「ソーシャルメディア」の版間の差分

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{{国際化|date=2012年3月|領域=日本}}
'''ソーシャルメディア'''({{lang-en|Social media}})とは、誰もが参加できる広範的な情報発信技術を用いて、社会的相互性を通じて広がっていくように設計された[[メディア (媒体)|メディア]]である。双方向の[[コミュニケーション]]ができることが特長である。しばしば、[[ティム・オライリー]]によって提唱された[[Web 2.0]]の概念を具現化した一つの形として考えられる<ref>{{Cite journal
| doi = 10.1016/j.bushor.2009.09.003
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「インターネットに基づくアプリケーションの一群であって、[[Web 2.0]]の思想的或いは技術的基礎付けの上に作られ、
UGCを作りだし交換できるようにするもの」<ref>Kaplan Andreas M., Haenlein Michael, (2010), Users of the world, unite! The challenges and opportunities of social media, Business Horizons, Vol. 53, Issue 1</ref>と定義している。
 
「ソーシャルメディア」という用語は、2006年7月以来、順調に使われるようになった<ref name="trends.google.com">"Google Trends: social media," trends.google.com, http://www.google.com/trends?q=%22social+media%22&ctab=0&geo=all&date=all&sort=0</ref>。英語版Wikipediaに"Social media"が登場したのも2006年7月9日である。([[:en:Social_media|当該記事]]の履歴参照)。2000年代末以降のスマートフォンの普及によってソーシャルメディアいつでもどこでも利用できるようになり、スマートフォンの位置情報等の機能とも相まって活用の幅を広げた<ref name="h27" />。
 
ソーシャルメディアの普及により「シェアリング・エコノミー」と呼ばれるような新たな経済活動も出現した<ref name="h27" />。
 
== 産業メディアとの違い ==
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産業メディアは新聞の発行や許認可制の放送業務のように、一般的には情報を発信するのに膨大な資源を必要とする。
産業メディアは通常「従来型」の「[[放送]]」「[[マスメディア|マス]]」メディアと呼ばれる。
 
== 歴史 ==
「ソーシャルメディア」という用語は、2006年7月以来、順調に使われるようになった<ref name="trends.google.com">"Google Trends: social media," trends.google.com, http://www.google.com/trends?q=%22social+media%22&ctab=0&geo=all&date=all&sort=0</ref>。英語版Wikipediaに"Social media"が登場したのも2006年7月9日である。([[:en:Social_media|当該記事]]の履歴参照)
 
== 種類 ==
ソーシャルメディアは、[[電子掲示板]]や、[[ブログ]]、[[ウィソーシャル・ネットワーング・サービス]]、[[ポ画像や動画の共有サイト、メドキャスセージングアプリ、情報共有サイ]]、[[ソーシャルブックマーク]]などがある<ref name="h27" />。このほか[[Amazon.co.jp|アマゾン]]などの[[通販]]サイトのカスタマーレビューなどを含むこともある。
 
[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス]]、画像や動画の共有サイト、[[Amazon.co.jp|アマゾン]]などの[[通販]]サイトのカスタマーレビューなど多彩な形態を取る。
=== 種類別の主要国内サービス及びアプリケーション事例===
* '''[[電子掲示板]]''':[[2ちゃんねる]]
* '''[[ブログ]]''':[[アメーバブログ]]、[[livedoor Blog]]、[[WordPress]]
* '''[[ミニブログ]]''':[[Twitter]]、[[Instagram]]
* '''[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス]]''':[[mixi]]、[[GREE]]、[[Facebook]]、[[Google+]]
* '''メッセージングアプリ''':[[LINE (アプリケーション)|LINE]]
* '''[[ナレッジコミュニティ]] ([[集合知]])''':[[ウィキ]]、[[ウィキペディア日本語版]]、[[NAVERまとめ]]
* '''[[ポッドキャスト]]'''
* '''[[ソーシャルブックマーク]]''':[[はてなブックマーク]]
* '''[[ソーシャルニュース]]''':[[スラッシュドット]]、[[Digg]]
* '''[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス]]''':[[mixi]]、[[GREE]]、[[Facebook]]、[[Google+]]
* '''画像や動画の共有サイト''':[[YouTube]]、[[ニコニコ動画]]、 [[Pixiv]]
* '''[[ライブ配信|ライブストリーミング配信サイト]]''':[[Twitch]]、[[YouTube Live|Youtube Live]]、Mixer、[[ニコニコ生放送]]
* '''[[レビューサイト]]'''
 
== 特徴と問題点 ==
ソーシャルメディアには利用者同士のつながりが促進されるような仕組みが用意され利用者間の関係を視覚的に把握できる特徴がある<ref name="h27">{{Cite web |url=http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/pdf/n4200000.pdf |title=ソーシャルメディアの普及がもたらす変化 |publisher=[[総務省]] |accessdate=2018-09-14}}</ref>。
ソーシャルメディアは、編集部の選別を通るために一定水準以上の文章を読者に要求する雑誌の投稿欄とは違い、ユーザーが自由気ままに情報発信できるために勉強不足からくる質の低さがあり、それが世論形成にマイナスの影響を与えているという指摘がある{{sfn|福間|2017|pp=315-317}}。
 
一方、ソーシャルメディアは、編集部の選別を通るために一定水準以上の文章を読者に要求する雑誌の投稿欄とは違い、ユーザーが自由気ままに情報発信できるために勉強不足からくる質の低さがあり、それが世論形成にマイナスの影響を与えているという指摘がある{{sfn|福間|2017|pp=315-317}}。
 
[[テロ]]や[[犯罪]]、[[暴動]]など[[治安]]を揺るがす行為に利用される恐れがあることから国家的な[[監視]]対象となることがある。アメリカの例では、[[国土安全保障省]]がソーシャルメディアに書き込まれるテロや犯罪を連想する単語を監視するプログラムを運用していると伝えられる<ref>{{Cite news
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* [[社会的ネットワーク]]
* [[ソー活]]
 
== 脚注 ==
 
{{Reflist}}
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[[Category:社会的ネットワーク]]
{{DEFAULTSORT:そしやるめていあ}}
{{Internet-stub}}