「聖闘士星矢 (1987年の映画)」の版間の差分

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車田先生のお気に入り、琴座のオルフェウス
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夏休みの[[東映まんがまつり]]の一作として公開された作品。同時上映作は『[[ドラゴンボール 魔神城のねむり姫]]』『[[光戦隊マスクマン]]』『[[超人機メタルダー]]』。フルオーケストラによる劇伴音楽や映像上の特殊効果など、東映まんがまつりとしては破格の予算が投じられて制作された。テレビアニメ版に多く携わっているベテラン勢のスタッフが制作に加わった上、丁度テレビアニメ放映がクライマックスに差し掛かる時期に公開されたこともあり、映画とテレビの相乗効果で『聖闘士星矢』の人気を否応なしに加速させる作品となった<ref name="dvdbox" />。
 
監督の[[森下孝三]]によれば、作品世界に初めて触れる視聴者への配慮として、車田の原作に近いストレートな作風を目指し、主人公の[[天馬星座の星矢|星矢]]を目立たせるために敵役を1人だけ引き立たせ、ほかの敵はやられ役に徹させたという<ref name="ぴあ">{{Harvnb|酒井編|2012|pp=69-70}}</ref>。一方、そうした事情や上映時間の短さもあり、そのやられ役の敵たちはデザインが良い上に著名な声優を起用したにもかかわらず、映画化を期待していたファンからは「え、これだけなの?」という感想もあったという<ref name="ぴあ" />。尚、この思いは製作陣側にもあり、中でも車田本人が、このやられ役の中で'''''オルフェウス'''''に執心し、アニメ第2期北欧アスガルド編の、'''η星ベネトナシュのミーメ'''のキャラ及び神闘衣の、又更に後年、原作冥界編の'''白銀聖闘士・琴座のオルフェ'''のキャラ及び聖衣の、各々のデザインベースに活かされ、ミーメに至っては、配役声優としてオルフェウスと同じ、三ツ矢が起用されている(白銀聖闘士・琴座のオルフェは'''神谷浩史'''<ref>三ツ矢は、聖域編以降は、黄金聖闘士・乙女座のシャカを演じている。</ref>)
 
星矢が[[黄金聖闘士#射手座の聖衣|射手座の聖衣]]に装備された'''弓矢'''を使用したのは、本作が初めて。この「星矢たちが敵のボスを前に絶体絶命の危機に陥ったときに射手座の聖衣が出現、それをまとった星矢が弓矢を構える」といった描写は、後の劇場版や原作の海皇ポセイドン編でも用いられるようになった。