「ののちゃん」の版間の差分

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=== 山田家の人々 ===
; 山田のの子
: 主人公。小学3年生。たまのの市立第3小学校の3年3組に在籍している。身長が低くおかっぱ頭で大きな目と長いまつ毛、大きな口の可愛らしい女の子。元気で明るく楽観主義者。人見知りせずいつも多くの友人達と遊ぶ活発な一面がある一方で、母親譲りの怠け癖で、「やるべきこと」(勉強や部屋の掃除など)をやるのは大の苦手。
: そのため成績はクラスでビリ争いで、テストで3回に1回は0点を取るほど。特に算数が、超の付く苦手。
: それでいて、生来のグータラとお気楽な性格ゆえに「努力する」どころか「努力しようという意志」すら実質皆無{{efn|連載開始以来、努力しようとしたのは(自分から勉強しようとしたのは)たった3回しかない。}}。ただしこのような態度は周辺のクラスメイトにもそのまま当てはまることであり、作中でとりわけ劣等生として描写されているわけではない。
: 食い意地が張っており、その小さな身体からは信じられないほどの大食い。しかもおいしいものばかり食べたがるので、まつ子によく止められてしまう。兄のぼるの夜食などを勝手に盗み食いすることも多い。
: 家族で大型スーパーに行った際に、大騒ぎでいたため、のの子を置いて帰ってしまったことがある。その際、のの子は慌てたり泣いたりせずに店の中にあるベンチで横になって大人しく寝ていた。
: のぼると兄妹喧嘩する事もあるが、歳が離れており、さらに女の子であるため、殴り合いの喧嘩にはならず、のぼるの性格もあって結局のぼるが折れている。のの子自身も末っ子らしく甘え上手な部分があり、のぼるを手の内で転がしている。
: 家族で大型スーパーに行った際に、大騒ぎでいたため、のの子を置いて帰ってしまったことがある。その際、のの子は慌てたり泣いたりせずに店の中にあるベンチで横になって大人しく寝ていた。
: 極度の朝寝坊で、学校には遅刻しないことのほうが少ない(クラスメイトも、のの子は遅刻するのが当たり前だと思っている)。夏休みには、1日16時間眠るほど。加えてイタズラ好きな一面もある。
: 現実の子供たちにとっては、反面教師そのものと言って良い。死神タイガースでショート。
: キャラクター造形についていしいは、[[玖保キリコ]]の『[[シニカル・ヒステリー・アワー]]』に登場する「ののちゃん」の「パクリのつもり」と述べている<ref>『[総特集]いしいひさいち』p114</ref>。
; 山田まつ子
: 母親。年齢は40歳(アニメ版)嫁には行っているが、実母と同居している。太っており、パーマがかかった髪をしている。明るくて活発。のの子と性格が似ている。常にご飯のおかずのネタに困っている(結論は大体カレー)グータラ&ズボラ主婦。それゆえ夏の昼食は毎日そうめん(ズボラすぎて「流しそうめん」と言って「流し台」でそうめんを食べたことがある)、冬は毎日鍋もの、のぼるの弁当は1日おきにソーセージとタマゴ焼きといった調子。
: グータラ揃いの山田家でも一番の怠け者で、「やらねばならないことがあること」そのもの、「やらねばならないことが増えること」そのものが、重度の精神的苦痛らしい。逆に、「やらねばならなかったはずのことをやらずに済む」と大喜びする。
: のの子同様「努力する」どころか「努力しようという意志」すら実質皆無。たまに主婦・母親らしい気遣いをすることもあるが、大抵間が悪く無意味なものになってしまう。
: ただし見栄っ張りではなく、金銭に関してはだらしなくないので、家計が苦しくなることは無い。夫が風邪を引いた際には「たまには休みなはれ。会社が何してくれるわけじゃなし」と休むことに後ろめたさを感じる夫を優しく諭したり、近所の暴走族を注意しに行った夫を心配し、母親と共に鍋やおたまを持って踊って気を引くなど身を呈している。普段は怒鳴っているが子供たちが心配をかけると怒るのではなく、泣いてしまう。
: 子供達の成績を一応は心配している。特にのぼるの事は心配している。しかし、のぼるが高得点を取ると「何か病気ではないか?」と別な心配をすることがある。
: 見栄っ張りではなく、金銭に関してはだらしなくないので、家計が苦しくなることは無い。夫が風邪を引いた際には「たまには休みなはれ。会社が何してくれるわけじゃなし」と休むことに後ろめたさを感じる夫を優しく諭したり、近所の暴走族を注意しに行った夫を心配し、母親と共に鍋やおたまを持って踊って気を引くなど身を呈している。普段は怒鳴っているが子供たちが心配をかけると怒るのではなく、泣いてしまう。
: 専業主婦だったが、パートをはじめた。理由は単純に暇つぶし。潰れそうな工場の事務で、お菓子を食べたり、借金取り立てと長電話している。暇つぶしなため、給料の支払いが滞ってもほとんど気にかけていない。
: 趣味は模様替え(時には庭の模様替えまでする)と、のの子が所有するテレビゲーム。関西出身で、母・しげ同様[[近畿方言|関西弁]]が抜けない。名前の漢字表記は“松子”。
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; 山田のぼる
: となりのやまだ君時代の主人公で、のの子の兄。平凡な中学2年生(部活の後輩が登場するまでは1年生。『となりのやまだ君』時代は2年B組で、修学旅行にも行っている)。母親と妹のグータラと大食いのせいで、年中迷惑をこうむっている。
: 反抗期の年頃だが、特に反抗する様子はない。むしろ、おばあさんや両親(特に父)の言うことをきちんと聞き、妹とも仲がよい。兄らしく、のの子のワガママな態度も嫌がりながらも付き合っている。家族の中で父と同じく常識人。一度、父と喧嘩したことがあるが、内容は「ねこまんまは味噌汁をかけるか、ご飯を入れるか」であり、怒鳴り合いではなく「お言葉ですが父上」と冷静口調だった(のぼるがねこまんまをしたため、まつ子が下品だと注意したが、父は食べ方が違うと注意したのが発端)。
: 人気者というわけではないが、友達は多い。女の子の友達もいる。口調は柔らかで、人の事は「お前」とは妹にですら呼んだりしない。好きな子がいるのか、自宅に電話がかかってきてデレデレしていた。キクチ食堂の娘は腐れ縁。
: 得意教科は社会だけで特に数学が苦手。妹と違って「努力しようという意志」はあるのだが、なかなか行動に結びつかず、当然ながら成果もあがらない。テストの成績はいつも平均点か平均以下であり(学年200人中165番、500人中250番など)、テストが終わると後悔して勉強するタイプ。また、『やまだ君』時代は概ね低成績ながらも好不調の差が激しい(成績推移が「マグニチュード7.5」と言われたり、年に一度社会科で最高点を取るなど)という設定もあった。落ちこぼれでもなく、不良でもなく、優等生でもないため、教師や親も褒めるべきか叱るべきか頭を抱えている。