費電力が少なく、かつ長寿命のため長期間にわたりランプ交換も不要という利点により急速に普及し低廉化、日本国内においては2011年3月11日の東日本大震災に伴ってとられた原子力発電所の全基停止措置による電力不足が普及に拍車をかけた。
近年は蛍光灯より消費電力が少なく、かつ長寿命でランプ交換も不要な[[LED照明]]が急速に普及している。のためれを受け国内大手電機メーカー各社は蛍光灯照明器具の新製品発表を2012年以降取りやめており([[乾電池]]や充電式電池で駆動するアウトドア[[ランタン]]はLEDへほぼ完全移行し、蛍光灯を用いるランタンの生産は終了)、中でも照明器具国内シェア首位のパナソニックは国内大手のトップを切って「2015年度を以て蛍光灯及び[[白熱電球]]を用いる一般住宅向け従来型照明器具生産を終了し、今後はLED器具へ完全移行(蛍光ランプ及び電球型蛍光ランプは交換用途のみに絞って生産を継続)する」旨を公式発表した(2014年3月4日付、[[朝日新聞]]経済面記事にて報道。なお卓上型の電球&蛍光灯器具生産は2011年限りで終了しLEDへ完全移行)。こうした「脱蛍光灯」の動きは今後国内他社にも広がる可能性がある。なお白熱電球生産は(一部特殊用途を除き)2012年度を以て国内メーカー全社が完全終了した。
 
従来型蛍光ランプ(Hf器具専用スリム管も含む)・[[点灯管]]・ミニクリプトン電球は現在「交換用途に絞って」生産が継続されている。
 
=== 環境負荷の観点 ===
蛍光灯が使用する水銀それ自体は環境負荷物質として[[欧州連合|EU]]域内では[[RoHS指令]]による規制の対象であるが、蛍光灯を代替できる他の技術が確立されていなかったことや、蛍光灯が広く普及していたこと、発光原理上水銀を使用せざるを得ないことを理由として蛍光灯への使用は許容されている。
 
しかし、水銀の使用と輸出入を[[2020年]]以降規制する[[水銀に関する水俣条約]]が[[2017年]][[8月16日]]に発効、これを受け日本国内でも[[廃棄物処理法]]に新たに水銀含有廃棄物の区分が設けられ、廃棄蛍光ランプも有害廃棄物として管理を求められるなど、処分費用の負担が増加することから、これまで産廃処理業者の中には廃棄蛍光ランプの受け入れ無料回収してい取りやめ量販店も有料回収に切替え、追加費用を請求する例が出ている。
家庭から排出される廃棄蛍光ランプを無料回収していた量販店も、東急ハンズなど一部は有料回収に切り替えている。
 
蛍光灯を代替する技術として[[LED照明]]も既に実用化されていることから、日本国内においては新築のオフィスビルなどでは全館LED照明を採用する事例も増えている。家庭向けにも蛍光灯照明器具の製造・販売を終息するメーカーが相次いでおり,蛍光灯の使用は淘汰される方向へと情勢が大きく変化している。
321

回編集