「ヨウ素」の版間の差分

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[[海藻]]類はヨウ素を海水から[[生物濃縮|濃縮]]しており、海洋の中にある日本では食生活の中で海藻などから自然にヨウ素の摂取が行われている。また、[[日本]]ではヨウ素を含有することをうたった[[鶏卵]]が売られている。
 
[[厚生労働省]]が発表した「日本人の食事摂取基準(2010年版)」によると、ヨウ素の推奨量は成人で約130 µg/日、ヨウ素の耐容上限量は日本では約2.2 mg/日、米国では約1.1 mg/日としている<ref>{{PDF|[http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/dl/s0529-4al.pdf 「日本人の食事摂取基準」(2010年版)6.2.5 ヨウ素]}} 厚生労働省</ref><ref>[https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK222323/ Iodine], Dietary Reference Intakes for Vitamin A, Vitamin K, Arsenic, Boron, Chromium, Copper, Iodine, Iron, Manganese, Molybdenum, Nickel, Silicon, Vanadium, and Zinc</ref>。コンブは大量にヨウ素を含み、素干しコンブわずか1gでヨウ素の耐容上限量約2.2 mg/日に達する。北海道での海岸性甲状腺腫はヨウ素の過剰摂取が原因であると考えられている。半面、ヨウ素の抗腫瘍作用を利用するため少なくとも3 mg/日を摂取すべきとの説も存在する<ref>布施 養善 「[http://doi.org/10.11299/brte.24.117 ヨウ素をめぐる医学的諸問題-日本人のヨウ素栄養の特異性]」『Biomedical Research on Trace Elements』Vol.24 (2013) No.3 p.117-152</ref>。
 
ヨウ素制限食を必要とする際には、逆に[[コンブ]]、[[ワカメ]]など海藻の摂取を控えなくてはならない。