「ビグ・ザム」の版間の差分

出典の追加と訂正
(出典の追加と訂正)
|本体重量=1,021.2t<ref name="eb1" />
|全備重量=1,936.0t<ref name="eb1" />250t<ref name="telemaga8103" />
|出力=140,000kW<ref name="eb1" />(35,000kW×4{{要出典|date<ref name=2016"ガンダムセンチュリー">『ガンダムセンチュリー』みのり書房、1981年9月、銀河出版、2000123}}(復刻版)、54-56頁。ISBN 4-87777-028-3</ref>)(200,000馬力<ref name="phs15">『講談社ポケット百科シリーズ15 ロボット大全集1 機動戦士ガンダム』(1981年)</ref>)
|推力=580,000kg<ref name="eb1" />
|最高速度=マッハ7<ref name="phs15" />
|搭乗者=[[ザビ家#ドズル・ザビ|ドズル・ザビ]]<br />[[機動戦士ガンダムの登場人物 ジオン公国軍 (た行-わ行)#マイヤー|マイヤー]]<br />[[ザビ家#ドズル・ザビ|ガルマ・ザビ]](ギレンの野望)
}}
ビグ・ザムは攻撃力重視のコンセプトを末端拡大化した産物であり、一年戦争において開発された戦術兵器では最大かつ最強と推察されている<ref>『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション(2) ジオン軍MS・MA編』講談社、1984年4月30日、2006年7月(復刻版)、50頁。ISBN 978-4063721768</ref>。メガ粒子砲やIフィールド発生器といった重武装を有するが、その一方で生産コストは1機でムサイ級二隻分と高騰。また、宇宙空間では冷却能力に課題が残り、最大稼動時間はわずか20分以下であった<ref name="ガンダムセンチュリー"/>{{Refnest|group="注"|15分前後とした資料も存在する<ref name="MSVジオン軍MS・MA編140"/>。}}。
[[一年戦争]]終盤で劣勢となったジオン公国軍は、戦況を盛り返すべく圧倒的な攻撃力と防御力を兼ね備えた本機を完成させる。楕円状の円盤のような胴体から生えた2本の脚部が特徴で、{{要出典|範囲=その形状はジオン公国章をモデルにしているという説がある|date=2017年2月}}。乗員は3人であるが、操縦系の切り替えにより1人でも操作が可能である<ref>テレビ版第36話。ドズルは部下を脱出させ、1人でビグ・ザムを操縦し、敵艦隊に特攻する。</ref>。
 
乗員はメインパイロット1人とサブオペレーター2人の3人。高度な操縦システムを有するため、コクピットの大きさは突撃艇並となっている<ref name="MSVジオン軍MS・MA編140"/><ref group="注">テレビ版第36話においてはドズルは部下を脱出させ、1人でビグ・ザムを操縦し、敵艦隊に特攻した。</ref>。開発はア・バオア・クーで行われた。当初の計画では量産化および地上での運用が検討されており、ビグザム1機につき[[ムサイ]]1隻で運搬、ジャブローへ向け降下させたあとの、中隊規模の部隊編成による要塞の瞬時発見・殲滅という運用が期待されていた。実機がロールアウトしたのは初号機のみとされている<ref name="MSVジオン軍MS・MA編140"/>。量産型では大気圏突入能力、ミノフスキーフライトによる大気圏飛行と10時間以上の戦闘継続能力を有していたであろうと想像されている<ref name="ガンダムセンチュリー"/>。
機体中央部には[[ミノフスキー粒子#ビーム兵器|大型メガ粒子砲]]を装備しており、一撃で戦艦を沈めるほどの破壊力を有する<ref name="公式Web">[http://www.gundam.jp/ 機動戦士ガンダム公式Web]「メカ-ジオン軍-ビグ・ザム」</ref>。胴体部には水平360度全方位に計26基のメガ粒子砲が張りめぐらされ、敵地にて一斉掃射することで壊滅的なダメージを与える<ref name="公式Web"/>。脚部には設置された片足3本のクローは、射出することで対空防御兵器として機能する。
 
=== 武装・装備 ===
防御用に[[ミノフスキー粒子#Iフィールド|Iフィールドジェネレーター]]を搭載しており<ref>劇中では「磁界」「磁気バリア」と表現されるのみ。</ref>、中長距離からのビーム兵器を完全に無効化する。一方で肉薄攻撃でのビーム攻撃や実体弾兵器の攻撃に対しては特別な防御手段は持たないが、装甲も分厚いため、劇中では至近距離から[[ボール (ガンダムシリーズ)|ボール]]部隊の180mmキャノン砲で集中攻撃されても無傷を保つ。
;[[ミノフスキー粒子#ビーム兵器|大型メガ粒子砲]]
:機体中央部に装備しており、一撃で戦艦を沈めるほどの破壊力を有する<ref name="公式Web">[http://www.gundam.jp/ 機動戦士ガンダム公式Web]「メカ-ジオン軍-ビグ・ザム」</ref>。
;メガ粒子砲
:胴体部には水平360度全方位に計26基のメガ粒子砲が張りめぐらされ、敵地にて一斉掃射することで壊滅的なダメージを与える<ref name="公式Web"/>。
;クロー
:脚部に装備する射出式のクロー<ref name="MSVジオン軍MS・MA編140"/>。「対空防御用クローランチャー」と記述した資料もみられる<ref name="MS大全集2015"/>。アニメーション作品『機動戦士ガンダム 3 めぐりあい宇宙』劇中ではスレッガーの搭乗するコアブースターをこれで撃破した。
;[[ミノフスキー粒子#Iフィールド|Iフィールドジェネレーター]]
:資料によって「Iフィールド発生器」<ref name="ガンダムセンチュリー"/>、「磁気バリアー」<ref name="MSVジオン軍MS・MA編140">『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション(2) ジオン軍MS・MA編』講談社、1984年4月30日、2006年7月(復刻版)、140-143頁。ISBN 978-4063721768</ref><ref group="注">劇中では「磁界」「磁気バリア」と表現されるのみ。</ref>、「対ビームバリヤー」とも<ref>『機動戦士ガンダム MS大全集2003』メディアワークス、2003年4月、119頁。ISBN 4-8402-2339-4</ref>記述される。
:これによってピグ・ザムは中長距離からのビーム兵器を完全に無効化する<ref name="MS大全集2015"/>。一方でフィールド内からのビーム攻撃は防げないや実体弾兵器の攻撃に対しては高い防御力を持たない<ref name="MS大全集2015">『機動戦士ガンダム MS大全集2015』メディアワークス、2015年6月発売、295頁。(ISBN 978-4048650960)</ref>{{Refnest|group="注"|通常兵器には効果がないとした資料もみられる<ref name="MSVジオン軍MS・MA編140"/>。}}。
:機動兵器としてはビグザムではじめて搭載された<ref>「052 ビグ・ザム」『機動戦士ガンダムMSV COLLECTION FILE 宇宙編』講談社、1999年11月。(ISBN 4-06-346550-0)</ref>。
 
攻守ともに圧倒的な性能を有する本機は、これら複数のメガ粒子砲やIフィールドジェネレーターを稼動させるために4基の超大型熱核反応炉を搭載しており、出力は140,000kWにもおよんだ。しかし、宇宙空間では冷却能力に課題が残り、最大稼動時間はわずか20分以下であった<ref>『ガンダムセンチュリー』55ページ。</ref>。
 
当初の計画では量産化および地上での運用が検討されており、牽引させた[[ムサイ]]からジャブローへ向け降下させたあとの、中隊規模の部隊編成による要塞の瞬時発見・殲滅という運用が期待されていたが、初号機の完成時点でジオン軍の敗北が確定したため、量産化は見送られた<ref>書籍「モビルスーツバリエーション2・ジオン軍MS・MA編」講談社</ref>。
 
== 劇中での活躍 ==
テレビアニメ『機動戦士ガンダム』第35、36話および劇場版『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』中盤に登場。[[地球連邦軍]]による[[ソロモン (ガンダムシリーズ)|ソロモン]]攻略戦で活躍する。
 
テレビ版第35話で、ジオン公国の[[ザビ家#ギレン・ザビ|ギレン・ザビ]]より援軍としてア・バオア・クーからソロモンに送られる<ref name="公式Web"/>が、ザビ家三男でソロモン司令官でもある[[ザビ家#ドズル・ザビ|ドズル・ザビ]]は、「戦いは数だ」と逆に憤慨する<ref group="注">ドズルは[[リック・ドム]]10機の方がよいと怒るが、彼はシャアを重用するキシリアへの対抗意識からソロモン戦直前に[[機動戦士ガンダムの登場人物 ジオン公国軍 (あ行-さ行)#コンスコン|コンスコン]]機動部隊をホワイトベース戦に投入。巡洋艦4隻とリック・ドム18機を失っている。</ref>。本機は分解された状態で[[ジオン公国の艦船及びその他の兵器#パプア|パプア級補給艦]]に積載され、ソロモンに到着。ただちに要塞内部のファクトリーで再組み立てが行われるが、ソロモン戦の序盤には間にあわず出撃はしない。
 
テレビ版第36話では、起死回生の一撃としてドズルら4人(操縦1、火器管制1、航法1、機長(ドズル)1)が搭乗し、先陣を切って残存兵力を糾合して出撃するも、ソーラ・システム第二照射を受けて全艦隊の1/4に相当するソロモン残存艦隊を損失。急遽作戦変更してソロモンから撤退するジオン公国軍艦艇の時間稼ぎ役となる。要塞内部に侵入した[[ジム (ガンダムシリーズ)|ジム]]や[[ボール (ガンダムシリーズ)|ボール]]部隊などの連邦軍ソロモン侵攻部隊を殲滅するが、過剰な火力を要塞内部で使うことは味方の損害が大きいために要塞から出撃。ビーム砲による長距離攻撃で連邦軍宇宙艦隊の[[マゼラン (ガンダムシリーズ)|マゼラン級]]や[[サラミス (ガンダムシリーズ)|サラミス級]]を多数撃沈する。その中には、[[機動戦士ガンダムの登場人物 地球連邦軍#ティアンム|ティアンム]]艦隊旗艦「タイタン」も含まれる。以上の戦果から、ドズルは「ビグ・ザムが量産の暁には連邦なぞあっという間に叩いてみせるわ」とうそぶくが、すでに資源、運用人材両面でジオンにはビグ・ザムを量産する余力など残っていないと考えられた。
 
== 脚注 ==
=== 注釈 ===
<references group="注"/>
=== 出典 ===
{{Reflist}}