「百年の時計」の版間の差分

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== 評価 ==
* 2012年の先行公開上映の際に、香川県内上映映画興業ランキング([[四国新聞]]社調べ,10月24日付)で1位を獲得している<ref>「百年の時計」公式ツイート10月24日分より</ref><ref>なお同県内での同期上映作において『[[アウトレイジ ビヨンド]]』が含まれており、これを凌駕しての1位獲得だったため、関係者および香川県内のプライベートジョークで「''『アウトレイジ ビヨンド』(北野武作品)を1位から陥落させた映画'' 」と評されることがある。</ref>。上記の先行公開時の延長上映は、この結果を受けてのもの。
* [[ぴあ]]調査による2013年5月25日公開映画の満足度ランキングで1位を獲得している<ref>[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130527-00000004-piaeiga-movi 金子修介監督の『百年の時計』が満足度トップに-Yahooニュース]</ref>。
 
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:[[香川県]]出身の[[前衛芸術|前衛]][[芸術家]]。主な専門領域は[[彫刻]]と[[インスタレーション]]またそれに伴う[[ランド・アート]]。扱う主テーマは[[時間]]と[[記憶]]。
:1980 - 90年代を代表する芸術家の一人で世界中から名声を得ており、現在も他作家との競作や展覧会・新作などの呼び声がかかる人物。しかし、その実態は美術をめぐるマネーゲームに疲れ果てた一人の老人であり、自らを「アイデアも枯れ果てて終わった芸術家」とすら評する無気力な人物。そのために涼香たちを引っ掻き回す。実は体を壊しており、体に負担をかける無茶な活動はできなくなっている。
:ただ完全に芸術への情熱が冷め切っているワケわけではなく、自らの人生の集大成として「自身の過去」と向き合い、それを自らの芸術の集大成として表現したい思いはある。そのために涼香に自らの[[懐中時計]](実は[[鉄道時計]])を見せて、その来歴を探る旅につき合わせる。
:若い頃は庵治石の[[石工]](切り出し作業員)だった。幼い頃から絵を描くことが好きで美術の道に憧れはあったものの病弱な父を抱えて生活に喘ぐ日々の中で、美術の勉強ができずにその道を断念し石工となっていた。しかし美術・絵画への思いは醒めることなく、時折、近所の商店(古書店、銭湯など)に請われ、無料で店の看板を描いたりしていた。
;安藤美咲(あんどう みさき)