「ベトナム語」の版間の差分

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しかし、[[1919年]]の[[科挙]]廃止、[[フランス]]総督府による[[クオック・グー]](後述)教育の推進により漢字、チュノムの使用頻度は次第に減少、[[1945年]]の[[阮朝]]滅亡と[[ベトナム民主共和国]]の成立により、ベトナムの国字として漢字に代わり、クオック・グーが正式に採択されたことで、漢字やチュノムは一般には使用されなくなった。
 
公式な漢字の廃止は[[1954年]]であり、南北に分断したこの年に[[ベトナム民主共和国]]紙幣における漢字使用は廃止されている。現在では日常生活で漢字が見られるのは、[[テト]](旧正月)や[[月見|中秋節]]などの伝統行事や仏事、冠婚葬祭などである。漢字の理解者も、高齢者の一部や、国文学や歴史学などの研究者、書道家や仏僧、日本語及び中国語の学習者などに限定される。
 
現在のベトナム語表記に使われるのは、[[17世紀]]に[[カトリック教会|カトリック]]の[[宣教師]][[アレクサンドル・ドゥ・ロード]]が考案し、[[フランス領インドシナ|フランスの植民地化以降]]普及した[[ラテン文字|ローマ字]]表記「[[クオック・グー]]({{vie|v=Quốc ngữ|hn=國語|h=y}})」である。植民地期にはクオック・グーは、フランスによる「文明化」の象徴として「フランス人からの贈り物」と呼ばれたが、独立運動を推進した民族主義者は全てクオック・グーによる自己形成を遂げたため、不便性と非効率性や[[識字]]率向上を理由に、漢字やチュノム文は排除され、クオック・グーが独立後のベトナム語の正式な表記法となった。