「過酸化アセトン」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
サタン(魔王)の母
Yu718aaa (会話 | 投稿記録)
m 身近な材料で作れるという表記は更に爆弾を作ろうとする者を増やしてしまうかもしれない
タグ: ビジュアルエディター モバイル編集 モバイルウェブ編集
50行目:
 
== 特徴 ==
[[アセトン]]、[[過酸化水素水]]、[[塩酸]]、[[硫酸]]などの、比較的日常的な物質から製造できる爆薬である。このため、アマチュア化学者や爆弾マニアによって合成されて事故が起こったり、時には[[テロリスト]]によって製造・使用されることがある。2005年の[[ロンドン同時多発テロ]]や、2015年[[11月13日]]の[[パリ同時多発テロ事件]]、2016年[[3月22日]]の[[2016年ブリュッセル爆発|ブリュッセル連続テロ事件]]などでも使用された。国内では2016年12月22日に自宅にて57グラムの過酸化アセトンを製造、2018年3月19日に[[名東区]]内の公園でこれを所持するなどした疑いにより、名古屋市内の19歳の大学生が2018年8月20日に爆発物取締罰則違反(製造、所持)などの容疑で逮捕されている<ref>[https://megalodon.jp/2018-0821-1946-23/https://jp.reuters.com:443/article/idJP2018082001001760 「高性能爆薬「悪魔の母」製造容疑」] ロイター 2018年8月20日 7:25 </ref><ref>[https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180820/k10011583411000.html 高い殺傷能力の過酸化アセトン製造か 大学生逮捕] NHK NEWS WEB 2018年8月20日 18時04分</ref>。簡単に作ることができ、殺傷能力の高い過酸化アセトンは、別名「サタン(魔王)の母」とも呼ばれる<ref>{{Cite web|url=http://www.afpbb.com/articles/-/3081538 |title=ISが好んで使う自家製の爆薬「TATP」|date=2016-03-24|work=[[朝日新聞]]|accessdate=2016-03-24}}</ref>。
 
過酸化アセトン(以下、略称AP)はアマチュア爆弾愛好家により[[雷管]]([[信管]])として使用されることがある。APは、衝撃、炎、熱などを加えられると容易に爆発する。爆発させる時、少量でしかも非密閉下における場合の爆発は大きな炎の塊になるだけである([[爆燃]])。しかし、密閉下か、多量に存在した場合は炎を一切出さず、爆発する([[爆轟]])。威力は[[トラウズル値]]で[[トリニトロトルエン|TNT]]の70-80%ほどである。