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[[ファイル:43014 & 43062 Danesmoor.jpg|thumb|right|300px|New Measurement Train]]
 
'''New Measurement Train''' (ニュー・メジャーメント・トレイン、NMT) は、[[イギリス]]の[[ネットワーク・レール]]が運用する検測用車両である。[[インターシティー125|HST]]用[[イギリス国鉄クラス43ディーゼル機関車 (HST)|43形機関車]]および[[イギリス国鉄マーク3客車|マーク3客車]]からの改造により2003年に登場した。[[イギリス]]全土の本線の状態を2週間で検測できる。[[軌道 (鉄道)|軌道]]の状態を評価測定技術者がどこを、要補修すれば良いか箇所定を支援する。
 
この検測車はレール、車輪及び[[架線]]の接触を計測する。レーザなどの計測機器により軌道各部の寸法、架線の高さ・ふらつき、[[軌間]]、ねじれ、[[カント]]などを測定する。[[ウェスト・コースト本線]]では、車体傾斜式車輌の走行に支障がない様、クリアランスの確保に特別な注意が払われる。編成先頭ならびに後尾の動力車、パンタグラフ、車輪とレールの接触面の動画記録が可能である。
 
検測車としての運用は[[2003年]]に開始されたが、輌自はずっと古いものである。全体黄色塗装されており、から「空飛ぶバナナ (The Flying Banana) とも呼ばれる。2005年には鉄道フォーラムから技術革新賞を、また[[:en:Modern Railways|Modern Railways]]誌から革新賞を贈られた。編成は順に動力車、食堂車、開発システム車、軌道記録システム車、会議室のある会議用客車、食堂車、動力車である。動力車には 43013、43014、43062 三輌3両があり、43013 は緩衝器を装備している。
 
開発システム車には[[パンドロールクリップ]]の欠失を検出するレール近くの振動プラットホームがある。また、架線の障害を発見するため測定用の[[集電装置#パンタグラフ|パンタグラフ]]も装備している。パンタグラフにおり、隣接する白色灯からカメラの軸にあわせた照明を行い、架線高とふらつきを監視する。列車自体はディーゼル動力であって、パンタグラフを集電に用いてはいない
 
軌道記録システム車には切替えスクリーンがあり、軌道の欠陥、列車の位置、無線信号強度を含むシステム出力をオペレータ12人のチームで観測できるようになっている。