「新共同訳聖書」の版間の差分

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== 続編、第二正典、アポクリファ、外典の扱い ==
新共同訳はローマ・カトリックとプロテスタントの共同によるエキュメニカルな訳であり、プロテスタントが外典として扱ってきた書物についてローマ・カトリック・聖公会用に続編として収録されている。
 
旧約聖書の後のつけ加え、[[ビブリア・ヘブライカ|ヘブライ語の聖書]]では一切(外典が)無いが、ギリシャ語[[セプチャギンタ|七十人訳]]ではアポクリファとしてある。が、七十人訳の読まれた当時、~2,1世紀頃は、外典は通常読まれ無く、聖書の棚にも置いて無かった、であるから、外典は[[アポクリファ]](匿(かく)された書)と呼ばれるのである。
 
[[ウェストミンスター信仰告白]]など歴史的なプロテスタント[[福音主義]]の[[信仰告白]]は聖書を66巻であると告白しており、プロテスタントである[[福音派]]の立場からは「聖書の外典を続編として加え」たことについて、「読者にはその区別がよくわからないようです。」と指摘されている<ref>[[泉田昭]]著『日本における聖書とその翻訳』[[日本聖書刊行会]]p.33</ref>。また、新共同訳の「旧約続編」についての主張は「正典と外典の違い」を無視しているとの指摘がある<ref>[[尾山令仁]]著『ヨハネが受けたキリストの啓示』羊群社 p.323-325</ref>。