「多摩市」の版間の差分

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武田薬品工業との地域包括ケア協定の加筆と、内部リンクの整理など。
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|鳥など=[[ヤマバト]]
|郵便番号=206-8666
|所在地=多摩市[[関戸 (多摩市)|関戸]]六丁目12番地1<br /><small>{{ウィキ座標度分秒|35|38|13|N|139|26|46.6|E|region:JP}}</small><br />[[ファイル:Tama City Hall.jpg|250px|多摩市役所]]
|外部リンク=[http://www.city.tama.lg.jp/ 多摩市]
|位置画像={{基礎自治体位置図|13|224}}
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[[ファイル:多摩ニュータウン、多摩センター駅周辺の空撮2012.jpg|thumb|丘陵部に建設された多摩ニュータウン]]
=== 概要 ===
市域は[[多摩川]]中流右岸に広がる。り、[[多摩丘陵]]の北端を占める。北端は多摩川、南端は多摩丘陵の[[稜線]]である。多摩川の支流である[[大栗川]]とその支流である[[乞田川]]が刻んだややひらけた[[谷]]状の地形を持つ。市域はこの谷状の地形に沿って東北東から西南西方向に長い形状をなし、起伏にだ地形をなすでいる
 
北を[[東京都]][[府中市 (東京都)|府中市]]、東京都[[日野市]]、西を東京都[[八王子市]]、南を東京都[[町田市]]、東を[[神奈川県]][[川崎市]][[麻生区]]、東京都[[稲城市]]に接する。[[多摩ニュータウン]]が市域南部から稲城市、町田市、八王子市にまたがって造成されている。
 
南多摩地域では唯一、[[高速道路]]と[[東日本旅客鉄道|JR]]が通っていない(多摩市近隣の市は、全て両者または一つ通っている。[[多摩都市モノレール線]]と[[私鉄]]の[[京王線]]、[[小田急多摩線]]が通っており、[[鉄道]]の便は確保されている。
 
[[東洋経済新報社]]の「住みよさランキング2015」の総合評価において多摩市は、[[関東地方]]での順位は15位、東京都での順位は3位、上位にランクインしている<ref>{{Cite news|url=http://toyokeizai.net/articles/-/74882?display=b|title=「住みよさランキング2015」東日本の1位は?|newspaper=東洋経済オンライン|date=2015年6月28日|accessdate=2015年7月14日|publisher=東洋経済新報社}}</ref>。また、同ランキングで多摩市は、人口に対する商業の利便性を評価した「利便度」において全国順位で30位<ref>{{Cite news|url=http://toyokeizai.net/articles/-/74537?page=2|title=住みよさランキング「安心度1位」の都市は?|newspaper=東洋経済オンライン|date=2015年6月25日|accessdate=2015年7月14日|publisher=東洋経済新報社}}</ref>、財政健全度を評価した「富裕度」において全国順位で24位<ref>{{Cite news|url=http://toyokeizai.net/articles/-/74847?page=2|title=住みよさランキング「富裕度」1位の都市は?|newspaper=東洋経済オンライン|date=2015年6月27日|accessdate=2015年7月14日|publisher=東洋経済新報社}}</ref>になっている。(多摩市の財政状況は決して良くないが、それ以上に悪い自治体が相当数あるため。)
 
[[2007年]]度の商業統計によると、多摩市内の商業集積地の年間売上高としては[[多摩センター駅]]前(33,140 百万円)と[[聖蹟桜ヶ丘駅]]前(47,612 百万円)が突出した規模となっている<ref>{{Cite web|author=経済産業省|url=http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syougyo/result-2/h19/xls/niji/ritchi.xls|title=平成19年商業統計表(二次加工統計表) - 立地環境特性別統計編 第10表|format=XLS|accessdate=2015年5月4日}}</ref>。それぞれ[[東京都]]の「[[都心等拠点地区]]」と「一般拠点地区」に位置づけられている地区である<ref>{{Cite web|author=東京都都市整備局|url=http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/seisaku/new_ctiy/pdf/katuyou_housin02-3.pdf|title=新しい都市づくりのための都市開発諸制度活用方針 - 拠点位置図|format=PDF|accessdate=2015年5月4日}}</ref>。これらは地理的には多摩センター駅周辺は[[八王子市]]と隣接し、聖蹟桜ヶ丘駅周辺は[[府中市 (東京都)|府中市]]・[[日野市]]に隣接する多摩市の“端っこ”だが、どちらも多摩市[[都市計画マスタープラン]]で「広域型商業・業務地」と位置付けられる多摩市の中心地である<ref>{{Cite web|author=多摩市|url=http://www.city.tama.lg.jp/plan/948/20055/002586.html|title=多摩市都市計画マスタープラン|accessdate=2015年5月4日}}</ref>。
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当市は、[[業務核都市]]の指定を受けている<ref>{{Cite web|url=http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha02/02/021105_.html|title=業務核都市基本構想の変更(八王子・立川・多摩業務核都市)に係る同意について/国土交通省|accessdate=2012年1月31日}}</ref>。
 
[[文部科学省]]が公表する[[地盤]]のデータをもと[[日刊ゲンダイ|ゲンダイネット]]が[[地震]]を想定して作成した「揺れに強い東京の街ランキング」では、多摩市が1位となった<ref>{{Cite news|url=http://gendai.net/articles/view/syakai/134843|title=地盤から読み解く M7に耐えられる 揺れに強い街ランキング|newspaper=ゲンダイネット|date=2011年1月29日|accessdate=2012年1月31日|publisher=日刊ゲンダイ|archiveurl=https://web.archive.org/web/20130126140401/http://gendai.net/articles/view/syakai/134843|archivedate=2013年1月26日|deadlinkdate=2017年9月}}元記事リンク切れ。引用サイト: http://prayforjp.exblog.jp/15350667/{{リンク切れ|date=2017年9月 |bot=InternetArchiveBot }}</ref>。
 
=== 隣接している自治体(行政区) ===
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== 歴史 ==
* [[日本列島の旧石器時代|旧石器時代]] - 約25,000年から20,000年前の石器が[[豊ヶ丘]]で出土している
* [[縄文時代]] - 約10,000年前から3,000年前位まで、多数の縄文人が定住をしていた(当時の住居跡、[[土器]][[石器]]、墓が多数発見される)
* [[古墳時代]]後期 - [[稲荷塚古墳]]([[八角墳]])、[[臼井塚古墳]]、[[塚原古墳群 (多摩市)|塚原古墳群]]など多数の古墳([[和田古墳群]])が築造される
* [[奈良時代]] - [[武蔵国]][[多摩郡|多磨郡]]と表記されるようになる。またこの頃南多摩窯跡群が作られる
* [[奈良時代]]頃 - [[武蔵国]]の六所宮の一つ、武蔵[[一宮]]として[[小野神社 (多摩市)|小野神社]]が創建される
* [[鎌倉時代]] - [[1213年]][[関戸 (多摩市)|関戸]]に[[鎌倉幕府]]の関所である[[霞ノ関]]が築造される
* [[鎌倉時代]] - [[後醍醐天皇]]に呼応した鎌倉幕府への反乱が相次ぐ中、[[1333年]]5月16日、[[関戸 (多摩市)|関戸]]で“[[関戸の戦い]]”が起こり、[[鎌倉]]攻略を目指す[[新田義貞]]軍が[[北条泰家]]を破り[[霞ノ関]]を突破する。この戦いの直後、新田軍を監視するため関戸城が築かれる。
* 鎌倉時代〜[[江戸時代]]末期 - 関戸城([[新田義貞宿場町]]軍の監視目的)を築城すとして栄え
* 鎌倉時代〜[[江戸時代]]末期 - [[江が宿場町]]を中心として栄えた経済圏が多摩にも広がり、貨幣経済が浸透す
* 江戸時代・中世後期〜[[近世]] - 当時多摩市域に広がっていた「郷」が解体され始める。また、この頃から[[入会地]]をめぐる争いが頻発する
* [[江戸時代]]中期 - [[江戸]]を中心とした経済圏が広がり貨幣経済が浸透する
* 江戸時代・中世後期〜[[近世]] - 当時多摩市域に広がっていた「郷」が解体され始める。また、この頃から入会地をめぐる争いが頻発する
 
* [[1871年]] - [[廃藩置県]]が行われ関戸村など8カ村が神奈川県多摩郡に入る
* [[1872年]] - 学制が発布され、学校の運営を始める
* [[1878年]] - 多摩郡を東西南北の4郡に分ける
* [[1881年]] - 連光寺一帯に[[連光寺村御猟場]]が設置される
* [[1882年]]、[[1892年]]、[[1893年]] - 1882年に連光寺から稲城にかけての1213[[町 (単位)#面積の単位|町歩]]が連光寺御猟場に指定される。また、同年に向岡、1892年に兆民、1893年に処仁の各校が開設される
* [[1889年]][[4月1日]] - 市制町村制施行により、関戸村・連光寺村・貝取村・乞田村・落合村・和田村・東寺方村・一ノ宮村の8ヶ村、および百草村・落川村両村の[[飛地]]が合併し'''多摩村'''となる(村役場は関戸に設置)
* [[1893年]]4月1日 - [[東京府]]に移管
* [[1912年]] - 向岡、兆民、処仁の各校が合併し、多摩尋常高等小学校が開校する
* [[1925年]] - 玉南電気鉄道の関戸駅(1937年に[[聖蹟桜ヶ丘駅]]へ改称)が営業開始、同年多摩村全域に電気が供給される
* [[1930年]] - 多摩聖蹟記念館(現:[[旧多摩聖蹟記念館]])が開館する
* [[1943年]] - [[東京都制]]施行
* [[1952年]] - 現市役所の位置に[[忠魂碑]]が建てられる(現存)
* [[1960年]] - 京王帝都電鉄(現京王電鉄)が[[桜ヶ丘 (多摩市)|桜ヶ丘]]分譲地を建設
* [[1962年]]5月 - 関戸・一ノ宮・和田・東寺方地区の一部に水道が開通(1964年までには村内ほぼ全ての地区に水道が開通)
* [[1964年]]4月1日 - 町制が施行され、'''多摩町'''となる
* [[1965年]]
** [[1月5日]] - 現在の市章である町章を制定する。<ref>図典 日本の市町村章 p87</ref>
** 12月 - 多摩ニュータウン開発が都市計画決定される
* [[1971年]]
** 3月26日 - 多摩ニュータウン諏訪・永山地区入居開始
** 11月1日 - [[市制]]が施行され、'''多摩市'''となる
* [[1972年]] - 多摩ニュータウン愛宕地区入居開始
* [[1973年]]
** 4月 - 多摩[[清掃工場]]が稼働
** 8月 - 市内初の[[公民館]](現 関戸公民館)と図書館(旧本館)が開館。他の図書館の開館年月日は「[[多摩市#図書館|図書館]]」の項を参照
** 12月 - 町田市上小山田町、下小山田町、小野路町の一部が多摩市に編入、多摩市落合の一部が町田市に編入された。多摩市に編入した部分は永山、貝取、豊ヶ丘、落合、鶴牧、[[唐木田]]、[[南野 (多摩市)|南野]]のそれぞれ一部となった。
* [[1974年]]
** 6月 - [[小田急多摩線]]が小田急[[永山駅 (東京都)|永山駅]]まで開通
** 10月 - [[京王相模原線]]が京王[[多摩センター駅]]まで開通
* [[1975年]]4月 - 小田急多摩線が小田急多摩センター駅まで開通
* [[1976年]] - 多摩ニュータウン貝取・[[豊ヶ丘]]・[[落合 (多摩市)|落合]]地区入居開始
* [[1982年]] - 八王子市鹿島・松が谷地区で多摩市への編入運動が起こる
* [[1983年]] - 多摩ニュータウン鶴牧地区入居開始
* [[1984年]] - 多摩ニュータウン聖ヶ丘地区入居開始
* [[1986年]]11月 - [[長野県]][[富士見町]]と友好都市の提携を結ぶ
* [[1988年]]3月 - [[多摩中央警察署]]開設
* [[1990年]]
** 3月 - 小田急多摩線が[[唐木田駅]]まで開通
** 4月 - [[防災行政無線]]運用開始。
* [[1991年]] - 多摩ニュータウン唐木田・中沢地区入居開始
* [[1997年]]11月 - [[多摩市ミニバス]]運行開始
* [[1999年]] - 業務核都市の指定を受ける
* [[2000年]]1月 - [[多摩都市モノレール線]]が多摩センター駅まで開通
* [[2005年]] - 多摩ニュータウン多摩センター地区入居開始
 
== 遺跡・古墳 ==
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=== 縄文時代 ===
[[ファイル:Jomon village 20120104.jpg|thumb|right|遺跡庭園の復元住居]]
[[縄文時代]](約10,000年前〜)には[[大栗川]]、[[乞田川]]沿いの高台に多くの縄文人が定住し複数の村を形成しており、長い間(およそ7000年間)この地に定住をしていたと思われる。和田西遺跡(約5,700年〜4,700年前)では大型[[竪穴式住居|竪穴式建物]]跡が7棟も発見され集会場などとして利用されていたと考えられている。しかし縄文時代後期(約4,000年〜3,000年前)に入り遺跡数は急激に減る。その要因として人口急増や気候の寒冷化に伴う食料の枯渇、[[箱根山]][[富士山]]の度重なる噴火、稲作の始まりによる低地への移動などが挙げられている。東京ではあまり発見されない[[縄文時代]]晩期前半(約3,000年前)の遺跡(新堂遺跡・集団墓地)が多摩市で発見され珍しい遺物が出土しているが、その遺跡を最後に[[古墳時代]]までほぼ定住者はいなくなったと考えられている。
 
多摩市和田周辺では昭和40年代以前には、畑を耕したり大雨が降ったりすると[[縄文土器]]が出土する事が度々あったと言われている。
 
[[東京都埋蔵文化財センター]]では遺物の展示や多摩ニュータウンNo.57遺跡(東京都指定文化財)の保存と活用を兼ねて建設された遺跡庭園があり、[[竪穴住居]]が3棟復原されている。50種類の樹木などを植栽するなど当時の景観の中で散策ができるようになっている。
 
=== 古墳時代 ===
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全国的に珍しい八角形の[[古墳]]、[[稲荷塚古墳]](東京都指定文化財)が[[百草 (多摩市)|百草]]にある。[[凝灰岩]]の切石を用いた[[石室]]など、当時としてはかなり精巧な技術で作られているため、その重要性が指摘されている。当初、[[円墳]]と思われていたが調査をした結果、東日本では初めての発見となる[[八角墳]]と判明した。全国でおよそ15万基造られた古墳の内、[[八角墳]]は全国で15例ほどしかない。[[稲荷塚古墳]]の築造時期は7世紀前半と言われているが、その後[[八角墳]]は主に天皇陵([[天智天皇]]、[[天武天皇]]、[[持統天皇]]など)の古墳として築造されている。なぜこのような高度な古墳がこの地に作られ、どのような人物が埋葬されていたかは不明である。
 
[[稲荷塚古墳]]の近くには[[臼井塚古墳]]があり、こちらも築造時期は7世紀前半で凝灰岩の切石を用いた石室である。
 
他、6世紀中頃から7世紀中頃までの100年間に渡り造られた[[塚原古墳群 (多摩市)|塚原古墳群]](つかっぱらこふんぐん)がある。[[江戸時代]]後期の[[新編武蔵風土記稿]]には「古墳が[[元禄]]の頃には40〜50基あったが、14、5基に減少した。」とされている。しかし現在までに確認されているのは10基である。川原石を用いた[[横穴式石室]]を持つ古墳群である。
 
他に[[多摩丘陵]]最大の[[横穴墓]]群である[[中和田横穴墓群]]や[[庚申塚古墳]]、市境にある[[日野市万蔵院台古墳群]]など6世紀中頃〜7世紀中頃にかけて幾多の古墳があり、都内でも有数の古墳群のひとつである。
 
しかし現在はそれらの古墳のほとんどは姿を消し、確認できる古墳は少数となっている。
 
== 大規模開発 ==
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=== 桜ケ丘住宅地 ===
[[ファイル:多摩市桜ケ丘にある東京都で唯一の環状交差点(ラウンドアバウト)160319.JPG|thumb|桜ケ丘住宅地のロータリー]]
[[桜ヶ丘 (多摩市)|桜ケ丘住宅地]]は当時の[[京王帝都電鉄]]が計画的に開発した住宅地で、[[聖蹟桜ヶ丘駅]]([[京王線]])の南側から、[[永山駅 (東京都)|永山駅]]([[小田急多摩線]]・[[京王相模原線]])の北側にかけて広がる。[[多摩丘陵]]の北端に位置するため、眺望良好な宅地が比較的多い。「自然条件を十分に活かした高級住宅地」という位置づけで、1区画は平均100坪となっている<ref name="keio50_sakuragaoka">『京王電鉄五十年史』京王電鉄、平成10年、80ページ。</ref><ref name="sakai_sakuragaoka">酒井宗一郎 『新編・多摩市の郷土史誌(古代~平成8年)』 平成15年発行、多摩市立図書館所蔵、188ページ。</ref>。[[地区計画]]で敷地面積は最低で50坪(165平方メートル)と定められ、それ以下への分割は認められていない<ref>{{Cite web|url=https://www.city.tama.lg.jp/dbps_data/_material_/localhost/08toshikankyo/10toshikeikaku/tikukeikaku/sakuragaoka.pdf|title=桜ケ丘地区地区計画|多摩市|accessdate=2014年9月4日}}</ref>。
 
[[1960年]]に工事がスタートし、[[1962年]]に第1期分譲が開始された。[[1963年]]には、この住宅地から都心への速達のために、京王線で[[特別急行列車#料金不要の特急電車|無料特急]]の運行が開始されて[[聖蹟桜ヶ丘駅]]が停車駅となり、[[新宿駅|新宿]]までの所要時間は25分となった。この開発に関連して聖蹟桜ヶ丘駅前の開発も行われ、[[京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター|京王聖蹟桜ヶ丘SC]]や聖蹟桜ヶ丘[[OPA]]といった商業施設や、[[京王電鉄]]本社や[[パシフィックコンサルタンツ]]本社といったオフィスビルが進出した<ref name="keio50_sakuragaoka"/><ref name="sakai_sakuragaoka"/>。
 
=== 多摩ニュータウン ===
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[[ファイル:多摩市貝取の街並み160426.jpg|thumb|土地区画整理事業で整備された街並み]]
[[ファイル:多摩市豊ヶ丘における多摩ニュータウンの初期に開発された街並み1510082.JPG|thumb|初期に開発された街並み(新住宅市街地開発事業で整備)]]
[[多摩ニュータウン]]は、多摩市南部から[[稲城市]][[八王子市]][[町田市]]にまたがって開発された東西約15km、南北約5km、区域面積約2,884ヘクタールの日本最大規模のニュータウンである<ref>{{Cite news|url=http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/kikaku/097/2.htm|title=企画・連載 40歳のニュータウン 成熟する街も人も|newspaper=読売新聞|date=2007年1月2日|accessdate=2013年9月10日|publisher=読売新聞社|archiveurl=https://archive.is/20131120173609/http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/kikaku/097/2.htm|archivedate=2013年11月20日}} キャッシュ:</ref>。[[京王相模原線]]では[[若葉台駅]] - [[多摩境駅]]間、[[小田急多摩線]]では[[永山駅 (東京都)|小田急永山駅]] - [[唐木田駅]]間に広がる<ref>『多摩ニュータウン開発事業誌 -通史編-』UR都市機構、平成18年3月、314ページ。</ref>。この多摩ニュータウンの中心地として[[多摩センター駅]]南側一帯の「多摩センター地区」が「都市センター」として定められ、[[ココリア]]や[[イトーヨーカドー]]といった商業施設や、[[朝日生命]]多摩本社や[[ベネッセ]]東京本社といったオフィスビルの立地が進められている。
 
事業手法としては[[土地区画整理事業]]および[[新住宅市街地開発事業]]である。土地区画整理事業区域では集合住宅や戸建住宅、商店が適度に混在した街並みが形成されている。新住宅市街地開発事業区域は[[近隣住区]]理論に基づいて開発された街並みで、区域全体にわたって自動車と交通を分離した[[歩行者専用道路]]([[遊歩道]])が整備され、車道を一切横断することなく移動ができ安全である。この歩行者専用道路は、[[多摩センター駅]]前・[[永山駅 (東京都)|永山駅]]前の[[ペデストリアンデッキ]](歩行者デッキ)とも接続している。
 
当初は東京の住宅不足の解消のために計画され、[[1971年]]に諏訪・永山地区で入居が始められて多摩ニュータウンの人口は[[1974年]]に3万人に達した<ref name="tamant_jinko_1974-2005"/>が、入居開始のわずか2年後の[[1973年]]に起きた[[オイルショック]]では[[高度成長期]]の終焉とともに住宅不足は沈静化し、多摩ニュータウンは計画の転換を迫られた。そして[[1982年]]に[[東京都]]のマイタウン構想を受けて多摩ニュータウンは、住宅だけでなく業務・商業・文化の機能導入も図っていくこととなった<ref>『多摩ニュータウン 相原・小山土地区画整理事業誌』東京都、平成17年3月、12ページ。</ref>。住宅も多彩なものが供給されてゆき、多摩ニュータウンは「理想的な都市をつくる」計画に変わっていった<ref>北条晃敬『多摩ニュータウン構想の全貌』多摩ニュータウン歴史研究会、2012年12月25日、175ページ。</ref>。その後、多摩ニュータウンの人口は[[1985年]]に10万人、[[1991年]]に15万人に達した<ref name="tamant_jinko_1974-2005">『多摩ニュータウン開発事業誌 -通史編-』UR都市機構、平成18年3月、270ページ。</ref>。
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== 人口 ==
[[2014年]]版統計たまによると、当市の2014年現在時点の人口は147,593人、世帯数は68,521世帯である。
 
*人口:147,593人(前年比0.9%増)
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*高齢化率:24.1%
 
市制施行前年の[[1970年]]の人口は25,105人で、[[多摩ニュータウン]]の入居開始以降急増し、[[1983年]]に10万人台、[[1991年]]に14万人台に達し、これ以降ほぼ横ばいである。[[2003年]]の[[統計#指定統計一覧|住宅・土地統計調査]]で多摩市は[[空き家]]率8.6%と[[空き家]]の発生は少なく([[東京都]]50区市中4番目に低い)、新規住宅供給量に対して需要が追い付いていることから、世帯数は増加を続けている<ref>秋元孝夫 『ニュータウンの未来』 まちづくり専門家会議、2007年、26頁、38頁。 http://www.machisen.net/book2/index.php</ref>。
 
[[2014年]]現在の[[高齢化率]]は24.1%、年少人口比率は12.2%であり<ref>{{Cite web|url=http://www.city.tama.lg.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/021/531/26tokeitamasetaijinko.pdf|title=統計たま 平成26年版|accessdate=2016-12-31}}</ref>、多摩市の世代構成は全国平均と近い(同年の全国平均の高齢化率26.0%、年少人口比率12.8%)。なお、当市南部から周辺3市にかけて広がる[[多摩ニュータウン]]の高齢化率は、[[東京都都市整備局]]の調査によると[[2014年]]現在、20.2%である<ref name="tamant_toukeishihyo">{{Cite web|url=http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/bosai/tama/toukei.html|title=多摩ニュータウンの統計指標/東京都都市整備局|accessdate=2014-12-31}}</ref>。同調査では、多摩ニュータウンで最初の[[1971年]]に入居が始まった永山地区の高齢化率は28.6%と出ており<ref name="tamant_toukeishihyo"/>、初期入居地区において高齢化が進んでいることが問題となっている。こうした初期入居地区にある住宅は当時の水準から住戸面積が小さく、それゆえ家賃が安いため、年金生活でなおかつ2人もしくは1人の高齢者世帯にとって魅力的で、高齢者が集中してしまっていると指摘されている<ref name="machisen_resurrection">{{Cite web|url=http://www.machisen.net/nt_resurrection/index1.php|title=持続可能な“団地再生”に向けて:たま・まちせん|accessdate=2013-08-05}}</ref>。
 
[[2011年]]の多摩市の人口想定では、人口のピークとなる[[2026年]]まで横ばいから微増し、それ以降人口の減少が始まるとされている<ref>『第五次多摩市総合計画』 多摩市、2011年、27ページ。</ref>。[[2031年]]までの高齢化率の推移の想定もされており、多摩市の高齢化率は[[2015年]]ごろに日本の高齢化率とほぼ等しくなって以降は、日本の高齢化率に前後する形で推移するとみられている<ref>『第五次多摩市総合計画』多摩市、2011年、10ページ。</ref>。
 
{{人口統計|code=13224|name=多摩市}}
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== 地域 ==
=== 町名 ===
多摩市では、[[住居表示に関する法律]]に基づく[[住居表示]]は実施されておらず、[[土地区画整理事業]]区域を含め、町名と地番を整理する方法(町名[[地番]]整理)により、住所整理が実施されている。
{{未完成の一覧}}
<!-- 町名の順序は、多摩市統計書等公的資料の順序による。 -->
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=== 市長 ===
* [[阿部裕行]](あべ ひろゆき) 2010年4月21日から2022年4月20日まで 多摩市(村町)政史上初の[[革新]]系市政となる。
 
=== 歴代首長 ===
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=== 財政 ===
* 当初予算規模(2011年度):481.5億円([[一般会計]])、266.4億円([[特別会計]]
特別会計内訳(2011年度)
1. [[国民健康保険]]154.5億円 2. [[介護保険]]62.4億円 3. [[下水道]]事業26.8億円 4. [[後期高齢者]]医療22.3億円 5. 介護保険サービス事業0.4億円
 
[[2011年]]度の主要な財政指標は以下の通り。
* 財政力指数:1.144(3年平均)<ref name="tamashi_zaisei_hakusho_h23_p66-68">{{Cite book|行政資料|author=多摩市|title=平成23年度 多摩市の財政白書|year=2013|publisher=多摩市|page=66-68}}</ref>
: [[財政力指数]]は[[地方公共団体]]の財政力を示す指標として用いられるものであり、数値が高いほど優秀となる。この指標は過去3年間の平均をとるのが一般的である。これが1.0を超えると国から、財政優良な自治体として「不交付団体」に指定され、[[地方交付税交付金|普通交付税の交付]]を受けることができなくなる。財政力指数が1.144である多摩市は「不交付団体」に指定されているが、国から普通交付税の交付を受けられないことから、むしろ財政難を悪化させているのではないかという指摘もある。<ref name="patmap_tamashi_zaisei">{{Cite web|url=http://patmap.jp/CITY/13/13224/13224_TAMA_zaise.html|title=多摩市(東京都)の財政情報|accessdate=2013年8月9日}}</ref><ref name="fukoufu_h24">{{Cite web|url=http://www.soumu.go.jp/main_content/000169057.pdf|title=総務省 平成24年度不交付団体の状況|accessdate=2013年8月9日}}</ref>全国的にも高い水準にある東京都の市のなかにおいても、多摩市は26市中5位で、26市平均(0.981)と比べても高くなっている。<ref name="tamashi_zaisei_hakusho_h23_p66-68"/>
* 公債費負担比率:7.5%<ref name="tamashi_zaisei_hakusho_h23_p66-68"/>
: 公債費負担比率は財政構造の弾力性を判断する指標の1つであり、一般財源の総額に対して公債費(借入金の返済)にどれだけの一般財源を投じているかの割合を示したものである。この比率が高くなると、財政悪化の兆候といえる。東京都の26市中、多摩市は5位で、今後も数値が減少する見込みとされる。<ref name="tamashi_zaisei_hakusho_h23_p66-68"/>
* 経常収支比率:90.6%(従来の方式で93.1)<ref name="tamashi_zaisei_hakusho_h23_p66-68"/>
: [[地方財政|経常収支比率]]は財政構造の弾力性を判断する指標で、数値が低いほど優秀。75~80%が妥当とされ、80%以上ある多摩市は人件費等が高ぎるということになる。<ref name="patmap_tamashi_zaisei"/>ただし、多摩市のような都市基盤の整備が進んだ都市部では高い傾向になるとされ、東京都の26市中、多摩市は7位である。<ref name="tamashi_zaisei_hakusho_h23_p66-68"/>
 
[[2009年]]の多摩市の実質公債費比率は0.0%で、実質的な借金は無いということになり、これは東京都下で多摩市が唯一である。<ref>{{Cite news|url=http://www.tamapre.jp/akimoto/2012/11/03/%E5%A4%9A%E6%91%A9%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%B3%EF%BC%94%E5%B8%82%E3%81%AE%E8%A1%8C%E6%94%BF%E5%9F%BA%E7%9B%A4%E6%AF%94%E8%BC%83.html|title=多摩ニュータウン4市の行政基盤比較 多摩ニュータウンの自立に向けて 秋元孝夫|newspaper=たまプレ!|date=2012年11月3日|accessdate=2013年1月31日|publisher=}}</ref>[[2011年]](平成23年)も引き続き0.0%を維持している。<ref name="tamashi_zaisei_hakusho_h23_p70">{{Cite book|行政資料|author=多摩市|title=平成23年度 多摩市の財政白書|year=2013|publisher=多摩市|page=70}}</ref>
907 ⟶ 906行目:
: 従来からの「地域に設けられた集積所に出す」方式ではなく、住宅(集合住宅においてはその建物)前に出されたゴミを収集車が回収していく方法をとっている。
; 管路収集
: [[多摩センター駅]]の周辺地区にはゴミ収集用の地下パイプが設置されているが、[[清掃工場]]に直結しているわけではなく、途中から車両で運搬するものであった。1977年に国の[[モデル事業]]となり、1983年に[[日本住宅公団]]が整備、1986年に市に移管された。しかし、ゴミの量が少ない、維持費がかさむといった理由によって2004年に休止され、新たに設置された集積所にゴミを集めて回収する方式に移行した。新しい集積所はその多くがそれまでとは別の場所に造られたため、既存の管路収集設備は駐車場あるいは駐輪場へと整備しなおされた(地面のタイルが他より真新しいことから区別できる)。しかしながら、地下パイプ本体や換気口などは撤去されずに今も現存している。
; エコプラザ多摩
: ゴミと分別してから出される資源を、品物ごとに選別し保管する施設。廃[[プラスチック]]中間処理施設の建設計画について近隣住民(特に[[川崎市]][[麻生区]]側住民)との合意形成の手順を踏んでいないとされ、現在紛争中である。
; マルチパック回収実験
: 2010年8月11日より、日本初の試みとして、缶ビールを束ねる際に使われるマルチパック(クラスターパック)を拠点回収する実験をスタートさせた<ref>{{Cite news|url=http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20100812ddlk13040248000c.html|title=マルチパック:多摩市が回収 リサイクルする全国初の実験へ|newspaper=毎日jp|date=2010年8月12日|accessdate=2010年8月26日|publisher=毎日新聞社}}{{リンク切れ|date=2017年9月 |bot=InternetArchiveBot }}</ref>。この実験は、「お店に返そうキャンペーン」<ref>{{Cite web|author=多摩市 くらしと文化部ごみ対策課減量推進担当|url=http://www.city.tama.lg.jp/seikatsu/13/9062/011448.html|title=8月11日スタート!「第3回 お店に返そうキャンペーン」|accessdate=2010年8月26日|publisher=多摩市}}{{リンク切れ|date=2017年9月 |bot=InternetArchiveBot }}</ref>の一環として、製造メーカー・古紙回収業者・スーパーマーケット事業者の協力により行われるもので、回収されたパックは板紙や段ボールへとリサイクルされる。
; 古紙回収実験
: ごみの減量化やリサイクルの推進に関する取り組みを強化するため、2010年8月より個人持ち込みの[[古紙]]類(新聞、雑誌・雑紙、紙パック、ダン[[段ボール]])をトイレットペーパーや[[古本]]と交換する「古紙交換市」を行っている<ref>{{Cite news|url=http://www.asahi.com/eco/TKY201010010169.html|title=古紙回収、個人持ち込みの実験「交換市」 東京・多摩市 - 環境|newspaper=asahi.com|date=2010年10月1日|accessdate=2010年10月3日|publisher=朝日新聞社}}</ref><ref>{{Cite web|author=多摩市 くらしと文化部ごみ対策課減量推進担当|url=http://www.city.tama.lg.jp/seikatsu/13/360/011707.html|title=第2回古紙交換市開催のお知らせ|accessdate=2010年10月3日|publisher=多摩市}}{{リンク切れ|date=2017年9月 |bot=InternetArchiveBot }}</ref>。集められた古紙はトイレットペーパーに再生され、今後の交換市で活用される。
 
=== まちづくり事業 ===
921 ⟶ 920行目:
 
=== 「障がい者」表記 ===
2001年に、地方自治体として初めて[[障害者]]でなく「障がい者」という表記を採用した。これ以降、自治体や民間企業を中心に同様の動きが広がったが、{{誰範囲2|date=2014年8月|言葉狩りとの批判もある}}。
 
=== 主な発行物 ===
995 ⟶ 994行目:
| 普及促進部コーチが市立の保育園・小中学校を訪問し、体育授業でサッカーを指導する活動。
|-
| 多摩市/[[八ヶ岳]]子供サッカー交流事業
| コーチによるサッカー教室
|-
1,007 ⟶ 1,006行目:
| 写真パネル展、選手によるトークショー・サイン会、親子サッカー教室、フットサル大会など。
|-
| [[東北地方太平洋沖地震]]被災者支援チャリティーフェア
| 多摩市立陸上競技場を会場に、東京ヴェルディと[[ヴァンフォーレ甲府]]による練習試合やチャリティーバザー、チャリティーオークション、募金活動などを行った。
|-
| [[東日本大震災]]復興支援チャリティーマッチ
| チャリティーツアーで来日したアーセナル・レディースと[[日テレ・ベレーザ]]によるチャリティーマッチ。会場は多摩市立陸上競技場。
|}
1,017 ⟶ 1,016行目:
[[ファイル:20110424 Taxus cuspidata.jpg|thumb|right|友好都市20周年記念樹]]
* [[富士見町]]([[長野県]])
** 1980年に同町に「多摩市立[[八ヶ岳]]少年自然の家」が建設されたことをきっかけに交流が始まり、1986年11月1日に[[姉妹都市|友好都市]]の提携を結んだ<ref>{{Cite web|author=多摩市 くらしと文化部文化スポーツ課|url=http://www.city.tama.lg.jp/bunka/48/8436/001728.html|title=長野県富士見町と友好都市提携をむすんでいます|accessdate=2010年5月22日|publisher=多摩市}}{{リンク切れ|date=2017年9月 |bot=InternetArchiveBot }}</ref>。毎年冬に開催される「多摩センターイルミネーション」では、同町から贈られたモミの木が飾られる。2010年にはグリナード永山の1階に多摩市と富士見町の特産品や観光名所を紹介する[[アンテナショップ|共同アンテナショップ]]が開設された<ref>{{Cite web|author=多摩市 市民経済部経済観光課農政担当|url=http://www.city.tama.lg.jp/seikatsu/14/011619.html|title=多摩市&長野県富士見町共同アンテナショップ Ponte(ポンテ)|accessdate=2010年11月2日|publisher=多摩市|archiveurl=https://web.archive.org/web/20120316042544/http://www.city.tama.lg.jp/seikatsu/14/011619.html|archivedate=2012年3月16日|deadlinkdate=2017年9月}}</ref><ref>{{Cite news|url=http://hachioji.keizai.biz/headline/651/|title=多摩市・長野県富士見町が共同アンテナショップ-地産地消・観光PRの拠点に|newspaper=八王子経済新聞|date=2010年8月10日|accessdate=2010年11月2日|publisher=ファクトリージアス合同会社}}</ref>。
 
== 公共機関 ==
1,045 ⟶ 1,044行目:
*[[東京消防庁]] [[東京消防庁第九消防方面本部|第九方面本部]] [[多摩消防署 (東京都)|多摩消防署]]
** 多摩センター出張所
* 多摩市[[消防団]](第1分団〜第10分団)
 
=== 東京都の機関 ===
* [[東京都福祉保健局]]南多摩[[保健所]]
* 東京都[[中央卸売市場]]多摩ニュータウン市場
 
1,055 ⟶ 1,054行目:
* [[郵便局]]
** [[多摩郵便局]]が集配を行っている。[[東京多摩郵便局]]が府中市にあるが、これは'''多摩地域の'''集配拠点となる局である。
** [[郵便番号]]は、全域に'''206'''番が付与されている(東京都内の郵便番号は100番台が一般的だが、多摩地域で新設された郵便局には、201から209番が与えられている)。多摩市内にある郵便局は以下の通り。
{{col|
* 多摩郵便局
1,114 ⟶ 1,113行目:
 
=== 都政 ===
[[稲城市]]とともに[[東京都議会]]南多摩選挙区に属する。定数は2人。近年選出の議員は以下のとおり。
* [[2017年]]7月
** [[lecca|斉藤れいな]]([[都民ファーストの会]])
1,122 ⟶ 1,121行目:
[[ファイル:多摩市の都市化に飲まれる農業151003.JPG|thumb|都市化に飲まれる農業(一ノ宮)]]
=== 農業 ===
[[ネギ]]、[[ホウレンソウ]]を作っている農家が多い。毎週月曜日・木曜日に[[聖蹟桜ヶ丘駅]]前で開催される「いきいき市」では、多摩市内の農家が野菜を販売している。
 
=== 商業 ===
多摩市内では、「広域型業務・商業地」と位置づけられている[[聖蹟桜ヶ丘駅]]前や[[多摩センター駅]]前に商業の集積があるほか、[[永山駅 (東京都)|永山駅]]前や幹線道路にも大型商業施設の立地がみられる。
 
商業の魅力や競争力をはかる小売吸引指数をみると、[[2007年]]現在時点で、多摩市の小売吸引指数は103.6となっている。この数字が100を超えていると買い物客が流入傾向にあり、100を下回ると流出傾向にあることになり、多摩市は周辺自治体から買い物客が流入傾向にある。周辺自治体の小売吸引指数と比較すると、南に接し、同じく小売吸引指数が100を超える町田市(102.2)と競合しながら、多摩市は北および東西方向から買物客を集客していることがわかる<ref>{{Cite web|url=http://www.tama-100.or.jp/cmsfiles/contents/0000000/278/h25syoutenngaizenpezi.pdf|title=地域商店街の公共的役割と自治体の支援に関する調査研究報告書|accessdate=2013-09-06}}</ref>。
 
==== 商業施設等 ====
1,150 ⟶ 1,149行目:
 
京王永山駅 / 小田急永山駅周辺
* グリナード永山 - [[永山駅 (東京都)|永山駅]]前のショッピングセンター。[[西友]]を核店舗として専門店街、飲食店街がある。
* ヒューマックスパビリオン永山 - 永山駅前の娯楽施設。
* PLUSYU - 永山駅前。営業中のショップとしては日本最古の[[アップル (企業)|アップル]]、[[Macintosh]]専門店
 
その他
* 東寺方ショッピングセンター
** [[サミット (チェーンストア)|サミットストア]] - 東寺方店
** [[トイザらス]] - 多摩店
** [[サンドラッグ]] - 和田店
** [[バスキン・ロビンス|サーティワンアイスクリーム]] - 東寺方サミット店。
* [[生活協同組合コープみらい|コープみらい]]貝取店 - [[東京都道18号府中町田線|鎌倉街道]]沿道
1,164 ⟶ 1,163行目:
** [[セリア (100円ショップ)|セリア]]多摩貝取店
** [[しまむら|ファッションセンターしまむら]]貝取店
* [[ブックオフコーポレーション|BOOKOFF]] SUPER BAZAAR 多摩永山店 - 「リユース業態8業態を複合する全国最大の旗艦店」とされる<ref>{{Cite news|url=http://hachioji.keizai.biz/headline/533/|title=ブックオフ、多摩永山の旗艦店を改装-グループ20周年へ向けイメチェンも|date=2010年3月22日|accessdate=2012-12-31}}</ref>。鎌倉街道と[[尾根幹線]]の交差点付近に立地。[[永山駅 (東京都)|永山駅]]、よりシャトルバスが発着する。
* [[ケーヨー|ケーヨーデイツー]]唐木田店 - [[唐木田駅]]前、尾根幹線沿道
* [[カワチ薬品|カワチ薬局]] 多摩ニュータウン店 - 尾根幹線沿道
 
1,173 ⟶ 1,172行目:
[[ファイル:多摩市にある京王電鉄本社140514.jpg|thumb|京王電鉄本社]]
 
[[京王電鉄]]の本社があり、[[京王グループ]]の各本社も多い。また[[多摩センター駅]]周辺には[[1990年代]]以降、多くの企業が進出している。
* [[サンリオエンターテイメント]]本社 - 落合/[[多摩センター駅|多摩センター]]
* [[ベネッセコーポレーション]]東京本部 - 落合/多摩センター
1,189 ⟶ 1,188行目:
* [[京西テクノス]]本社 - 愛宕/多摩センター
* [[セコム]]研修所 - 愛宕/多摩センター
* [[京王電鉄]]本社([[東証1部]][[上場]] [[証券コード]]9008) - 関戸
* [[京王自動車]]本社 - 関戸
* [[京王ストア]]本社 - 関戸
1,203 ⟶ 1,202行目:
* [[セブン&アイ・ホールディングス]]多摩研修所 - 永山
* [[ケル]]本社([[JASDAQ]] 6919) - 永山
* [http://www.kokusaikk.co.jp/ 国際計測器本社]([[JASDAQ]]上場 証券コード7722) - 永山
* [[日本自動車連盟]]中央研修所 - 永山
* [[KDDI]]多摩通信センター - 南野
1,262 ⟶ 1,261行目:
 
=== 学校 ===
[[多摩ニュータウン]]ではマスタープランに基づき、1住区につき小学校2校、中学校1校が設置されている。ただし、[[1970年代]]の初期入居エリアでは、[[ベビーブーム#日本|第二次ベビーブーム]]の影響をまともに受け、1住区に対し小学校4校、中学校2校の計画がなされ、これらは少子化の進行のなか過剰となって統廃合が進むことになった<ref>『多摩ニュータウン開発事業誌 -通史編-』 UR都市機構、平成18年、173頁。</ref>。
 
[[1994年]]に中諏訪小学校、[[1996年]]に東永山小学校と南永山小学校、[[1997年]]に西永山小学校が廃校となり、通学区域は北諏訪小学校、南諏訪小学校、永山小学校、瓜生小学校などに編入された。[[2011年]]には北豊ヶ丘小学校と北貝取小学校、南豊ヶ丘小学校と南貝取小学校がそれぞれ統合し、豊ヶ丘小学校と貝取小学校となった。更に、[[2013年]]以降に東愛宕小学校と西愛宕小学校を統合する計画があり<ref name="kouhou1113">{{Cite web|author=多摩市 広報広聴課|url=http://www.city.tama.lg.jp/dbps_data/_material_/localhost/02kikakuseisaku/40kohokocho/kouhou/1113/111302.pdf|title=たま広報 平成22年1月20日号(1113号) 2面|format=PDF|accessdate=2010年2月1日|publisher=多摩市}}{{リンク切れ|date=2017年9月 |bot=InternetArchiveBot }}</ref>、両校及び多摩第二小学校の通学区域の見直しについても併せて検討されている<ref name="kouhou1113"/>。
1,306 ⟶ 1,305行目:
** 聖ヶ丘中学校 - 1984年開校
** 鶴牧中学校 - 1989年開校
** 多摩永山中学校 - 1997年開校
** 落合中学校 - 2000年開校
** 青陵中学校 - 2008年開校
 
* 私立
1,521 ⟶ 1,520行目:
多摩市立図書館は図書・雑誌の貸出冊数を制限していない<ref group="注釈">ただし、CD・カセットテープ・ビデオテープはあわせて5点まで。また、提携による近隣市民の利用の場合は資料の貸出は10点(うち視聴覚資料は5点)までの制限あり。</ref>。貸出期間は15日間となっているが、他の利用者の予約がなければもう2週間の延長が可能。蔵書数は2011年3月31日の時点で779,182冊<ref>{{Cite book|和書|author=多摩市企画政策部広報広聴課編集|title=多摩市の便利な本 平成23年度10月|year=2011|publisher=多摩市|page=110}}</ref>。多摩ニュータウン関連の資料の収集に力を入れており、それらの資料はおよそ19,000点ある。
 
多摩市民・[[日野のほか近隣|の市民(日野]]民・[[稲城市|稲城]]市民・[[八王子市|八王子]]市民・[[町田市|町田]]市民・[[調布市|調布]]市民・[[府中市 (東京都)|府中]]市民または多摩市内に在勤・在学する者であれば利用者登録をして資料を借りることができる。ただし、資格によっては、資料の予約ができないなどの利用制限がある。
さらに、多摩市民は日野市、稲城市、八王子市、町田市、調布市、府中市の図書館を利用することもできる。その場合、利用者登録手続きはそれぞれの市の図書館で行う。
 
1,532 ⟶ 1,531行目:
2006年に、市ゆかりの著作物や市民が自費出版した著作物を集めた「たま市民文庫」のコーナーが本館内に開設された。2010年3月現在の蔵書数は421冊<ref>{{Cite book|和書|author=多摩市立図書館編|title=多摩市の図書館 平成21年度|year=2010|publisher=多摩市立図書館|page=18}}</ref>。著者によるリレートークなどの企画も実施されている。
==== 中央図書館問題 ====
多摩市には中央図書館(中央図書館機能を持つ図書館)が存在しないことから、一部に建設を求める声があり、2000年2月には「多摩市に中央図書館をつくる会」(略称は「つくる会」)が発足した。つくる会が2010年4月の多摩市長選挙・市議会議員補欠選挙を前に立候補予定者に実施したアンケートでは、「あなたは中央図書館を必要と考えますか」との問いに対し、回答した7人のうち6人が「はい」と答えた。阿部裕行現市長はこの中で、中央図書館の必要性を認めながらも、「財政的な観点からは、[[箱物行政|ハコモノ]]の建設は慎重にならざるをえないでしょう」と述べ<ref name="tsukurukai No.41">「多摩市に中央図書館をつくる会ニュース No.41」(2010年4月3日発行) 10-11頁</ref>、「多摩市は拠点駅が分散していることと、交通のアクセスが分断されている状況から、まずは、地域の図書館を充実させていきたい」との考えを示した<ref name="tsukurukai No.41"/>。
==== 閉館した図書館・自動車図書館 ====
* 関戸子ども分館
1,581 ⟶ 1,580行目:
[[2013年]]に開催される「[[第68回国民体育大会]]」(スポーツ祭東京2013東京国体)では、総合体育館が[[ハンドボール|ハンドボール競技]](少年男子・少年女子)の会場に、陸上競技場が[[サッカー|サッカー競技]](成年男子)の会場になる予定<ref name="sports-sai-tokyo2013">{{Cite web|author=スポーツ祭東京2013|url=http://www.sports-sai-tokyo2013.jp/kaijyo/kaijyo_city/list.html|title=区市町村別競技会場一覧|accessdate=2011年11月6日}}</ref>。また、市内では[[スポーツ吹矢]]・少年少女スポーツサッカー・少年少女スポーツハンドボールの3つのデモンストレーション行事(デモスポ)が行われる予定<ref name="sports-sai-tokyo2013"/>。なお、国体多摩市事務局はパルテノン多摩5階に設置されている。
 
== 保健衛生・高齢者福祉 ==
=== 保健所 ===
[[ファイル:多摩市永山にある東京都南多摩保健所150624.JPG|thumb|東京都南多摩保健所]]
1,619 ⟶ 1,618行目:
** 許可病床:48床
** 所在地:連光寺2-69-6
 
=== 地域包括ケア ===
病気の[[予防]]から医療、介護までに一体的に取り組むだけ地域包括ケア推進のため、[[武田薬品工業]]と2018年8月に協定を結んだ
<ref>[http://www.city.tama.lg.jp/0000007451.html 多摩市と武田薬品工業株式会社の地域包括ケアに関する締結について]多摩市(2018年8月31日)2018年9月15日閲覧。</ref>。
 
== 交通 ==
1,637 ⟶ 1,640行目:
*** 同駅は「多摩ニュータウンの中心に新たに誕生した車輪をイメージしデザインされた駅」として、2000年に[[関東の駅百選]]に選定された。
 
*中心となる駅:(:多摩センター駅(京王小田急、多摩都市モノレール)多摩センの[[ターミナル]])
 
[[多摩モノレール]]の[[多摩センター駅]]から[[町田駅]]方面・[[八王子駅]]方面への延伸が、[[東京都]]による「次期整備路線(導入空間の確保に着手すべき路線)」とされており、すでに町田方面へは多摩市内の全域と町田市内の一部で導入空間が確保されている<ref name="machidashi_monorail_to_machizukuri">{{Cite web|author=町田市|url=https://www.city.machida.tokyo.jp/kurashi/sumai/kotsu/tamamonorail/20130705171218232.files/kouenshiryou.pdf|title=モノレールとまちづくり|accessdate=2013年9月10日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20130927182446/https://www.city.machida.tokyo.jp/kurashi/sumai/kotsu/tamamonorail/20130705171218232.files/kouenshiryou.pdf|archivedate=2013年9月27日|deadlinkdate=2017年9月}}</ref>。[[2013年]]には[[町田市]]が「多摩都市モノレール町田方面延伸協議会」を設立し、町田市として延伸を推進することとなった<ref>{{Cite news|url=http://machida.keizai.biz/headline/1300/|title=多摩モノレール「町田へ延伸」目指す-市が協議会設立|newspaper=町田経済新聞|date=2013年2月5日|accessdate=2013年9月10日|publisher=}}</ref>。他にも東京都の都市計画において[[南多摩駅]]・[[是政駅]]への延伸が構想されている<ref name="machidashi_monorail_to_machizukuri"/>。
 
[[小田急多摩線]][[唐木田駅]]から[[相模原駅|JR相模原駅]]・[[上溝駅]]への延伸も、国の鉄道整備に関する基本計画で「今後整備について検討すべき路線」となっている<ref name="tamaline_enshin_tyosa_110524">{{Cite news|url=http://machida.keizai.biz/headline/878/|title=「小田急多摩線の延伸」-町田市と相模原市が調査報告、実現に向けた課題を整理|newspaper=町田経済新聞|date=2011年5月24日|accessdate=2013年9月10日|publisher=}}</ref>。[[相模原市]]では、新・相模原市総合計画で「小田急多摩線延伸促進事業」は重点プロジェクトとして位置付けられており<ref>{{Cite web|author=相模原市|url=http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/toshikotsu/20804/22611/001662.html|title=小田急多摩線の延伸の促進 | 相模原市|accessdate=2013年9月10日}}</ref>、「小田急多摩線延伸ニュース」を不定期で発行するなど積極的である<ref>{{Cite news|url=http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/dbps_data/_material_/localhost/matizukuri-keikaku/612000/pdf/news10.pdf|title=小田急多摩線延伸ニュース COME TRUE ~第10号~|newspaper=小田急多摩線延伸ニュース|date=2012年3月発行|accessdate=2013年9月10日|publisher=相模原市}}</ref>。[[2011年]]には[[町田市]]と[[相模原市]]が合同で、小田急多摩線延伸に向けた検討調査が行われ、事業具現化の可能性があるとされた<ref name="tamaline_enshin_tyosa_110524"/>。
 
==== 未成線 ====
* [[南津電気鉄道]] - 多摩一の宮駅(未成駅)
** 多摩村一の宮を起点に、[[由木村]]、[[相原村]]を経て[[川尻村 (神奈川県)|川尻村]]へ至る路線計画であっがかつて存在しが、[[昭和恐慌]]や社内紛争の影響を受け工事は進展せず、[[未成線]]に終わった<ref>{{Cite book|和書|author=サトウマコト|title=幻の相武電車と南津電車|year=1999|publisher=230クラブ|isbn=4-931353-32-0|page=98}}</ref><ref>{{Cite book|和書|author=酒井宗一郎|title=新編・多摩市の郷土誌史|year=2003|page=137}}</ref>。サトウマコト『幻の相武電車と南津電車』(230クラブ)に「多摩市役所市史編さん室藤田さんの調べでは『一の宮』の起点は、小野神社入口の向いFマートのところだったと地元の人からの話を教えてくれた」という記述がある<ref>{{Cite book|和書|author=サトウマコト|title=幻の相武電車と南津電車|year=1999|publisher=230クラブ|isbn=4-931353-32-0|page=134}}</ref>。
* [[西武多摩川線]]の延伸計画
 
=== バス路線 ===
1,675 ⟶ 1,678行目:
=== 歩行者専用道路網 ===
[[ファイル:多摩ニュータウンにおける遊歩道と車道を立体交差にした歩車分離151115.jpg|thumb|250px|多摩ニュータウンにおける遊歩道と車道を立体交差にした歩車分離]]
[[多摩ニュータウン]]の[[新住宅市街地開発事業]]で整備された地域の都市基盤には各住区を結ぶ[[歩行者専用道路]](遊歩道)のインフラが網の目のように整備されている。この道路網は[[多摩丘陵]]の高低差をうまく利用することで車道と歩道を平面交差することなく立体的に分離し、モータリゼーションに起因する交通人身事故が発生しにくい安全な街を目指したもの。これら歩行者専用道路のほとんどは植栽を施したアメニティー空間の緑道となっており、区域内のすべての住宅、施設、公園や学校が結ばれている。[[多摩センター駅]]前や[[永山駅 (東京都)|永山駅]]前の[[ペデストリアンデッキ|歩行者デッキ]]にも接続しており、区域内の移動だけでなく、駅前へも歩行者専用道路だけでの移動が可能である。
 
一部の歩行者専用道路(遊歩道)には愛称が付けられている。
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また、多摩ニュータウン区域内においては、歩行者専用道路(遊歩道)が新住区内でネットワーク化されているのが特色である。車道とは立体交差になっていて、これにより住宅地から駅前、公園や学校などへ、車道を一切横断することなく行き来することができる<ref>{{Cite web|url=http://www.homes.co.jp/cont/press/reform/reform_00465/|title=多摩ニュータウンに子育て世代を呼び戻すために。老朽団地の建て替えで多世代共生を目指す ① | 住まいの「本当」と「今」を伝える情報サイト【HOME'S PRESS】|accessdate=2017年2月13日}}</ref>。
 
* 都立桜ヶ丘公園 - 敷地内に[[旧多摩聖蹟記念館]]がある。隣接する多摩市立大谷戸公園・連光寺公園とあわせて一体的に整備されている。また全国の[[満蒙開拓団]]の記念碑が林立している。
* [[多摩中央公園]] - [[パルテノン多摩]]に隣接する広大な公園。敷地内には「グリーンライブセンター」があり[[ハーブ]]や有用植物、季節の草花を、年間約2万株でローテーションをしている。敷地内の池は「多摩中央公園貯水槽」となっており、災害時においては生活用水として利用される。
* 関戸公園 - 多摩川の南側にあり、敷地内に[[ヘリポート]]つ。
* 一ノ宮公園 - 多摩川の南側にあり、敷地内にヘリポートをつ。
* 原峰公園 - 旧鎌倉街道沿いにあり、鎌倉時代の面影を残している。[[天然林|自然林]]が主体。
* 大谷戸公園 - 広大な芝生のキャンプ施設を整えた公園。馬引沢北公園、聖ヶ丘公園といった呼称が用いられることもある。
* 多摩東公園 - 市立陸上競技場および武道館に隣接し、敷地内にヘリポートをつ。
* さえずりの森 - 多摩ニュータウン開発以前の面影を残す永山駅前のバスロータリーに面した約1万平米の斜面地の[[雑木林]]。元は公団の所有地であったが、開発を反対する市民の署名活動により、2006年に多摩市が「緑化基金」で買い取って保存さることとなった。
* 瓜生緑地 - 鎌倉街道に沿って広がる南北に長い緑地。「瓜生緑地貯水槽」がある。
* 貝取山緑地 - 鎌倉街道の西側、鉄道線路の南側に開発前の多摩丘陵の[[里山]]を保全した緑地。
* 貝取北公園 - 瓜生緑地から歩行者専用道路で結ばれた芝生主体の公園でテニスコートがある。
* 愛宕第四公園 - [[湧水]]が公園の傾斜地より湧出している。
* 豊ヶ丘北公園 - 鉄道線路の南側に沿って里山を再生した森林公園。
* 豊ヶ丘南公園 - 豊ヶ丘5丁目。大池が特徴で敷地内には「豊ヶ丘貯水槽」がある。
* 一本杉公園 - 広域避難場所の指定を受けており、敷地内には[[多摩市一本杉公園野球場|一本杉球場]]もある。
* 宝野・奈良原公園 - 複数の公園を歩行者専用道路で結んだ「富士見通り」があり桜並木の名所となる。他にサッカー練習場とテニスコート、[[]]生を施した見晴らしの良い小丘を設けている。
* 鶴牧西公園 - 広い芝生広場と里山を再生した斜面には農園がある。
* 荻久保公園 - 土地の高低差を活かした長い[[滑り台]]がある。
* 中沢池公園 - 市の西端にある。[[ハナショウブ|花菖蒲]]の名所である。
* [[よこやまの道]] - 多摩市と旧都市基盤整備公団多摩ニュータウン事業本部が「多摩の自然と歴史にふれあう道」をテーマに整備した遊歩道である。2004年、[[美しい日本の歩きたくなるみち500選]]に選定された<ref>{{Cite web|author=社団法人日本ウオーキング協会|url=http://www.walking.or.jp/arukitai/index.html|title=歩きたくなるみち500選|accessdate=2010年9月6日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20120102193306/http://www.walking.or.jp/arukitai/index.html|archivedate=2012年1月2日|deadlinkdate=2017年9月}}</ref>。
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[[ファイル:多摩センターのクリスマスイルミネーション141123.jpg|thumb|多摩センターイルミネーション2014]]
* [[左義長|どんど焼き]](1月15日)
* 多摩[[ロードレース (自転車競技)|ロードレース]]大会(3月下旬) - [[南多摩尾根幹線]]を中心に交通規制が実施される。
* 多摩センタースプリングフェスタ(3月下旬)
* [[聖蹟桜ヶ丘駅|せいせき]]桜まつり(4月上旬)
* ガーデンシティ多摩センターこどもまつり(5月3日・4日・5日) - 2004年までは「ガーデンシティ多摩」の名称で開催されていた。
* ふるさと多摩夏まつり・せいせき朝顔市(7月)
* [[多摩川花火大会|せいせき多摩川花火大会]](8月上旬) - かつては「多摩川関戸橋花火大会」の名称で開催されていたが、2003年に花火師らが多摩川中州に取り残されるという事故<ref>{{Cite news|url=http://www.47news.jp/CN/200308/CN2003080501000622.html|title=中州に花火師34人孤立 多摩川、全員を救助|newspaper=47NEWS|date=2003年8月5日|accessdate=2009年10月3日|publisher=全国新聞ネット|archiveurl=https://web.archive.org/web/20150402091727/http://www.47news.jp/CN/200308/CN2003080501000622.html|archivedate=2015年4月2日|deadlinkdate=2017年9月}}</ref>が起こったため、翌2004年は中止となり、2005年から「せいせき多摩川花火大会」と改称し再開された<ref>{{Cite news|url=http://www.tamatimes.co.jp/article/255|title=夏の風物詩が消えるのか?|newspaper=多摩ニュータウンタイムズ|date=2005年5月1日|accessdate=2009年10月3日|publisher=株式会社多摩ニュータウンタイムズ|archiveurl=https://web.archive.org/web/20150402102243/http://www.tamatimes.co.jp/article/255|archivedate=2015年4月2日|deadlinkdate=2017年9月}}</ref><ref>{{Cite news|url=http://www.tamatimes.co.jp/article/4424|title=せいせき多摩川花火大会 市民の手で復活8月10日|newspaper=多摩ニュータウンタイムズ|date=2005年7月1日|accessdate=2009年10月3日|publisher=株式会社多摩ニュータウンタイムズ|archiveurl=https://web.archive.org/web/20150402125745/http://www.tamatimes.co.jp/article/4424|archivedate=2015年4月2日|deadlinkdate=2017年9月}}</ref>。
* 落合夏祭[[盆踊り]]大会(8月上旬) - [[浴衣]]姿のハローキティが参加する。
* 多摩センター夏祭り(毎年夏に開催)
* 小野神社例大祭(9月の第2日曜日) - 武州六大[[明神]]の一つとされる小野神社の例大祭である。
* tamaROCK(9月中旬) - 一ノ宮公園にて開催される野外音楽フェスティバル。2009年までは府中市で開催されていたが、2010年より会場を多摩市に移している。
* 永山フェスティバル(9月下旬)
* せいせきフェスティバル(10月中旬)
* [[ハロウィン]]in多摩センター(10月下旬)
* [[TAMA CINEMA FORUM]](11月) - 1991年に市制20周年記念事業としてスタートした[[映画祭]]<ref>{{Cite web|author=多摩市 教育部|url=http://www.city.tama.lg.jp/bunka/45/873/4488/012273.html|title=第20回映画祭TAMA CINEMA FORUM開催|accessdate=2010年12月1日|publisher=多摩市}}{{リンク切れ|date=2017年9月 |bot=InternetArchiveBot }}</ref><ref>{{Cite web|author=TAMA映画フォーラム実行委員会|url=http://www.tamaeiga.org/|title=TAMA CINEMA FORUM|accessdate=2010年12月1日}}</ref>。パルテノン多摩(大ホール・小ホール)、ベルブホール(ベルブ永山)、ヴィータホール(関戸公民館)で行われ、約70〜80作品が上映される。市民が主体となり企画・運営を行う映画祭としては[[高崎映画祭]]と並んで全国屈指の規模を持つ。
* 多摩センター[[イルミネーション]](11月上旬から翌年1月上旬) - 約40万球の[[発光ダイオード|LED]]を使用した多摩地域最大級<ref>{{Cite news|url=http://hachioji.keizai.biz/headline/722/|title=「多摩センターイルミネーション」始まる - 光で魚の泳ぐ姿表現|newspaper=八王子経済新聞|date=2010年11月15日|accessdate=2010年11月15日|publisher=ファクトリージアス合同会社}}</ref>のストリートイルミネーション<ref>{{Cite news|url=http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20101114/CK2010111402000031.html|title=光の回廊で海中演出 多摩センター駅前|newspaper=東京新聞|date=2010年11月14日|accessdate=2010年11月14日|publisher=中日新聞東京本社|archiveurl=https://web.archive.org/web/20101118081448/http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20101114/CK2010111402000031.html|archivedate=2010年11月18日|deadlinkdate=2017年9月}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.tamacenter-cm.com/illumi/|title=多摩センターイルミネーション2010 公式ホームページ|accessdate=2010年11月14日|publisher=多摩センターイルミネーション実行委員会}}</ref>。友好都市である長野県富士見町より寄贈されたモミの木によるメインツリー「センターランドツリー」を中心に、動物トピアリー、キティイルミネーション、光の水族館などの演出が施される<ref>多摩市広報広聴課編集、多摩市発行「たま広報 第1133号」(2010年11月5日) 1頁</ref>。また開催期間中には、サンリオキャラクターによるイルミネーションパレードも行われる。
* 聖蹟サンタマラソン(12月上旬) - 参加者は[[サンタクロース]]に扮して多摩川周辺を走る。
 
=== 関東の富士見百景 ===
パルテノン多摩ならびに鶴牧西公園は、「多摩市からの[[富士山|富士]]」として、[[関東の富士見百景]]に選定されている<ref>{{Cite web|author=国土交通省 関東地方整備局|url=http://www.ktr.mlit.go.jp/honkyoku/kikaku/fuji100/|title=関東の富士見百景|accessdate=2010年9月6日|publisher=国土交通省}}</ref>。両地点では年に2回、[[ダイヤモンド富士]]を見ることができる<ref>{{Cite web|author=国土交通省 関東地方整備局|url=http://www.ktr.mlit.go.jp/honkyoku/kikaku/fuji100/highlight/diamond.htm|title=ダイヤモンド富士|accessdate=2010年9月6日|publisher=国土交通省}}</ref>。
* 「ダイヤモンド富士」が見られる日
** パルテノン多摩 - 1月29日〜30日の日没、11月12日〜13日の日没
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* [[耳をすませば]](アニメ映画版):主として聖蹟桜ヶ丘、愛宕(主題歌「カントリーロード」の「丘を巻く坂の道」というフレーズは桜ヶ丘にある[[いろは坂 (多摩市)|いろは坂]]がモデル)
* [[平成狸合戦ぽんぽこ]]:主に聖ヶ丘、連光寺、鶴牧、諏訪、永山、落合、南野、唐木田、南大沢
* [[東京エレベーターガール]]:[[ロケーション撮影|ロケ]]は多摩そごう(現:ココリア多摩センター)で行われた。
* [[金曜日の妻たちへ]]:オープニングで落合、鶴牧の風景が使われている。主人公の自宅としてロケが行われた。
* [[少年の町ZF]](漫画):多摩市街が主な舞台になっている。
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* [[大切なことはすべて君が教えてくれた]]:恵泉女学園大学
* [[電人ザボーガー]]:多摩川付近
* [[刑事犬カール]]:関戸橋近くの本物の警察の施設を使い、土手のシーンは多摩一小の近くを利用
* [[スクール☆ウォーズ]]:関戸公園野球場
* [[ゆうひが丘の総理大臣]]
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* [[クロクロク]]:多摩市役所の地下には妖怪のための窓口があるという設定である。
* [[境界線上のホライゾン]]:主人公たちが乗る八艦連結型航空都市艦・武蔵の右舷二番艦が多摩を襲名している。
* [[一週間フレンズ。]]:聖蹟桜ヶ丘駅前が複数回登場
* [[新妹魔王の契約者]] : 多摩市聖ケ丘にある[[多摩大学附属聖ヶ丘中学校・高等学校]]を中心に、聖蹟桜ヶ丘駅や永山駅とよく似た風景が登場。
* [[アイドルマスター シャイニーカラーズ]]:聖蹟桜ヶ丘駅前を中心に複数の場所が登場
 
その他、ドラマや映画のロケに多摩市が頻繁に登場。
 
== 「多摩」と名が付く地名・施設名など ==
近隣市を含め当地は[[武蔵国]][[多摩郡]]の一部であり、東京都のうち[[特別区]]と[[島嶼]]を除いた地域は多摩地域、多摩地方、あるいは多摩地区と称され、さらに神奈川県にも多摩地域という呼称がある。このため、多摩(多磨、玉川)の付く地名、施設が本市以外にも多く見られる。下記の例は代表的なものであるが、特に施設名や学校名については他にも多数ある。
 
* {{Prefix|多摩}}
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** [[京王動物園線]]・[[多摩モノレール]]'''[[多摩動物公園駅]]''' - 多摩モノレールで[[多摩センター駅]]から4駅と近いが、[[日野市]]にある。
** JR[[青梅線]]'''[[奥多摩駅]]''' - 奥多摩町にある。
** 京王相模原線'''[[多摩境駅]]''' - [[町田市]]にある。
** [[東急田園都市線]]'''[[たまプラーザ駅]]''' - [[横浜市]][[青葉区 (横浜市)|青葉区]]にある。
 
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** 軽自動車検査協会東京主管事務所'''多摩'''支所 - [[国立市]]にある。
** [[関東運輸局]][[東京運輸支局]][[多摩自動車検査登録事務所]] - 同上。多摩[[日本のナンバープレート|ナンバー]]を持つ車は多摩市だけにとどまらず、多摩市を含めて20市ある。
** '''[[多摩動物公園]]''' - [[多摩センター]]に近いが、[[日野市]]にある。
** [[多摩警察署|'''多摩'''警察署]] - 川崎市多摩区にある。
 
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** [[東京都立豊多摩高等学校|都立'''豊多摩'''高校]] - [[杉並区]]にある
** [[東京都立多摩科学技術高等学校|都立'''多摩'''科学技術高校]] - [[小金井市]]にある。
** [[東京都立南多摩中等教育学校|都立'''南多摩'''中等教育学校]] - [[八王子市]]にある。
** [[法政大学]]'''多摩'''校舎 - 町田市および八王子市にまたがっている。
** [[多摩美術大学|'''多摩'''美術大学]] - 八王子市にある八王子キャンパスは[[多摩ニュータウン]]内に立地する。
** [[中央大学]]'''多摩'''キャンパス - [[多摩モノレール]][[多摩センター駅]]から3駅と近いが、八王子市にある。
** [[東京都立多摩高等学校|都立'''多摩'''高校]] - [[青梅市]]にある。
** [[東京都立多摩工業高等学校|都立'''多摩'''工業高校]] - [[福生市]]にある。
** [[神奈川県立多摩高等学校|神奈川県立'''多摩'''高校]] - 川崎市多摩区にある。
** 私立[[学校法人玉川学園|'''玉川'''学園]] - 町田市および横浜市青葉区にまたがっている。
 
== 大きな出来事 ==